「かたりちゃん、伯母さん、仏にはなれなないわ。もう、お母さんとは付き合えない、ごめんね。」
と、電話がきました。
母は北海道で一人暮らしで春くらいから
「夜中に人が入って冷蔵庫の物を食べている」
と、ありえないことを言うようになり、ケースワーカーさんからも一人暮らしは限度と言われて、周りも心配して目をかけていました。
5年前、そういう日も来るだろうと東京に呼んでいましたが、アパートの住民とトラブル(母の我儘)が絶えなく、本人も嫌気をさして、2年前に強引に北海道に戻りました。
北海道の自宅では二階に住んでいた人ともトラブルを起こし、大家である母は追い出して唯一の収入源を絶ち、その頃から認知症状が進み始め、口にすることは人の悪口ばかりで、お世話になっている人の悪口を言いたい放題。
そんなものだから、とうとう、実の姉にも見放されました。
その後、何とか、一か月前にケア付きの高齢者住宅に入居をさせ、ホッとしているところです(今は私の悪口らしい)。
私にとって伯母の「仏にはなれない」発言は、ひどく心に響く言葉で(それでも良いのだ)と、思うきっかけになりました。
今まで、どんなひどい仕打ちを受けても
(心を広く持たなければ)
と、本当は裏切られているのに認めようとしなかったのは、自分が惨めになりたくなかっただけ。
もう、言葉に騙されずに本質的なことで判断して良いのだと思うきっかけになったかたりなのでした。

新宿「コニカ·ミノルタ·ギャラリー」の写真展のオーロラ。私のガーディアン。