【富士登山競走レポ ~Start】
今年で3度目の山頂コース。
幸運にも過去2回、無事にフィニッシュできています。
自分でも思いますが、何でこんな苦しい思いをしてまで、毎年エントリーしているのか。
何しろ、準備段階からきつくて仕方が無い。
普段のマラソントレーニングに加え、坂道練習。
さらに少なくとも2回の試走。
そして、本番での限界アタック。
毎年、この期間が憂鬱に感じます(汗
それでも、引き寄せられるように参加しているのは、
ありきたりですが頂上を制覇したときの感動が、何よりも大きいからでしょう。
富士吉田市役所からスタートし、ロードから登山道へ。
徐々に高度を上げ、視界が高くなるにしたがい、高揚感も増してくる。
その感動を求め、今年も懲りずにやってきました。
富士登山競走は受付が前日であり、そのまま宿泊する参加者が多い。
私は幸いなことに、富士吉田市までは自宅から車で1時間ほど。
今年も4時過ぎに自宅を出発。
会場へ向かう途中、裾野から頂上までくっきり見える美しい姿の富士山を確認。
無事に山頂コースが開催されることに安堵するとともに、緊張感も増してきます。
5時過ぎに鐘山総合グラウンドに到着。
そのまま市役所への送迎バスへ。
時間が早いためか、余裕を持ってバスに乗車できました。
やがて、スタート会場である富士吉田市役所に到着。
市役所はすでに大勢のランナーの姿。
私もその一画に座り、モルテンを飲みつつ準備を開始。
今回の装備は、次の通り。
【シューズ】
dadizero JAPAN 8
【下半身】
2XU MCSランコンプショーツ
タビオレーシングランプロ5本指ソックス
【上半身】
シングレット
【アクセサリー】
キャップ、サングラス、リストバンド
【ザック】
TNF TR-zero
ソフトフラスク350mlに水
【補給】
Mag-On4個
【その他】
登山用グローブ、レインジャケット
携帯電話、お金(トイレ&非常用)
昨年度と変えたのはザック。
10Lでは大きいので、よりコンパクトなものを調達。
また、今回はカーフガードを装着せず。
2回の試走では脹脛が痙攣する様子は無しだったので。
インソール&捻挫防止テーピングも無し。
もともと初山頂の時はケガ明けでした。
そのための装備でしたので、これも無用との判断。
とにかく軽量、シンプルを心掛けました。
それでも、フラスクは持って走りました。
小まめな水分補給で熱中症予防、脚攣り予防を期してです。
ただし、スタート時点では中身は空です。
これは前日イベントでのトークショー、福田六花さんのアドバイスから。
序盤のロードは給水所で十分。
なるべく身軽に走れるように、ボトルは空にしておく。
そして後半の山岳区間でボトルに水を入れてもらい、登りつつ給水する作戦です。
最後にシューズは、比較的薄底のランシューを選択。
序盤のロード勝負のためです。
そして、少しでも完走の確立を上げるために、新品を購入。
これがレース後にどのようになっているか…(汗
以上の準備完了後、荷物をトラックに預ける。
五合目行きの緑の袋には、タオル、汗拭きシート、水500mlのみ。
基本的に走った後、そのままの格好で自宅まで帰るつもりなので、着替えも入れていません。
それ以外は白のビニール袋に全て詰め込みました。
荷物を預け、いよいよスタートラインへ。
昨年度までは2018年の五合目1時間54分の記録があった為、Bブロックでした。
しかし、今年はその有効期限が切れ、前回の1時間58分の記録でCブロックスタートです。
もっとも、その差は全く気にしません。
富士山頂上までの長い行程で、わずか1ブロックの差なんて、あってないようなものです。
Cブロック中盤あたりに整列しました。
その場に座って、体力温存。
やがて、開会式が始まる。
恒例の宮川さんのエールには、本当に勇気をもらえます。
隣りのランナーとハイタッチを交わす。
徐々に盛り上がるボルテージ。
やってやろうじゃないか。
成功するか、失敗するか、やってみなければ分からない。
とにかく、今の全力をぶつけるのみです。
7:00ジャスト。
スタートの号砲が鳴らされました。