先にも書いた、
ラジコン操縦経験やカメラ撮影経験のない一般のかたが、
最新の機体を持って、「空撮できます」
と言う人の僕のイメージは、
4kが撮影できる高画質ビデオカメラを持ちながら、
免許取り立てで高級スポーツカーを安全運転で走ってる。
そんなイメージです。
決して、馬鹿にしてるわけではありません。
私も、そう教わりましたし、
「ドローンはそのくらい危険な道具なのだから、しっかりと技術を学べ!」と
カメラの撮影画面を見ながら、運転する。
これ、想像すると怖いですよね・・・
地上ですからね。
でも、空を飛んでると、そう怖さは感じない。
なぜなら、人や、建物などの障害物がなく、決まった道がないからなんです。
しかし、
先にも書いた”免許取り立てで高級スポーツカーを安全運転で走ってる。”
ですが、いくら免許取り立てでも、スポーツカーですからたまにはスピード出したくなりますよね?
ここで、大概の墜落事故が起きるんです。
小型でも最新のドローンは、時速にして約70km、早いドローンは120kmも出せるものがあります。
しかし、ドローンには、車にないものがあります。
それは、『ブレーキ』です。
タイヤないですかね
予測した位置に止まらず、壁に激突・・・、
木に接触・・・、
このような事故は、練習中に多いですね。
もちろん、障害物センサーの付いた機体もありますが、
やはり人間ですから、センサーを切って無茶な遊びをしたがるようになるのです。
また、
仕事で、撮影する場合は、センサーをオフにしなければならないことがあります。
ディレクターの指示で、
「木と木の間を抜けてもらいたい」
「壁から機体を出現させたい」
など、センサーが働いていたら撮影できないシーンが多い
これに答えようと、初心者マークの方が頑張ると、
目視で、機体を確認しながら、カメラモニターをみて、構図を判断する。
なんて難しくってできないですよね。
なので、
木に接触、壁に接触して墜落することになるんです。