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世界の映画祭へ挑戦 世界中で劇場公開を目指して

(・ω・)ノこのブログはカメラ片手にバックパックを背負い世界4カ国へ渡航し完成させた長編映画とそれにまつわる日々を綴っています。世界中のあらゆる国際映画祭に参加し劇場公開を目指す、勝つか負けるか?生きるか死ぬか?崖っぷち日記です。


記者会見


本日午前10時より新人部門の記者会見に臨んだ。すごい記者の数・・・でも不思議と緊張はしなかった。自分が話す番になったとき、中国語名で呼ばれたため気がつかず不意を突かれた感じだった。


各監督が自分と作品の紹介をした。経歴を聞いていると結構皆実力派ぞろい。色々な映画祭で賞を受賞している監督までいる。記者からは「映画を作るのに一番大変な事はなんですか?」とか「製作した後どのような苦労がありますか?」とかそんな事を聞かれた。一番目の回答で一番多いのは、そりゃ「お金の工面」二番目は「上映場所の確保」皆そんな事を答えた。


記者会見が終わってユニジャパンの方が声をかけて下さって付き添いの方々と一緒にランチ。上海の定番料理を堪能する。慣れない味なので決してまずいわけではないのだがお腹もそれほど空いてなくて残してしまった。もったいない。



中華料理1


その後は特に行事がなかったので、サイさんが付き添ってくれて上海の古い街並みが残っている場所へ案内してくれた。ゆっくり歩いて穏やかですばらしいひと時が堪能できた。上海の典型的な古い家はどれもとても狭くてコンパクトにまとめられている。西欧と東洋が融合した家はどれも味があって良かった。



上海市内


大通りからちょっと小道に入ると古い家々と緑の並木道・・・なんとなく落ち着きゆっくり歩いているだけで心が和んだ。一人で歩いていたら知らないで終わっていたようなミニ情報をサイさんが色々教えてくれた。


次にタクシーで上海の観光地の一つ、新天地へ向かった。しかしタクシーの運転はすごい、というか上海の車の運転はすごい。横断する人は車に引き殺されたいのか?運転している者は無茶な横断をしている人間をひき殺したいのか?と思うくらいひやひやな運転。シューマッハが上海に来た時に「上海のタクシードライバーはF1に出場できる」と言っていたそうだ。


ちょっとスタバでお茶して観光を続けた。しかし、サイさんと一緒に歩いているとすれ違う男性が頻繁に振り返るのに気がつく。ふむふむ(゜_゜)


新天地も、高層ビルが乱立する上海で、古い街並みを残すために古い建物を流用して観光地にしているそうだ。小さな博物館があったので入る。サイさんのきめ細かいガイドのおかげで1920年代の上海の暮らしぶりや歴史、中国の一般家庭の事情まで知る事が出来た。短時間ですごく上海の事を知る事が出来てとても有意義な時間がすごせた。何より楽しかった。


帰りのタクシーの中で何がなんても時間を縫って蘇州へ行きたいという気持ちが高まった。サイさんに相談すると、さすがに時間的に厳しいとの事。断念せざるを得なかった。残念。また次回。


ホテルに戻り、今後の打ち合わせ。サイさんにホテルの近くにコンビニのようなものがあるか教えてもらった。閉店時間を知りたくて『何時閉店?』と紙に書いて中国の人に意味が伝わるか聞くと・・・


「いつお店倒産?」の意味になるらしい。(゜_゜)


焦った。危なかった。日本漢字はおちお中国では使えないと知る。


サイさんにお礼を言ってお別れし、夕方薄っすら暗くなった街へ一人繰り出した。はじめて一人で歩く。今までは常にサイさんが付き添ってくれていたからだ。さすがに明日も明後日も仕事が沢山あるサイさんに、高々飲み物を買いに行く付き添いまでさせては申し訳なかったからだ。


一人でテクテク歩いていると、自分が外国にいる事を実感する。見慣れない街、その街の人々、珍しいもの、どれを見ていてもそれだけでとても楽しい。こういう時間がとても好きだ。



