1年間最後の授業では、これまでの授業に対する私の思いを話したり、生徒たちの感想を書いてもらったりして、最後にクロスステッチの発表会をしています。クロスステッチのアレンジ部分は、学年末の評価後に2時間授業でして、残りは生徒たちの自主性にまかせているのですが、毎年、生徒たちの熱意に驚かされます。


生徒たちには、この「評価に関係ない部分を楽しむ心」を大切にしてほしいと思っています。

私たちの生活は、どんな学校に進学しようとも、どんな仕事を選ぼうとも、必ず家庭での生活があり、家庭での生活を楽しむことができれば、人生、半分の幸せは約束されたようなものだと思うのです。


外に目を向けるだけでなく、自分1人の時間を楽しんだり、家族を大切にしたり、衣食住の生活を丁寧に行い、自分の健康や心を気遣うこと。そのための知識や技術を身につけること。


これが、私が1年間を通して家庭科で教えたかったことで、私自身も常に心がけていることです。


誰に評価されなくても、自分自身が「満足」と実感できる生活を自分で作っていってほしい。


我が家の最近の話。



身近なところにも小さな幸せがたくさんあり、それを楽しむための知識と技術が家庭科にはたくさん詰まっていると思います。


生徒たちの感想です。




4〜9月に、生活設計や家族、保育、家庭経済、住居などを学んだのですが、感想にはほとんどでてきませんでした。1年間の後半に学んだことの方が記憶に残りやすいということと、やはり、生徒たちは実習が一番印象深いのだなぁと思いました。


後半のクロスステッチ発表会では、素晴らしい作品の数々に、賞賛の声が聞かれました。


最近、クロスステッチの生徒作品をこのブログにあげることは控えているのですが、一部、裏面だけ紹介します。







裏面なのにこんなに綺麗👏👏👏


クロスステッチで手縫いの技術が上がったと実感できたり、裁縫苦手意識が減ったりと、楽しく取り組んだことが、アンケートや作品から伝わってきて、とても嬉しかったです。



余談です。

今年は副任でしたが、3年生の学年に所属しており、卒業式のホームルームで生徒たちから、素敵なエプロンと色紙をもらいました。







家庭科の授業から1年経っているにも関わらず、家庭科ネタで書いてくれる生徒たちの優しさ☺️


卒業おめでとう🌸

新生活を思う存分楽しんでね✨


卒業式にいただいた大量のお花も、娘と活けて、家族で楽しませてもらいました。







生徒たちを送り出すたび、ありがたい仕事につかせていただいていることを実感しています。