痛み止め” と ”おしるこ” | 痛みで苦しまない人生を医学の力で導く痛み改善ドクター富永喜代のブログ

痛みで苦しまない人生を医学の力で導く痛み改善ドクター富永喜代のブログ

富永ペインクリニック院長。医学博士。2万人の臨床麻酔実績を持つ麻酔科医。おはよう日本、金スマなど出演多数。著書は95万部超。YouTube『女医 富永喜代の人には言えない痛み相談室』チャンネル登録者数24万人、総再生回数5000万回。SNSフォロワー35万人。

【 ”痛み止め” と ”おしるこ”と 】

 

 

私は、愛媛県で

ペインクリニックを開業しています。

 

 

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内科や整形外科で鎮痛剤を飲んでも

なかなか治らない、

 

 

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そんな長引くしつこい腰痛や頭痛、

首や膝の痛みを治療する

痛み専門の医師です。

 

 

 

 

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しかし、

なかなか痛みがあるからといって

ペインクリニックに

来院する人は少なく。

 

 

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来院までに

1年以上を要する人も

少なくありません。

 

 

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しかも、来院されても

できれば痛み止めは飲みたくない、

と考えている人は多く。

 

 

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3種類のお薬を処方しても、

自分が飲みたい薬だけを、勝手に

ピックアップして飲む人もいます。

 

 

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しかし、これでは、

正しい治療評価に

ならないんですよね。

 

 

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私は、鎮痛剤の

効果的な処方を説明するのに、

よく外来で”おしるこ”の話をします。

 

 

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料理をする人なら、

きっとご存知なんですが。

 

 

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お汁粉やぜんざいの

甘みを増す時には、

砂糖ではなくお塩を入れます。

 

 

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料理をしない人なら、味見をして

『甘みが足らないな。

じゃあ砂糖追加!』となりますよね。

 

 

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まだ甘みが足らないと、

また同じ砂糖を追加していきます。

 

 

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すると出来上がったお汁粉は、

砂糖ドロドロで、甘味は少なく、

食べられたもんじゃありません。

 

 

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でも、考えてみたらですよ。

 

 

 

料理を知らない人にとって、

甘みを強めるために”お塩”を入れる、

なんて発想はできないですね。

 

 

 

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でも、そこが

知っているか知らないか、

プロと素人の差なんです。

 

 

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痛みが強いのだから、

もっと強い痛み止めをくれ!

ではなく。

 

 

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『鎮痛補助薬』と言われる、

その薬自身は鎮痛作用はないが、

 

 

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鎮痛剤と一緒に飲むことで

その鎮痛剤の作用を強める働きの薬を

処方してるんですね。

 

 

 

 

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その方が、

患者さんの体の負担も小さく、

少ない薬で鎮痛作用も強化できます。

 

 

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すなわち、

鎮痛補助薬=お汁粉のお塩。

 

 

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少し入れることで、

お汁粉の"砂糖が少なく"て

美味しく味が整うんですね。

 

 

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しかし、患者さんから見れば

鎮痛剤でもない薬なのだから、

一種類でも減らそうと

 

 

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大切な鎮痛補助薬を

勝手に飲まなかったりします。

 

 

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すると、それは

お塩の抜けたお汁粉のように

 

 

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味が締まらない=鎮痛効果のない

処方になってしまうんですね。

 

 

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なので、次の週になっても

『あまり効果がありません』

と言われたら。

 

 

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勝手に薬を減薬してないか、

用法通りに飲んでいたかを

確認する作業から入ります。

 

 

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大体、1種類の薬だけで

なんとかなる痛みなら、

 

 

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ペインクリニックに来る前に

他院でコントロールできているはずです。

 

 

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もし、自己判断で減薬して効果を

感じなかったお心あたりのある方は、

 

 

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もう一度、

決まった量のお薬を

飲み始めた法が良いと思います。

 

 

 

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痛みのプロの医者として感じるのは。

 

 

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痛み止めは、痛みに応じて

追加して増量するのは簡単です。

 

 

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でも、一旦効いた鎮痛剤の

減薬は難しい。

 

 

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だから、痛みのプロは、

最初から減薬しやすい

『鎮痛補助薬』をうまく使うことで

 

 

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最低容量の鎮痛剤で効果を得るよう

計画して投与するのです。

 

 

 

 

 

 

 

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■富永喜代プロフィール
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医療法人TMC(Tominaga Medical Communication)理事長。

富永ペインクリニック院長。医学博士。産業医。

 

 

 

465gの赤ちゃんから104歳の高齢者、

FIFA日本サッカー代表などのプロアスリート選手など、

(通常1日2人のところ)1日平均12人、

2万人超の臨床麻酔実績を持つ。

 

 

 

YouTube 総再生回数 5900万回突破。

チャンネル登録者数 26万人。

SNS総フォロワー数 42万人。

 

 

 

 

経済産業省

『平成26年度健康寿命延伸産業創出推進事業』を

委託されるなど、痛み最新医療のリーダーとして

注目されている。




確かな腕とユニークなキャラクターが人気を呼び、
NHK「おはよう日本」
TBS「中居正広の金曜日のスマたちへ」、
などのテレビ出演多数。
  

 


肩こり改善メソッドの処女作
「こりトレ」(文藝春秋)は10万部など、

累計 98 万部の著者である。
 

 

 

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