『空撮』ドローン撮影テクニック02 『なぜ、墜落するか?』 | 株式会社 D.fact クリエイティブデザイン『公式ブログ』

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書き込みは、
D.fact代表:クリエイティブディレクター片桐 矢響

先にも書いた、

ラジコン操縦経験やカメラ撮影経験のない一般のかたが、

最新の機体を持って、「空撮できます」

と言う人の僕のイメージは、

4kが撮影できる高画質ビデオカメラを持ちながら、

免許取り立てで高級スポーツカーを安全運転で走ってる。

そんなイメージです。

決して、馬鹿にしてるわけではありません。

私も、そう教わりましたし、

「ドローンはそのくらい危険な道具なのだから、しっかりと技術を学べ!」と



カメラの撮影画面を見ながら、運転する。

これ、想像すると怖いですよね・・・

地上ですからね。


でも、空を飛んでると、そう怖さは感じない。

なぜなら、人や、建物などの障害物がなく、決まった道がないからなんです。


しかし、

先にも書いた”免許取り立てで高級スポーツカーを安全運転で走ってる。”

ですが、いくら免許取り立てでも、スポーツカーですからたまにはスピード出したくなりますよね?

ここで、大概の墜落事故が起きるんです。

小型でも最新のドローンは、時速にして約70km、早いドローンは120kmも出せるものがあります。

しかし、ドローンには、車にないものがあります。


それは、『ブレーキ』です。


タイヤないですかね

予測した位置に止まらず、壁に激突・・・、

木に接触・・・、

このような事故は、練習中に多いですね。



もちろん、障害物センサーの付いた機体もありますが、

やはり人間ですから、センサーを切って無茶な遊びをしたがるようになるのです。



また、

仕事で、撮影する場合は、センサーをオフにしなければならないことがあります。

ディレクターの指示で、

「木と木の間を抜けてもらいたい」
「壁から機体を出現させたい」

など、センサーが働いていたら撮影できないシーンが多い

これに答えようと、初心者マークの方が頑張ると、

目視で、機体を確認しながら、カメラモニターをみて、構図を判断する。

なんて難しくってできないですよね。

なので、

木に接触、壁に接触して墜落することになるんです。