A子71歳 P14 | 風合瀬のブログ

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    キャバクラは今も通常営業は出来ていない。ただ、弁当などの販売とスマホやパソコン飲みがそこそこウケていた。お客さんの中には、キャスト(女性)たちが不憫だと、お店でお弁当やお酒を大量に買ってくれたり、「釣りはいいよ」とお金を置いていってくれる人もいたとのこと。


「リクエストとかもあってさ、料理苦手な子も多くて」


    私は昔、5年間ほど食堂で働いていたいたこともあり、まぁまぁ料理は出来た。


「そうねぇ、豚の味噌漬けなんて意外と簡単ですよ」


    豚バラ肉に、味噌、醤油、酒、みりん、すりおろしニンニク、すりおろしショウガ、砂糖、蜂蜜、ピーナツバターで作ったタレに浸ける。良い豚バラ肉なら、そのまま焼いてもOK。安くて固めのお肉なら、タレにすりおろしリンゴを加えて半日程度浸けて置けば柔らかくなる。


「フライパンにはアルミシート敷いて、火は弱火ね。タレはすぐ焦げちゃうから。でも、火通し過ぎないように」


    その他に、肉じゃが、筑前煮、けんちん汁、とん汁、芋煮などを教えた。


「まず、和風関係は鰹節の出汁作りから。顆粒のも美味しいけど、やっぱり鰹節から作った出汁は一味違うのよ」


    鰹節の出汁は、

          ~花鰹の一番出汁の取り方~

    1鍋に水を入れ沸騰させる。   

    2沸騰したら火を止め、鰹節を入れる。

    3鰹節が鍋底に沈むまで1~2分ほど置く。

    4布巾を敷いたザルで静かに濾す。

        ※鰹節は絞らない(えぐ味が出るから)


          ~花鰹の二番出汁の取り方~

     1一番出汁の鰹節を鍋に入れ水を足し、

         沸騰したら弱火にして、約10分煮出す。

     2火を止めたら、香り付けのため少量の

         鰹節を加え1~2分ほど置き静かに濾す。


           ~厚削り鰹節の取り方~

     1鍋に水を入れ沸騰させる。

     2鰹節を入れ中火でアクを取りながら

         10分程度煮立てる。

      3布巾を敷いたザルで静かに濾す。



    花鰹の一番出汁は、香りが高く澄んだ色の上品なお出汁になり、すまし汁や椀盛りなどがおすすめ。


    花鰹の二番出汁は、濃厚な味わいで、味噌汁やうどん、しっかり目の味付けの煮物などにおすすめ。


    厚削り鰹節は、鰹節の風味をより味わえるしっかり目のお出汁。麺の付けつゆや味噌汁、肉じゃがやけんちん汁、芋煮などにおすすめ。