じつは、それから更に遡ること1年前、高校時代からの大親友が私の病気を知って1枚の新聞記事のコピーを送ってくれていました。
彼女はとても筆まめで、家もそんなに遠くないのに、そうやって手紙をくれたりするのです。
私はその記事に、子宮内膜症の治療の症例をたくさん持つ、ある医師の話を見ていました。その記事は、腫瘍を内視鏡手術で摘出するというものでした。
しかし、私はそれまでに医者不信になっていたことや、内視鏡手術の医療事故ニュースを何度か見ていたこと、果たして新聞に載るような医師に見てもらえるのか?ということも考えて、悩んでいました。
それに何よりいちばん問題だったのは、その病院が私の家から電車で片道1時間半かかるほど、遠くにあったことで、仕事をしながら通うことが出来るのかという問題でした。
私は東京の都心に住んでいて、病院も選びきれないほどたくさんあるのに、ほんとうに片道1時間半もかけて通う必要があるのか、1年間も悩みに悩んでいたのです。
しかし病気は一向によくなる様子を見せませんでした。そこで私は一大決心をしました。
「さんざん病院を回ってきて、いままでの方法でやってきた所で、何にも変わってないじゃないか。どうせこのまま放っておいたところで何にもならないなら、この1枚の新聞記事にかけてみよう!」
そうして、親友がくれた新聞記事のコピーをもとに、私はとある病院に通い始めたのでした。
新しい主治医のところには全国から患者が訪れ、診察を待つ時間以上に診察時間が短かく、それはカリスマ美容師なんて比べものにはならない程でした。