夜景2


サイさんが教えてくれたデパートを発見。ペットボトルの水が40元・・・約600円・・・高い・・・良く見ると日本語のミネラルウォーターばかり。後はボルビックなど。その脇に中国語のミネラルウォーター・・・安い・・・それだけになんか不安。


最近、中国で生産された塩や米、トーマスのおもちゃに使われている塗料や歯磨き粉、土鍋などから体に有害な鉛が検出されたばかり・・・だけに中国のものに少々抵抗を感じてしまう。


夜遅くホテルに帰って、窓から見える夜景を見ながらしばしボーっと今後の事を考えたりした。上海国際映画祭が終わっても、やる事は山済みだ。とりあえず上海二日目は無事終わりを告げた。


明日はフォーラム関係出席です。どんな人々と席巻出来るのでしょうか?

第10回上海国際映画祭に参加するため本日出発しました。


チケット受け取りのカウンターで気になる注意事項を発見。「上海蟹は日本にもって帰ってきちゃいけません」おお!という事は日本では食べれないのね!絶対食べて帰らねば。日本円を中国人民元に換金。ちょっぴっとお金持ちになった気分。(・ω・)ノ


上海蟹  中国元  


成田から19時25分の便で出発。飛行機に乗って飯食ってビール飲んで酔っ払って眼をつむりスヤスヤして眼を開けたら・・・


22時過ぎ到着・・・時差が一時間遅れるから現地時間で21時過ぎ到着(得した気分)「ええ!?もう着いたの?・・・沖縄より近いぞ!」と思った。こんなに近いとは知らなかった。


中華ビール


今回初めて中国国際航空(エアーチャイナ)に乗りました。飛行機の窓から風景を見ているといつまでも街の光が・・・綺麗・・・考えれ見れば今まで飛行機と言えば太平洋方面に飛ぶものばかりだったので成田を飛び立つとすぐ海。日本の街々のネオンをみながら食べる機内食(魚と蕎麦)は格別でした。


そして・・・エアーチャイナのキャビンアテンダントさん達のレベルが高い!今まで数多くの航空会社を使ってきましたがダントツ一位。機内食を配っている時に一生懸命日本語を覚えようとしているのか・・・


「さか・・・な?肉?」


と片言の日本語で優しく乗客に語りかけるキャビンアテンドさん達。いい間違えて照れ笑いしている微笑ましい彼女達に機内は大爆笑。


な、なんてアットホームな・・・エアーチャイナ・・・すばらしい・・・(・ω・)ノ


浦東国際空港につき、さくさく手続きを終えて出口へ向かう途中、ブースを発見。上海国際映画祭とかかれた大きな大きな看板に3人の方が座っている。なぜだかそこで記帳・・・担当の方に連れられ外に出ようとすると、「片岡秀明」と漢字で書かれた紙を持っている女性を発見。上海国際映画祭事務局が用意してくださったお迎え兼中国語通訳の方だった。


えええ???あまりに美人な方なので最初眼を見て話できなかった。


ど、どうなってるんだ、今日は・・・(゜_゜)


空港を出るとお迎えの車と運転手さん・・・車発車・・・運転がすごい!その荒さはブラジルと良い勝負!久しぶりにワクワクしてしまった。車内で通訳のサイさんが色々な資料を渡してくれて映画祭に関して詳しく丁寧に説明してくれた。若いのにしっかりしてるな・・・と関心。完璧に準備して来てくれた事が良く分かる。サイさんの日本語はとても綺麗だ。日本に行った事がないのに大学で学んでいるだけでここまで話せるのはすごい。


歌舞伎町とかにいる


リンリン「アナタ、コレダケノンダヨ、チャントオカネハラウネ(-。-)y-。。。」


みたいな日本語と全然違う。


僕はロスにいた時、一年くらいチャイナタウンに住んでいた。沢山の中国人の友人がいた。浦東空港についてからまだ多くの中国人と接したり話したりしたわけではないが、想像していた中国人の荒々しさ?をこの上海では感じない。もちろん民族で人くくりにする事はナンセンス。人は国籍ではない、個々で存在する。礼儀正しいと世界から認識されている日本人にも、ちゃんとしているものと、がさつな者(自分)がいるように。


