私のブログでは、

海上自衛隊の

新型護衛艦「もがみ型」について

何度か取り上げて来ました。

 

 

 

外洋で敵主力艦隊との

対峙を想定する大型護衛艦ではなく、

日本沿岸における

主力艦との戦闘以外での

多様な任務に対応する事が出来る

中型護衛艦です。

 

太平洋戦争時、

「軽巡洋艦」に

河川名が付されていましたが、

1989年から1991年にかけて

建造されてきた

同じく河川名を艦名にする

「あぶくま型」を置き換える形での

新型護衛艦として

2022年から建造されてきました。

 

「あぶくま型」護衛艦が

排水量2000トンの大きさなのに対して、

「もがみ型」は3900トンと

大型化しています。

 

なお、

最新の大型護衛艦は5100トン、

イージス艦は8200トンです。

 

この「もがみ型」、

当初22隻の建造を予定していました。

 

私のブログでもそう書いてきましたし、

その当時はそれで正しい情報でした。

 

しかし、

「もがみ型」護衛艦の建造は

8隻建造された時点で

12隻までと決定されました。

 

そしてその後は

4880トン型にさらに発展させた

護衛艦12隻の建造となるようです。

 

まだ計画段階ですので、

艦型名も決まっていませんが、

恐らく河川名となると思います。

 

 

こうなると、

途中で機能不足で大型発展させるなら、

何故最初の段階から

大型で設計しない・・・と思います。

 

 

「もがみ型」を全て建造し終わり、

10年程経って科学技術も進歩したので

次の型はもう少し大型化させる、

というのなら分かりますが、

「もがみ型」の残り4隻は

ピカピカで完成した瞬間から

旧型二線級艦ですからね。

 

 

このパターン、

海上自衛隊の小型哨戒艇でも

起こっています。

 

1991年から95年にかけて建造された

排水量50トンの「1号型ミサイル艇」は、

建造直後に

波浪中の船体強度の問題に直面し、

冬の日本海の荒波では

特に運用が難しい事が発覚します。

 

300トンクラスの小型駆逐艦の

日本海での運用が厳しい事は、

日露戦争時でも分かっていた事で、

 

「天気晴朗なれども波高し」

 

という秋山真之の

日本海海戦時の有名な電文は、

 

「波が高いので

駆逐艦での襲撃は出来ない」

 

という大本営への報告でした。

 

この時点で小型艦艇の日本海での

運用の厳しさを知っていながら

80年後に50トンの哨戒艇を

建造するとは・・・

 

その後、

2000年から2004年にかけて

「はやぶさ型」ミサイル艇が

6隻建造され舞鶴と佐世保の基地に

配備されていますが、

こちらは200トンの艦艇です。

 

 

そして領海の警備・監視を担当する

艦艇として現在建造がスタートしたのが

1900トン型哨戒艇です。

 

12隻が計画されていますが、

哨戒と共に

対艦ミサイルでの敵艦に対する攻撃を

任務としたミサイル艇に対して、

こちらはより広範な任務を担い、

敵艦への攻撃はほぼ想定していない、

艦艇は海上保安庁的、

活動海域が海上自衛隊

という艦艇です。

 

・・・とすると

広範な任務から

詰め込みたい要素が多い分、

こちらも

「作ったはいいけど小さ過ぎました」

になるのでは・・・と

今から危惧はしています(苦笑)

 

国内外の世間体と予算的に、

小型の方が財務省の反対も、

左派の反発も抑えやすいので、

最低限にしてみたものの、

やはり無理だった・・・、や

まずは小型で承認を受け、

後に大型に変更する作戦、とか

色々あるんでしょうけどね(笑)

 

 

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