『カラフル』完走! | 加藤梨里香オフィシャルブログ「笑顔万歳!」Powered by Ameba

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ミュージカル『カラフル』

8月27日春日井公演にて大千穐楽を迎え

全21公演を完走することができました虹


観に来てくださった皆様

心をお寄せくださった皆様

『カラフル』に関わってくださったすべての皆様

本当にありがとうございました✨


大きな怪我もなく

誰1人として欠けることなく

ひと公演も欠けることなく

こうして完走できたこと

とてもとても有難く、幸せです🥲


本番期間中は

皆様からたくさんの温かいメッセージやご感想を頂けて

ものすごく励みになっていました泣くうさぎ

どの作品でもそうですが

この作品を観てくださって感じたこと

それはプラスでもマイナスでも、好きでも嫌いでも、

皆様が感じた素直な気持ちを大切にしていただきたいです。

友人の感想を聞いていても

とてもカラフルで面白かったです。

共感するところ共感できないところ分からない気持ちがそれぞれ違ったり

ひとつのシーン見方もたくさんあるんだなぁと知ったり

私自身たくさん気付きをもらいました。

(特にひろかのエピソードに対しての感想が個人差があって興味深かったです。)

いろんな感じ方があって当たり前なんだよ

いろんな色があるんだよって

この作品が改めて教えてくれたので

そりゃあマイナスな言葉はグサグサと刺さりますが

世界はカラフルなんだ〜と捉えられた気がします。




いろんな感じ方がある中でも

私はやっぱりこの作品に出会えて

心から良かったと思うし

とても救われました。


もっともっと早く出会いたかったけど

でもきっと今出会ったからこそ

これだけ大切に思える作品なんだろうな、と

25年生きてきた中で起こったひとつひとつの出来事があったから

この作品の言葉が心に突き刺さって

温かく包んでくれたんだろうな、と感じています。


生きることの厳しさも苦さも教えてくれて

きれいな色もきたない色も真っ黒も真っ白も透明も

ぜーーーんぶ温かく包んでくれるこの作品が大好きです。



この約3ヶ月一緒に歩みを進めた佐野唱子ちゃん。

なんて勇敢な女の子なのだろうと

たくさんの勇気を振り絞って

いくつもの扉をこじ開けて壁をよじ登って

たっくさん考えて、自ら答えを探しながら

あの3ヶ月を過ごしていた唱子。

とても眩しかったです。

小林くんが自殺を図ったことを唱子は最後まで知らないけれど

小林くんの変化にいち早く気づいて

作品の中でたくさんの成長を遂げた女の子でした。

唱子として生きることへの責任感。

悲しいことに現実世界でもそこらじゅうで起こっていて

たくさんの人たちが直面している問題だからこそ

彼女の心で感じてきたこと、彼女が体感したことを

丁寧に積み上げなければならないと思いながら

お稽古から本番までを過ごしていました。

私がそれを体現できていたのか分からないけれど

でもずっと考え続けることしか今の私にはできなかったので

彼女の心に寄り添うことを最後まで諦めない!

と決意しながら本番に臨んでいました。



制服のスカート丈、靴下丈、

髪型にピン留めの位置、

メガネの種類などなど

それはそれはもう各セクションの皆様が

私が唱子になるために

様々な試行錯誤を繰り返してくださいました。

有難いです。

そのおかげで

お稽古序盤の頃からは想像できなかった姿になりました。

唱子の声も、身体的な状態も、心の揺れも。

唱子のあの姿勢で歌うのはとっても鍛えられたし

Colorlessの歌い出しはかなり悩んだなぁとか

(でも香さんと相談して、歌い出しからは唱子の世界が覚醒して広がっていっていいんじゃないかという方向性になってあの形になりました)

