何度もいうように、日本での中学、高校時代学校のお勉強は本当に最低限しかしませんでした。
イギリスの高校時代は勉強したし、その後、イギリスの大学へ入学してからは、本当に勉強しました。 やらないと卒業できないし、ただでさえ、周りから数年分以上遅れていたので、勉強しなくてはいけなかったのです。 外国人だから、といって優遇なんてしてくれませんから。 当たり前ですが、30分の口述発表だって、エッセイだって、イギリス人と同じように審査されます。 まあ、カーディフの大学は英語のミスは英語を母国語としない生徒は点数は引かれませんでしたが。
1年半前に修士号を終えた時、ピアノの新しいレパートリーを覚えること以外、学生の時のような忙しさからは解放された、と思っていました。
でも、ちょうど1年前くらいは去年の4月のバレエの発表会の準備で忙しさから開放されたどころか、とんでもないことになりました。 とりあえず、卒業した学校に週1、2回通って、毎回図書館で1時間以上楽譜を漁る、という状態が3月まで続いたのでしたから。
もちろん、それ以外の時間は常に小節数を数えたり、録音したり、既存の楽譜からメロディーだけ取り出して伴奏をつけたり、いろいろとやりました。 常に発表会の資料と共に時間を過ごしていたので。
そんなことも終わって、これで私は教えと自分のピアノに時間を費やせる、と思ったのもつかの間・・・・
今は学生時代以上の忙しさ。 学生時代よりも教えの数は多いし、毎週コンサートが入っている状態だし。 でも私の意志でやっていることだし、せっかくのチャンスを頂いたのだから、と思うからできる。 これから2週間で100ページの譜読み。 しかも、苦手なものが満載。 でも、これをやらないと私は前に進めないし、1年半前からこれを目指していたのだから。
バスの中では常にiPod。 明日のプログラムももちろん気になりつつも、現在私の頭の中はストラヴィンスキーに支配されています。
昨日、これから2週間の予定を立てて、毎日どこを譜読みしていくか、ということを表にした(こういうことはまめ)のですが、計画倒れにならないようにがんばらないと。
でも、考えてみれば学生時代、グリーグのチェロソナタを友達に門下生の弾き合い会で伴奏して、と前日の夜に楽譜を渡されたり、初見でドヴォルザークだったかのスタバット・マーテルを伴奏したり、室内楽コンクールの3日前からショスタコーヴィチのチェロソナタを譜読み始めたり、まあ、いろいろと今から考えると恐ろしいことをやってきたのですよね。
何もわかっていなかった昔の方がこういうことをできたのかもしれませんが。
今のほうが現実的に考えますからね・・・・
明日までに2月分のコンサートのプログラムを提出しなくてはいけないのに、全く頭が働きません・・・・
でも、とにかく自分自身に納得が行くまでやろうと思います。
そうしたら、未来が開けるかもしれないから。