車窓から見える上海の風景は例え日本から約三時間しかかからない場所とは言え完全に外国。久しぶりだな・・・こういう感じ。


ホテルについても最後まできちんと対応しようとするサイさんにお礼を言って明日の朝ロビーで待ち合わせる事に。明日は記者会見です・・・やだな、人前でるの。…_| ̄|○


そして上海国際映画祭事務局が用意してくれた部屋へ向かうと、す、すごい・・・地上40階建て四つ星ホテルの眺め、夜景は絶景。クイーンベットの広々した部屋・・・品の良いな調度品と家具・・・思わずベットで飛び跳ねてしまった。西洋と東洋の融合を果たした上海、納得。


部屋でゆっくり第10回上海国際映画祭の分厚いプログラム本に眼を通していると(写真では安く見えるが実物はかなりしっかり作られている)今回新人部門の審査員の一人となっている行定監督の写真も載っている。



プログラム上海  行定監督
 

自分が選ばれた新人部門のページには色々な国から選抜された10人の監督と映画の本編の写真が紹介されていた。日本ではあまり見れない東南アジアの監督とか人種は様々。


想像していた事だが、やはりすさまじい。皆明らかに力作。威圧感のようなものまで感じる。それぞれ本編から抜粋された写真達を見ているだけでもそれが分かる。自分以外皆35mmで撮影されたからとかそういうレベルの話ではない。感じる、その監督の映画に対する情熱から想いから何から何まで。明らかに新人部門ではない。


何をしようとしているんだ、上海国際映画祭・・・


世界にはすごい奴らが沢山いる。あらためてそれを知った。この一冊は自分に何か大切な事を教えてくる。日本に帰国して約一年半ぶりの海外。すっかり自分の世界は日本になっていた。別に日本がどうのこうのという話ではない。


自分が「日本の一部」でなく「世界の一部として存在している」


という感覚をやはり持っていたい。長く日本にいるとその感覚を忘れる。


唯一存在する映画のルールとは、ルールがない事だ。どういう風に映画を作っても良いはずだ。明日彼ら全員と対面する。独りでも多くの監督と話をしそれぞれの国の映画事情なども知りたい。


明日から新人部門のコンペティションが封切られる・・・


しかし、自分は今、古都上海観光と日本ではとてもこの値段で食べれない、ふかひれと上海蟹にしか興味がない。


山田監督


第10回上海国際映画祭が昨日夜開幕した。現地の様子を見てみるととても華やか。見ているこっちもワクワクドキドキ・・・


山田監督や桃井さんの姿も写ってる。


でもこの開幕式に自分はいない・・・仕事で現地入りが遅れ気味。


僕は19日から授賞式のある最終日24日まで上海滞在です。


TBSのニュースサイト(現地の動画も見れます)

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3587885.html


しかしインターネットの力はすごい。英語圏だとかなりのスピードで情報が飛びまくっている。


ハリウッドリポーター誌に自分の映画と名前が掲載されている。
http://www.hollywoodreporter.com/hr/content_display/international/features/e3if2986c188a48d9db9d4a42c856ecf494


Japanese director Hideaki Kataoka ("The Crossword Monologues")


ハリウッドリポーター誌を読んでると・・・え?


あ!すごい!うちらの部門の5人の審査員に行定勲監督がいらっしゃってる!

友人がこんな情報をくれました。


International Film Festival Directors Forum
This year, for the sake of arranging, discussing and exploring the function of international films festivals, 10 famous and experienced directors of famous film festivals from around the world have been invited to join the discussion on international film festivals with Chinese and Asian directors. The ten authorized directors represent the international film festivals in Cannes, Venice, Tokyo, Busan, Rotterdam, Dubai, Sundance, Hawaii and Shanghai. These ten directors form an expert group to kick off the Jin Jue International Film Forum.


