かわいい中身になりたい・・・・・ | WITH HOPE!!

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在英14年目、イギリスの生活を愛し、楽しんでいるMiyukiです。
イギリスで細々と演奏活動をしているので、クラシック音楽の話題、日常、イギリスの姿をお伝えしたいと思います。
バレエが好きで、ロイヤルバレエの公演を主に観ているので、その感想も。

 今日は青空。 でも、夕方から少しスノー・シャワーだったよう。


 私、平和に生きたい、と常日頃から思っているのですが、そうは何故かなりません。

今日午後、ピアノを弾いていたら玄関のドアを叩く音。 覗いてみたら、見回り中の警官が2人。 慌てて出てみたら、なんと、家の外の横のパイプから水がスプリンクラー状態。 状況を飲み込めない私。 しかも、私の家のパイプか、上の階の人のパイプかわからない。

 水の元栓を閉めるように言われたけれどわからない(これは道路にあった)。 


 カヴァード(なんというのでしょう、ウォータータンクがあるところ)に水漏れし始め、警官(女性と男性1人ずつ)が危険、と判断し、プラマーを探してくださいました。 プラマーというのは日本語がわかりませんが、修理をする人。

 雪の中、警官の方たちは外で待ってくださり、なんと15分後、プラマー到着。 これ、凄いことなのです。 本当なら3日以上待たされるのがオチ。 警官の方が電話で話してくださったので、早い対応になったのでしょう。

結果、私の家のパイプに問題あり。 パイプが古くて、亀裂が入り、凄い状態になっていたのでした。

 すぐに修理をしてもらいました。 もちろん、修理費は大家にちゃんと払ってもらいます。


 警官が来てから、全てが終わるのに2時間。 修理のおじさんによると、この天候で、古いパイプが耐えられなくなり私と同じケースの修理がこの3日間で私が3件目だそう。 警官の方々に本当に感謝です。

 

 でも、私は正直なことをいうと、何がおきているのかわからなくなり、パニックでした。 

 私らしくなくて気持ち悪いけれど、でも、甘えることができる人がいたら、と久々に思いました。

 カーディフ時代には、寮のこととか、ピアノのこととか、何かあるとお互いに慰めあうことができる友達が何人かいました。 その中でもセイシャル人のアントワンには何度泣きついたかわからないし、ニックにも何度も泣きついた。 ロンドンに来てから、外国人の友達が多くて、修士号時代の友達も皆国に帰ってしまったから、泣きつける人はいない。


 というよりも、私はこの通りなので、人から頼られたい、と思っているわけではないのに、なぜか頼られて、私が何かをしてあげたい、と思う人にはいくらでも手を貸す。 何しろ、今は先日オペラハウスで親しくなった日本人の女の子の職業用の履歴書、カバーレターの添削をしたりもする。 院時代もしょっちゅう頼られていた。

 私は人に甘えることが出来ない人。 何でも自分でやりたい、というのとは違って、人に何かをお願いするのがとっても苦手で苦痛な人。

 そんな中でアントワンとか、ニックとかは貴重な存在でした。 


 見かけも中身もかわいくない私。 見かけはどうにもならないにしても、少しは甘えることが似合う、かわいい中身になりたい、と本当は思っているのかもしれません。 周りから気持ち悪がられそうだけれど。

 

 海外で生活する、留学を夢見ている人もたくさんいるけれど、何かどうしても学びたい物があってこの国に来ないと駄目。 そうだと苦境を乗り越えることができるから。  もう思いもしないことが色々と起こりますからね。

なんて、こんなことを言っている時点でかわいい人になる、なんて無理ですね。