すくい織り | 加寿利屋“日誌”

加寿利屋“日誌”

こだわり抜いた趣味の呉服

今日は、西陣のすくい織りの工房を訪ねました!







すくいは非常に繊細で、熟練された技術が必要です。タテ糸を、すくいながら織ることから、すくい織りと言われるようになったようです。






技術の素晴らしさを理解していただきたく、今回工房見学を企画し、少人数でしたが見学していただきました。



どの産地へ行っても同じ話を聞きますが、こちらでも糸づくり、織り手さんの後継者が不足しているそうです。





この技術を希少価値のある物ととらえるのではなく、これからの人達にどう伝承し、残していくかを考えさせられる一日でした。





技術と言うものはそう簡単にできるものではありません。少しでも興味を持ってもらい、将来の技術者を1人でも増やすことが今後の課題だと思います。


今回は、とても素晴らしいものを見せていただきありがとうございました。




その後、母の実家のお寺に行き、伯父にあたる住職に色々なお話をしてもらい、皆さんとのんびりとした、いい一日となりました!








手仕事の素晴らしさを伝えていくには、やはり工房ツアーを企画し、伝えることを継続していきたいと思っています!



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