審査員5人ほとんどが有名な映画祭で受賞暦のある外国人映画監督で構成されているようです。いっぱい会っていっぱい話をしなければなりません。こんな機会は日常でそうそうない。日本からは小栗監督が審査員で参加されているようです。


ポスター上海


第10回上海国際映画祭用のポスターを作りました。 あまりごちゃごちゃしたものにしないようにしようと思ったのに結構大変。これだけ作るのに一日かかってしまった。


寂しいのはクレジット。


すごく少ない・・・


来年までに協賛の会社とかどっと増えるようがんばろう。


通常、映画のポスターには、『エグゼクティブ・プロデューサーだれだれさん』とか『アソシエイト・プロデューサー だれだれさん』とか書いてありますが、結局それは自分なので書いても意味がない。協賛の会社のロゴとか列挙されてたりするけど、まだどこの会社とも協賛してないのでそれもない。


アメリカを筆頭に海外の配給会社に売り込む準備を仲間達と着々と進めている。着々と。 海外の配給会社に売り込むにはある『三つの道』と『5つの条件』をクリアーしていないといけない。中々難しいものもある。それらをきちんとクリアー出来れば面白い事になる。


時期が来たら海外に飛びまくり、話を一つ一つまとめて行きたいと考えてます。


このポスターをB2サイズでキンコーズでプリントアウトして上海に送って終了。


次はプレスキット各種作成・・・


第十回上海国際映画祭には以下の監督さんと俳優さんが日本から行く様子。


http://www.cjiff.net/index.html


山田洋次(『武士の一分』監督)
 犬童一心(『眉山』監督)
 千明孝一(『ブレイブストーリー』監督)
 富山省吾(株式会社東宝映画取締役社長)
 林 徹(『大奥』監督)
 西島秀俊(俳優)
 小林義則(『アンフェア』監督)


林監督と脚本家・栗山氏の映画「人生ごっこ!?」もきちんと劇場で♪やはり何か理由がない限りDVDではみたくない。礼儀。

6月17日、上海で行われるオープンニングパーティには日中の豪華ゲストが参加予定。

今回の上海国際映画祭では、以下の映画も上映される様子。

http://www.cjiff.net/filmlist.html

事務局側から観たい映画があったらチケットを取ってくださるようなので、国内外の映画をできるだけみたいなーと思います。英語字幕久しぶりにどんと来い!

本日、六本木の編集室にて第十回上海国際映画祭用にHDCAMに・・・


映画「クロスワード・モノローグ」をアップコンしました。



HDCAM

「折角映画祭で上映されるなら」と編集マンの方が気合を入れてくださり、色々な方法を試してくれたので、かなりベストなアップコンとなりました。 ほほ~と感動。4:3レターサイズが16:9HDのガカクに拡大されHDに変身した。それほど画質も劣化しなかった。

わーい、これで大スクリーンでも大丈夫!

と喜ぶと共にかなり不安になった。正直映画を持って逃げたくなった。超大画面で見ると今まで見えなかった粗が見えまくる。超高級スピーカーで聞くと今まで聞こえなかった粗が聞こえまくる。

編集し直したいけど、仕方ない。 もともと製作費も尽き果てていたため整音する余裕などなかった。今後なんらかの形でお金が入ってきたらしようと思いました。もし上海国際映画祭でなんらかの賞が頂ければ、賞金が出ます(当てにはなりませんが)編集も必死にやったので、今後試写会など大型スクリーンで見た後にいくつか修正しようと思います。


とりあえず、第十回上海国際映画祭用 初号版HDCAM完成です。


急いでフェデックスへ向かい、上海にHDCAMテープを郵送。なんとかこれで上映には間に合う事になりました。後は現地へ向かい、例え音が良くなくても編集に粗があったとしても、胸を張って日本人代表として第十回上海国際映画祭へ赴こうと思います。

