子どもの要求にはどこまで応える? | 子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育

子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育

子どもへの言葉かけ、寄り添い方のコツを知っていると
ちょっとの工夫で子育てが楽しくなります。

私のところへご相談に見える方は

だいたい30代のワーママ。

本当に忙しそうです。

時間的にも精神的にも・・・。

でも、私が子育てをしていた頃と違って、

今は、パパがとっても協力的で

家事は半々。

 

・・・とはいうものの、

食事の支度、洗濯、買い物、その他雑務は

ママの分担。

パパは、食器洗い、掃除、子どものお風呂、

ゴミ出し(出すだけ)程度らしいです。

 

そんなご家庭のママの悩みをお聞きしました。

「もうすぐ3歳になる娘が

「ママ遊んで、本読んで」などと要求し、

くっついて離れません。

どこまで娘の望みに応えればいいでしょう?」

フルタイムの仕事をしているため、

普段、子どもさんとの時間が取れないようで、

毎日、くっついて離れず、家事も進まず、

自分の時間も取れない、とのこと。


すごくよくわかります。

我が家でもそうでしたから。

でも、できるなら、

子どもが「もういい」と言うまで、

とことん答えてあげましょう。

子供がママ、ママ、といってくれるのは、

ほんの数年しかありません。

そのうち、お友達の方が良くなりますし、

思春期になれば、親を煩わしく思います。

そのうちに、高校を卒業して、

家を出てしまうんです。

 

そして、「あー、もっとあの時、

子どもにとことん時間を割けばよかった

もっとゆっくり向き合えばよかった、

という思いになってしまうんです。

 

だから、どうか、

子供がママを求めているなら、

充分に応えてあげてください。

 

家事は、完璧じゃなくてもいいです。

できるときにできることをすればいいんです。

まずは、子どもの要求に耳を傾けてあげてください。

そうは言ってもいくつかポイントがあります。

 

まずは、子どもがやって欲しい、

と要求したことだけをすること。


つまり、子どもが要求していないことまで

親がしてしまうのはNGと言うことです。
親が良かれと思って先回りして

手や口を出す過干渉は、
子供の自立の機会を奪います。

そして、子どもの心は

「もの」では満たされない、

と言うことを覚えておきましょう。

「もの」を要求されたら、

家族で考えて、必要最低限のものに

留めておくことです。

例えば、お誕生日とクリスマス、

と言う特別な時だけ・・・などです。


「もの」以外の要求は、

親の「身体と時間と心」を使って
できるだけたくさん応えましょう。
お風呂に一緒に入って欲しい、

公園に行きたい、そばで寝たい
などの要求は

親の時間が許す限り応えましょう。
子どもは心が満たされると、

要求もエスカレートしなくなります。