真の悪夢のシーンは楽しかったなぁとか

悲鳴が綺麗にならないように練習したなぁとか

悩んだ分得たものもたっくさんありました。


劇中ではほとんど笑えなかった唱子が

物語の後、誰かと笑顔を共有できていたらいいなぁと願わずにはいられないほど

とても愛おしい存在です。


唱子ちゃんに出会うことができて幸せでした。

ありがとう。


「Colorless」

大切な曲になりました。

また歌いたいな。



大好きなシーンのひとつ。

劇中に何度も繰り返される「Blue House」

はじめて台本を読んだ時から

このシーンのひとりひとりの言葉が印象的で

間違いなくみんなが一歩を踏み出している言葉たちで

これからも大切に胸にしまっておきたい言葉ばかりでした。



あたたかく素晴らしき心の持ち主ばかりの

カラフルカンパニーのみなさま。

全員がお芝居を愛していて作品に心を注いでいて

それでいてとっっっても愉快でお茶目なみなさま。

みなさんとこの繊細なバトンを繋ぎながら

作品を創れたこと時間を共有できたこと

私の宝物になりました。


スウィングの詩菜さんと竜也さんにも

最大の感謝を。

いつもお二人が見守ってくださっていることの安心感がとてつもなかったし

その安心感があったからこそ舞台上で最大限に生きることができました。

きっと心のコントロールも難しい仕事なのに

いつも温かく支えてくれて、みんなを盛り上げてくれて🥲

有難うございました!!!!赤ちゃん泣き



この作品に出会わせてくれた

脚本・演出・作詞の小林香さん。

全員での本読みを終えた後

この作品を通して

生きていれば必ず光がある

ということを声を大にして届けたい

と仰っていたのがずっと心に残っています。

その言葉を胸にずっとお稽古に臨んでいました。

お稽古場で常に道しるべを言葉で伝え続けてくださいました。

ミュージカル化するにあたって

ちゃんと大人にも寄り添う作品にしたかったと

仰っていたのも印象的でした。


はじめてお世話になった『リトルプリンス』もものっすごく大切で宝物の作品ですが

今回の『カラフル』も本当に大切な作品で

2作続けて素敵な旅に導いてくださったのがとても幸せでした🥹


今回香さん含めスタッフさんのほとんどがリトプリメンバーで

王子の旅を支えてくださった皆様でした。

そして主演の福くんと慈英さんは『ビッグ・フィッシュ』以来の共演。

ビッグ・フィッシュもリトプリも

大切なご縁をくださった

そして私にとってとても大切な作品で大好きな作品なんです。

作品のテーマもなんだかどこか通ずるところがある気がしていて。

だから実はお稽古が始まる前から絶対に素敵な作品になるぞ!と根拠のない自信がありました。笑

大切な作品を共にした皆様とこうしてまた素敵な作品で巡り会えたご縁をこれからも大切にしたいです。


そういえば

唱子のセリフの

「私べつに、小林くんのこと、星の王子さまみたいに思ってた訳じゃないから!」

はちゃんと原作にある言葉でした⭐️

(原作そのままではないですが)

唱子の中の星の王子さまはどんな存在なのかを改めて構築するのが、自分が王子として旅をしていた記憶があるからかなんだか不思議な感覚でした。



もう少し作品への想いを書かせてください。

私はこの作品のお稽古期間の途中まで

どうしても

現実世界では再挑戦なんてなくて

真はあのまま亡くなってしまっているんだ…

と考えてしまって

悲しさと共に物語を追いかけていました。

あの時、ぼくのホームステイが始まったから

家族も再挑戦することができて

心の内を伝えることができて本当の気持ちを知ることができたけど

現実だったら気づいた時にはもう遅くて

真も家族も伝えたくても伝えられないんだ、と。

そうやってぐるぐると考えていてある時

でも、だからこそ、

今私たちはこの作品をお客様にちゃんと届けなければならないと気づくことができました。

現実では取り返しがつかないからこそ

この作品を通して

生きていれば何度だって再挑戦できんるだ

って伝えたいと思ったんです。

ありきたりで、綺麗事かもしれないけれど、

それでもこの作品の「ただ、ここにいてほしい」を

ちゃんと伝えなくては、と思いました。

もう亡くなってしまった人は戻ってこないけど

今、ここにある命をどこまでも大切にしたいって

毎日この作品と向き合っていて強く感じました。


どうしても事が起きてからじゃないと気付けないし

行動するのは難しいけど

言葉にして伝えることがどれだけ大切か

態度で示していると思っていても

この人なら理解してくれてると思っていても

言葉にしないと分からない、伝わらないんだ

と改めて再確認できた作品でした。



と、いうわけで、

このまま書き続けていたら

終わりが見えないので

ここからは写真をどばどばっと

放出していきたいと思いますカメラ

例によってフィルムカメラでも撮ったものがあるので

そちらはInstagramに載せたいと思っています☺︎

(まだ現像してないものもありますが…!!)



座長!!福くん!!

福くんの成長する姿を近くで見ることができて、そして一緒にお芝居できて、たくさん刺激をいただきました。

なんでそんなにまっすぐな心を持っているの?と聞きたくなるほど、真っ直ぐな人。

そして相変わらずいたずらっ子でお茶目で安心しました(?)

カーテンコールの時に

福くんと慈英さんと並ぶことができたのが

私は密かにとても嬉しかった出来事でした。



あすみさん。

あすみんって呼んでるはずなんだけど

気づいたらあすみさんと呼んでいました。

唯一無二の生命体でとても好きです。



この写真で私たちの空気感が伝わればいいなと思います。



冒頭の医者×看護師👩‍⚕️👨‍⚕️

ひいろくん。

素晴らしき歌声の持ち主。




チーム中学生。

実はみんな子役出身という共通点を持った4人でした。



中学生たちと、その保護者

という写真に見えなくもない

みんなのアニキ、ヒロニキ、ヒロキくん!

自由奔放な中学生チームを突っ込みながら一緒にふざけてくれました。ありがとう!



いつかの、七夕Twitter(いまやX)スペース配信コンビですにっこり



オールスター中学生グラサンハート



リトプリでも旅を支えてくれて

肩車をしてもらっていた大河!!

みんな大好きタンゴの先生🕺

教室ではお隣の席でした。



真の悪夢の登場人物キメてる



キメてるキメてるキメてる

(突っ込みどころ多くてどこからとっかかったらいいのか分かりません)

こういう時にノリノリなかなみさんが大好きです。



カラフル初日の私。

この黄色い表紙が気になりながらも

「みんなが読んでる本」を読みたくなくて頑なに読まなかった中学生の私に

はやく読みやがれ!と言ってあげたいです。



大学卒業の時

私の中ではいちばん本気で

この仕事を辞めて就職した方が家族が安心するんじゃないかと

悩んだ時がありました。

そんな時にレミゼの出演が決まって

やっぱり続けようと覚悟を決めてから

大切な作品に幾つも出会うことができました。

ほんとに、ほんとに、有難いです🥲

そうして続けていたからこそ出会えた『カラフル』

自分のきれいな色もきたない色も

全部受け止めて受け入れて

自分の色を放っていけるように

これからも歩みを進めていきたいです!!

がんばるんだからぁ!!!!


苦しくなったら辛くなったら

この3ヶ月のことを思い出して

この作品の言葉を思い出して

みんなの笑顔を思い出して

たまにぷらぷらしちゃいながら

少し長めのホームステイ

思う存分楽しみます☺︎


皆様の心にも届いていたら幸せです。


ありがとうございました虹虹虹虹




最後まで読んでくださってありがとうございます。

どうか目を休めてください。


今月末は『天翔ける風に』の開幕です!!

そちらもお楽しみに!!



加藤梨里香