最近少しづつ開催に向けて上海国際映画祭関係の記事が増えてきました。

どうやら、今年の上海国際映画祭は参加国・上映映画数が過去最高を記録した様子。アジア最大規模の映画祭。

「国際審査委員会は著名な映画関係者7人からなる。すべてのメンバーはアカデミー賞、カンヌ、ベルギーなどの国際映画祭を含む重要な賞を獲得している。」

だ、だれだろう・・・も、物怖じしてしまう。

…_| ̄|○

審査委員議長は陳凱歌監督。大御所中の大御所だ。

国内外から有名芸能人・著名人200人以上が参加するらしい。だれが来るんだろう・・・シャロン・ストーンだったり、山田監督が映画「武士の一分」と共に参加するみたい。木村さんも参加するのだろうか?中国でも木村さんは有名だ。



sharon1  sharon


東方ウェブニュース
http://jp.eastday.com/node2/node3/node16/userobject1ai30089.html

Yahoo ニュース
http://movies.yahoo.co.jp/m2?ty=nd&id=20070531-00000031-scn-ent

事務局からはかなり親切に希望をなんでも言ってねと言われている。

上海国際映画祭での自分の希望はただ一つ。

是非シャロンと一緒に写真を撮りたい(・ω・)ノ

徹夜2日目・・・素材書き出し中・・・眠い。

上海国際映画祭には6月19日から24日まで行く事になった。飛行機なんかも予約した。本当は折角中国大陸に渡るのだから重慶あたりまで旅しようかと思ったけど仕事が立て込んでいるので大人しく24日で日本に帰国するスケジュールにした。

僕の映画はDV(厳密に言うと違う)なので友人にお願いして某大手企業の研究所へ持ち込み人体実験的にHDへアップコンする方向で動いている。6月5日までに最速フェデックスで送らないと上映が出来ない。自分の映画はかなり特殊な作り方なので研究室でないと拉致があかない状態なのでした・・・

と言いますのも(-。-)y-。。。

上映フォーマットでは上海国際映画祭 事務局と色々と連絡を取り合う事に。上海国際映画祭 事務局側は自分の映画が35mmで撮影された映画だと思っていたようだ。

35mmネガ送るからそれになんとか焼いてとお願いされた。94分ぶんのフィルムは日本円にすれば約80万円くらい。映画祭がフィルムを提供するなんて話聞いた事がない。一見とても有難いお話のようで太っ腹と言いたいけど、それをフィルムに焼き付けるにはその額の約6~7倍の費用が別途かかるわけで僕には捻出無理と丁重にお断りした。それからもろもろやりとりして、現在はなんとかHDで上映、で落ち着きつつある。SDやデジベでの上映は厳しいらしい。

無理もないと最近分かった。上海国際映画祭が今までの歴史でノミネートしてきた作品に学生自主映画はない・・・ノミネートされている作品のほとんどが35mmで撮影したものらしく映画祭側はおいらのためだけにDLPシステムを用意するはめになってしまった。言いたかないがやはり35mmで撮影された映画とビデオで撮影された映画のルックスの差は否めない。ましてやそれが大スクリーン照射となれば尚更だ。

例えると、

『長州力』と『長州小力』

くらい違う(-。-)y-。。。

自分の部門で日本人は自分独り。日本人の恥さらしにならないようにがんばりたい。

事務局から上海国際映画祭のウェブサイトで公式にノミネート作品を発表しましたと連絡が。

ドレドレと見てみると・・・

呓语喃喃(日本)
导演:片岡秀明
片长:93分钟
影片介绍:
  如果你将世界上不同地方的陌生人内心深处的思想与独白像在纵横字谜格里一样串连起来,那么有可能就创造出了一段对话。四个不同时空的女孩——佐儿,樱,詹尼弗和玛丽娅就用这种方式开始了对话。即使她们不能看见,不能拥抱彼此,她们还是亲如姐妹。在她们的对话中,她们又认识了这个世界中的其他人。她们既不知道彼此的容貌,更不知道彼此的身份。詹尼弗,佐儿,樱和玛丽娅开始了和奇怪陌生人之间的谈话。

