たまおのブログ

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精巣腫瘍という魔の宣告。治療の道のりを綴ります。

Amebaでブログを始めよう!

こんばんは。恐ろしいほど久しぶりです。。。

 

使わないメールアドレスを開いたらアメブロのDMがたくさん残ってて

久しぶりに大昔のブログを読み返しました。

 

2012年12月のできごとですから

6年と半年前ですね。

 

術後、経過観測といわれる5年も経過しました。

振り返ってみると結構あっという間だった気がします。

 

再発もせず、元気にやっています。

 

ありがたい事に

がんになる前と何一つ変わっていません。

 

あえて言うならばキャンタマが一つないだけですね。

 

現在は年に1回CT検査を受け、リスクのない腫瘍マーカーは年2回の検査をしています。

 

しっかりと過去の事は忘れて、まるでガンは他人事のように感じ生きています。

 

ブログを読み返してみて

当時の心境を思い出しました。

 

本当にあの時はつらかった・・・。

 

今では想像もできません。

何もしなければ人はどんどん忘れていくんですね。

いいのか悪いのか、、、、、

 

ガンで悩んでるときは 仕事なんかどうでもいいって思っていたのに

いまは普通の生活をして、仕事で悩んだりと 当たり前の生活をおくっています。

 

なんだか考えさせられますね。

 

このブログどうしよう、、、

いや、結果として書くことがないって事はいい事なんですけどね。

再発していないっていう事で。

 

また何か書いていこうかな。。

久しぶりすぎて

アメブロのログインパスワード忘れかけてました。。。


振り返ると

年末にカタタマデビューを果たし

あっという間にもうすぐ4ヶ月といったところです。


この4ヶ月は

今までの人生で最も長く濃い4ヶ月でした。


つらい4ヶ月でしたが

それでも人は忘れていくんですよね。


いまや 全くフタタマの時と同じです。

ちょっと前まで癌に苦しめられていたはずなのに。


あれかな。

ちゃんと生きていくのに支障のないように。

生きやすいように

過去の辛い事は時間とともに忘れていくように

脳にプログラミングしてあるんですかね。



そして現在は

(はじめの1年は)3ヶ月ごとにCTと血液検査(腫瘍マーカー)を

チェックする事になりました。


今日はその検査結果をききに久しぶりに病院へ!

まずは結論から

「問題なし」

ありがたい結果頂きました。


まだ数カ月しか経ってないのに

癌の事なんて完全に

過去の出来事になってるんですね。


けれど検査結果の日にちが近付くと

考えるんですよ。

生きてる有難さとか

何をするべきかとか

何をしたいのかとかね。


もちろん不安も感じます。


でもこれは

自分の中では一つの優位性だと思ってるんです。


だって普通に過ごしてたら

少なくとも僕は「生」について真剣に考える事なんてないんですよ。


けどこれからは

検査結果を聞きにいく度に

「生」を感じるし

「何を今すべきか」というお題と向きあう訳です。


やりたい事をやる。という事を

こんなにも真剣に考えられるのは

癌のお蔭なのかもしれません(笑)



そうそう

以前の担当医は他の病院に行ったので

今日、新しい先生と初対面でした。


はじめてなので

いろいろと話たんですね。


その中で先生の言葉に

一つの気付きがありました。


僕が笑いながら

「いやー こーやって検査結果聞きにくるのも

精神衛生上よくないですね!」って言ったらね



「そうなんですよ。

不安になって、そうなると生活の質も下がるじゃないですか。

だから、少しでも不安要素があるなら

負担はあるけど化学療法で一気にリスクを下げましょう。

たとえ 再発リスクが低くても!という考えもあるんで

化学療法という選択肢も患者さんに提示するんです」って。



これって、いわゆるクオリティ オブ ライフの視点からですよね。


これ聞いた時

なるほど!って思ったんです。


僕の考えとは180度違うんですよ。


僕は、検査結果前に

今一度、生きてることだったり

やるべき事を考えさせられる訳なんですけど

いや、もちろん不安も凄いあるんですけどね。

それでもその思考は

一応一つのベネフィットと捉えてるんです。


ちょっと大袈裟ですけど

これは他の人にはない武器になると

思ってるんです。


でも先生は

不安要素はネガティブでしかない。という捉え方なんですね。

理屈ではあってるのかもしれません。


けど人ってある程度のストレッサーが必要なんですよ。

じゃないと ありがたみも成長もなくなります。


この時ばかりは

自分がこんな性格でよかった。って感じちゃいました。


なにはともあれ

初の経過観測1発目でした。


これからも、再発がありませんように!!!

神様シクヨロ!













昨日セカンドオピニオンを受ける為に

国立がん研究センターへ行ってきました。

病院とは思えないような

いかついビル。

病院内ですが

がん専門病院というバイアスがかかっているせいか

なんだか異様な雰囲気を感じました。

「ここにいるたくさんの人達は

がん患者またはその関係者なのか・・・」

と思うと 三人に一人は癌で亡くなるというのも

頷けます。

そして手続きを終えて

いよいよセカンドオピニオンの待合室へ。

周りを見わたすとセカンドオピニオンって

家族同伴でくる人の方が多いんですね。

(当たり前といえば当たり前かもしれませんが)

そして調度予約の時間になると

僕の名前が呼ばれ

相談室に入りました。

背が高く、ちょっと怖い雰囲気をだしている先生。

そして書記のようなポジションなのか

僕の斜め後ろに看護師さんが一人座ってました。

まずは先生から個人情報を聞かれるんでしけど

これが少しビックリ。

生まれた場所

育った場所

家族構成

兄弟

仕事

誰と住んでいるか

など事細かに聞かれ

僕の主治医からの招待状

検査結果資料などを見て

病気の説明がはじまりました。

再発率も

自分が思っているよりも

低い数字を先生は提示してきたんで

僕は当然にその根拠をと質問しても

自信満々に淡々と説明をしてくれました。

結論からいうと

「経過観測と化学療法とで迷うような結果じゃない」

との見解でした。

(当たり前に経過観測を選択するという事)

というかこの先生は

脈管侵襲ありでも

経過観測を進める事もあるそうです。

(脈管侵襲ありの場合は再発率は50%)

ここらへんは病院によっての考え方でもあるんでしょうけど

クオリティオブライフに重きを置いてるのか

研究センターと銘打ってるだけに

経過観測でのデータが欲しいのかどうなんですか?

とは聞きませんでした(笑)

先生は「この結果でセカンドオピニオンも珍しいですよ。

もう少し悪い結果ならわかるんですけど」って言われました・・・。



だって癌って5年再発しないで

やっと根治って考えじゃないですか?

再発しない事前提なんですけど

5年間 ビビリながら過ごすのと

セカンドオピニオンを受けて

5年間を もっと気持ちの整理ができている状態で

過ごすのとを考えると

やっぱり受けるべきだと思ったんですよ。

だって5年って長いですもん。

年間コスト5200円で

安心が担保されるなら

十二分な費用対効果と判断した訳です。

こんな風に自分に都合よく考える事が

僕は大好きなんです。

という事で

定期検査は当然にあるものの

以前と変わらず過ごしていきます。

どうか

再発しませんように。