【多摩川ネイチャーレポ ~80km】
40km地点を折り返し、再び来た道を戻る。
単純な折り返しコースなので、参加しているすべてのランナーとスライドできます。
折り返したばかりのころは、100kmゼッケンのランナー。
まだまだ残り長い道のりですが、お互いのエールで元気の交換。
さらに10km行かないくらいに、80kmの部のランナーがスライドしてくる。
我々より1時間遅いスタートでしたが、もうこんな所まで来ている。
足取りも、まだまだ軽い様子。
更には黄色いゼッケンの60kmの部のランナーの姿も増えてくる。
仲間と共に、楽し気です。
一方の私ですが、なんとも走りが鈍い。
理由は、気温。
雲一つない、快晴の青空。
河川敷のコースに、日陰はほぼ無し。
ひたすらに太陽に照らされ続け、それだけで消耗していきます。
それでも何とかペースを維持し、チェックポイントへ至る。
50km通過が、4時間29分48秒(55分43秒)
60km通過が、5時間24分53秒(55分05秒)
エイドでは水分補給を行うと同時に、積極的に被り水。
帽子、アームカバー、タイツなどを濡らすと、暫く涼しい風で癒されます。
更には、自販機で冷たい飲み物を補給。
とにかく暑くなった体を冷やすことに注力しました。
河川敷には満開の桜が彩を与えてくれる。
それを見に、多くの人々が河川敷を往来する。
そんな中を、汗だくでとぼとぼと走るランナー。
全く別の世界の住人のようです。
やっとの思いで70km地点に到達。
70km通過は、6時間26分09秒(1時間01分16秒)
ついに10kmラップが1時間を超える。
ただ、あとあと記録を見返すと、この区間順位は3位でした。
どのランナーも、暑さに大きくペースダウンしている様子。
実際に先行していた100kmランナーさんが、疲労困憊で歩いていました。
幸いにも、私の方はまだ走れている。
照り付ける太陽の元、キロ6分前後で走り続ける。
フィニッシュまで、まだ30kmもある。
こんな状態で、はたしてフィニッシュできるのか…。
ひとまず、朝スタートした80km地点を一つの目標としよう。
細かく目標を設定し、何とか気力を保つ。
二子多摩川駅を越え、再び不整地に戻ってきた。
疲労した脚で、とても走りにくい。
それでも我慢して走り続け、やがて東急線の高架が見えてくる。
あの下がスタート地点地点であり、フィニッシュ地点でもある。
しかし、現在の私には、また途中の80km地点でしかない。
徐々に近づいてくる、オレンジ色のゲート。
そこを越え、やっと80kmのチェックポイントです。
80km通過 7時間31分25秒(1時間05分15秒)