[除湿機と梅雨の養生方]
もう半ばも過ぎようというのになんですが、梅雨ですな。
この季節、漢方薬局に欠かせないアイテムが、これです。
除湿機です。調剤室や生薬の置き場ににエアコンがあれば、問題ないんですが、うちのように小さな部屋ならエアコンも要るまい、という場合、雨が続くと、この機械の出番になります。
漢方薬の材料、われわれは生薬といいますが、薬草を乾燥させたものは、湿らせなければ、かなりの間、保存が効きます。
正倉院といえば、昔のみごとな楽器や調度品が取り上げられますが、漢方屋にとっては生薬もあるんだよと言いたい。かなりの種類の生薬が、千数百年の後にもちゃんと残っています。鉱物性の生薬に、風化して無くなった物もありますが、湿気させないように、虫がつかないように、正倉院並みにきちんと管理すれば、多くの生薬は千年でも持つのです。
十何年か前、異常な冷夏のため、全国的な米の不作で、輸入のタイ米などを食わされた年のことを憶えておられますか? こちらでも、梅入のタイ米などを食わされた年のことを憶えておられますか? こちらでも、梅雨がいつまでも終わらず、そのまられますか? こちらでも、梅雨がいつまでも終わらず、そのまま秋になったような記憶がありますが、あの年、いろんな生薬に虫が湧いたり、もとから水分を含んだ生薬に、あれこれカビがきたり、たいへんでした。
この除湿機もけっこう動かした筈なんですが、梅雨がふた月も続いては、さっぱり敵わなかったようです。
そんな冷夏の年も何度もあったはずですt>り、たいへんでした。
この除湿機もけっこう動かした筈なんですが、梅雨がふた月も続いては、さっぱり敵わなかったようです。
そんな冷夏の年も何度もあったはずですが、正倉院ではどうしてたんでしfont size="2"> この除湿機もけっこう動かした筈なんですが、梅雨がふた月も続いては、さっぱり敵わなかったようです。
そんな冷夏の年も何度もあったはずですが、正倉院ではどうしてたんでしょう。かえって伝統的なやり方に徹したほうが、伝統的な薬物には適しているのでしょうか。