読めません・・・

中国の人はすごい。こんな難しい漢字をいっぱい知ってるなんて。

と思ったら英語のページもあった。

6月日中旬から開催される第十回上海国際映画祭に映画「ザ・クロスワード・モノローグス」が正式ノミネートされました。


まず上映一カ国目となったのは中国・上海。この勢いで目標である約50カ国全て、その国にある映画祭で一つでも良いから選ばれるように努力して、世界のあちらこちらの国へ行けるようがんばろう。



shangahai2

上海国際映画祭とは?
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1993年に創設された中国映画産業の中心地で繰り広げられる国際的な映画の祭典。国際映画製作者連盟公認(FIAPF)のA級世界十二大映画祭の一つ。世界の約60の国・地域から応募された数千本にも及ぶ映画作品の中から優れた作品を選び上映するアジア最大規模の国際映画祭。世界的に人気の高まっているアジア映画の普及、支援にも積極的で、2004年には「アジア・ニュー・タレント・アワード・フィルム・コンペティション」部門を創設。アジアの新しい才能の発見に総力をあげている。この部門は10作品しか選ばれない新人監督の登竜門。入選を果たした作品は映画祭終了後も様々なバックアップを受けられる。各国映画・TV関連会社によるマーケットも併設。
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(-。-)y-。。。ゥ-ン

なんとか入選して10作品の中に食い込めました。

コンペティション部門では犬童監督最新作「眉山」主演:松嶋菜々子も選ばれているみたい。パノラマ部門では林監督の最新作「人生ごっこ!?」もノミネート。おめでとうございます。

上海に行けるぞ(・ω・)ノ
成田から上海までは飛行機で3時間30分。

少林寺、何が何でも絶対見学したい。

パーチィーが開かれる・・・それも毎晩・・・
中華料理豪華絢爛に違いない。国家免許を持つような
凄腕コックさん達が中国4千年の歴史を体感させてくれ
る・・・きっと。


6月20から24日まで上海国際映画祭に参加し自分の映画が上映される・・・ドキドキだ(・ω・)ノ


5年間の期間を要した・・・


長編映画「The Crossword Monologues」が本日完成した。



TCM Zoe


これから本作品は「初号試写」「披露試写」を経て、沢山の映画祭に挑戦し映画祭毎に微調節?バージョンアップ?して行く事になります。

完成した作品をボーっと観ていると・・・自分は本当にこれに関わっていたのか?というなんとも無責任で不思議な感覚に襲われます。呪縛から解き放たれたような、奴隷解放のような、長い間気絶していたような、なんともスッカラカンな気分になります。


Jennifer


自分の映画はとてもとても地味な自主製作映画です。商業用作品とは言えません。低予算でなくウルトラ低予算映画です。劇場公開もDVDリースも、予定すら決まってません。出資者もいませんし、ハリウッドが作るような高額な予算がかけられたそれでもなく、上戸彩ちゃんが出ているようなそれでもありません。多くの人々の好意に励まされ支えられ助けられ自主体制で狂人化して今日まで突き進んだ作品です。


完成させた事で一つの責任を終える事が出来たと思います。そして今後の自分の責任はこの作品を日本も含め一つでも多くの国際映画祭に提出し、独りでも多くの人に劇場で見てもらい、現地の独りでも多くの映画人達と交流を深め、特に撮影を行った国の映画祭になんとか食い込めるよう努力し参加してくれたクルー達と再会・喜びを共にし、そして劇場配給・DVDリースまでの道のりを完結させる事です。

4年前、カメラ片手にバックパック背負って色々な国に撮影しに行きました。「映画」という存在のおかげで本当に沢山の人々と出会いました。今度は完成した映画を持って色々な国へと赴けければ良いなと思います。この映画が劇場で、顔も名前も知らない、世界のどこかのだれかの元に届く事を願って。

