「縁に気付く」
ご縁を紡ぐ、紡ぐ相手とは偶然ではなく、必然的にご縁をいただいているんですね。
「縁尋機妙(えんじんきみょう)多逢聖因(たほうしょういん)」(宝苑珠林より)
という、安岡正篤師が紹介した言葉がある。
「縁尋機妙」とは、良い縁は次から次へと良い縁を結んでくれる。
縁とは誠に不思議なもの、計らざるものだ。
「多逢聖因」とは、結果には必ず原因がある。
いい人との出逢い、いい書物との出会い、いい師との出会い、気のいい場所との出会い…
それら全てが良い結果を創り出す。
初めて会ったのに、なぜか昔から知っているような不思議な感じがする出会いもある。
まさに、「縁尋機妙」だ。
悪い人と会っていれば、悪い人たちとの縁ができてしまう。
いい人と会っていれば、いい人たちと縁が結ばれる。
「縁」に大きいも、小さいもない。
後から考えると、ほんの小さなできごとが、自分の仕事や結婚を決めるための大きなきっかけだった、などということがある。
だから、目の前に起こるすべてのことは、重要なご縁とつながっているということ。
今、目の前の人を大事にすること…
大事なご縁に気づくことのできる人でありたい。