61歳の女性のビキニ姿にコメントつけて投稿するのも、今のご時世に如何なものかと思って、数日考えていたのですが、やっぱりコメントしておきたい。
バックリとですが「多くの人に元気を与える」というのがタレント業の本質だとしたら、宮崎美子あっぱれです。今年は芸能界には悲しいニュースが多かった。このニュースを知って何だか少し元気になった。
ムリして「鍛え上げている」という感じがしないのも、むしろ良いと思う。(実際は鍛えてらっしゃると思うけど)同世代など女性からの共感も高いんじゃないだろうか。
何より「劣らない」「変わらない」というレベルではなく、今の時代の普通の感覚からみても十二分に美しい。「いま”も”キミはピカピカに光って〜」という感じです。
私の中の宮崎美子は、小学生の時に視た、ミノルタのCM→クイズダービーの2枠→大河ドラマなど→最近のクイズ番組と、このビキニカレンダー、4回目の「旬」なのです。私よりも10歳以上、歳上なのに、40年間、ずっと輝き続けてなさる。
日本人の平均寿命は世界随一の長さだ。定年退職がないので芸能人も高齢化していく。以前は「一発屋」なんていう言葉もあった。一発当てれば一生食っていけたのだ。だがこれからは、長い人生、二発、三発と当てていかないといけない。
当たり前だが、芸能人というのは「芸」に関する「能」がある「人」だが、「芸」というのは同じことを繰り返していると、そのうち飽きられる。「一発屋」で終わってしまう。
「芸」のドメイン(領域)を変えるなどして、どうやって「商品」としてのライフサイクルを伸ばして細く長く活躍いくか。あるいはあえて「一発屋」として、その「一発」の山を最大限に高くすることで、ロングタームでの事後回収を行っていくか。
芸能人はあくまで「人」であります。一方で「商品」でもあります。
輝き続ける ✖️ 稼ぎ続ける = 「商品」としての価値
この辺りの方程式は、通常の「モノ」とは異なり実にマネジメントは難しい。
一斉を風靡して、惜しまれつつ早くに引退し「伝説」となる方(原節子、ちあきなおみ、山口百恵、安室奈美恵)もあれば、時代を越えて輝き続けることで、周囲にいつまでも元気を与え続ける方(黒柳徹子、吉永小百合、中島みゆき、松田聖子)もいる。「芸」のタイプは異なれど「続ける」ということの「凄み」には、今の時代は特に注目に値する。
たった2カットのビキニの写真から、思った以上に語ってしまいました。「才色兼備」私は今の時代であっても、実に良い言葉だと思います。