昨日は朝方の5時まで作業していたので、午前11時まで寝ていたらマルからの電話で起こされる。ひっきりなしに携帯が鳴る。ビアやマルも自宅で作業してい るからだ。今日は主に、機材関係などを決めていた。どこで何をどう使うか?シーンが52シーンもあるため、たったそれだけの事でなんだか偉い時間がかか る。フロアープランもまだロケーションが確定していない場所を除いて大抵出来上がった。一人、セントロをロケスカ。途中喉がからからに。チャレンジで、コ コ・アグアを頼む。ココナッツの実がそのまま出て来てストローで飲む。美味しい。家に帰りガシガシ、ガシガシ描く。

ココナッツ水 centro4









ブラジルに来て、ブラジル映画について学ぶ事が多い。僕が今まで見た事があるブラジル映画は監督名「セントラルステーション」と監督名「City of god」の二つだけ。実際、ブラジルは南米で一番映画を生産している国。ただ、海外配給される作品が少ないため、世界では秀作にも関わらず多くを知られて いない。日本でもセントラルステーションが封切られたけど、動員数ではふるわなかった。なんでだろう?面白いのに。

その二つの映画の監督たちは今はハリウッドで映画を撮っている。ハリウッドで大金とコネクションを作り、それらを上手く利用して再びブラジルですばらしい映画を撮って欲しい。

ふと、どうしても気になって仕方ないDVDが我が家にある。一昨日、マルから借りた映画「City of god」のDVDだ。日本国内で販売されていないバージョンだった。実は、僕はロスでも日本でもこの映画を何度も見ている大好きな映画だった。マルがその DVDのメイキングを持っていたので貸してくれたのだ。残念ながらメイキングはポ語。でも、撮影までのプロセスは見る事が出来た。見ているだけで現場で何 が起こっているか分かるし、日本語版DVDにはコメンタリーメイキングがついていてそれを見ていたから尚更良く分かる。

映画「City of god」は、多くの黒人・パルドー系が多数出演している。ブラジル国内では白人の役者はすぐ見つかっても、黒人系の役者を見つけるのはプロでも非常に大変 なのだ。ブラジル国内で黒人の役者を探すのが困難だったら、才能がありそうな若者を集めて一からトレーニングしてしまおう!という発想でこの作品は作られ ている。その演技のトレーニングは過酷過酷過酷。しかし、一流の演技指導者が教えている。とにかく現場は壮絶。すわまじいソウル オブ ブラジリアンフィ ルムメーカー。才能がありそうな若者たちをスカウトし一からトレーニングしていた。そのトレーニング風景はすさまじい。特に、演出家の中年の人の演技指導 がすさまじい。映像からもその熱気が伝わってくる。マルは、その女性はとてもおっかないけど演技指導はすばらしいんだ、と言っていた。City of godの監督のハリウッドで撮影された新作がブラジルでも封切られる?た?早くみたい。

あと、マルから色々なブラジル人映画監督の名前を教えてもらう。1970年代で有名なブラジル人監督にORUFEL neguroを撮った監督・・・名前が...忘れた。後で調べよう。あとGlauber Rocha(グラウベ・ホシヤ)とCoffin Joe(コーフィン・ジョー)という有名映画監督がいる。Ze Do Caixaoという映画で有名。

ブラジルの有名な映画監督たちの作品を見る機会は、今しかない。いや、撮影の後でゆっくり。もっと日本も含め、色々な国の色々な映画を見てみたい。知りたい。そして楽しみたい。まだまだ世界にはその国でしか知られていない有名な監督が沢山いる。もっと見たい。

フロアープランがあると、たとえば絵コンテが無くても、撮影現場で撮影クルー達は身動きが取れ円滑にプロダクションが運営される。潤滑油みたいなもの。無 いと悲惨。絵コンテは二の次。だから必死に描いた。気がついたら午前1時。明日は朝9時からミーティングやらあれやらこれやら...やる事満載であるので 寝よう...

夜になってどしゃぶりの雨。どしゃぶりといっても日本の夕立クラスではない。バケツをひっくり返したような雨。あー、ロケしている時天候大丈夫かな...と少々心配になる。SPは突然降り出すので。

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