【世田谷246レポ ~Finish】
10km地点を過ぎる。
呼吸はやや苦しいが、捻挫した足の痛みは小さい。
ならば、少しペースを上げてみるか。
果たして、今の自分の走力は如何ほどか。
自分自身の現状を確認のためのチャレンジです。
11km地点手前から、キロ4分30秒を切るペースに上げる。
途端に、呼吸が苦しくなる。
これは・・・・、ヤバい!
1カ月で、ここまで心肺機能が落ちるものなのか!?
それでも、とにかく行ける所まで突っ込むしかない。
多摩川河川敷のコースは、一部が不整地になっている。
さらに、二子玉川駅周辺には、工事用マットが敷かれている。
それが苦しい呼吸と相まって、走りにくさに輪をかける。
それでも、何とかキロ4分20秒台で15km地点を通過。
通過時間は、1時間10分27秒。
あと6km踏ん張れ!と自分自身を鼓舞する。
その目の前に現れたのが、等々力公園横の上り坂。
必死に腕を振り坂に抗うも、ぐんぐん落ちるペース。
時計を見るとキロ5分オーバー。
何とか坂を上り切り平地に到達するも、もうペースは戻らない。
沿道には盛大な応援の声が響く。
しかし、全く脚に力が入りません。
終いには、腿から脹脛から痙攣を始めました。
その後も、緩い上りが来る度にペースが落ちる。
疲労困憊で腰が落ち、フォームもがたがた。
あと3km・・・あと2km・・・。
残りの距離をカウントダウンしだす始末。
完全に気持ちが折れてしまっています。
這う這うの体で、やっと駒沢公園へ。
しかし、その公園内のランニングコースを1周近く走らねばならない。
これまで何度も走ったコースですが、それがとても長く感じられました。
競技場への入り口。
ふと時計を見ると、1時間39分になろうとしている。
せめて、100分は切りたい…。
そう思い、ぎりぎりの身体でラストスパート。
ベストからは、程遠い記録。
しかし、無事にハーフの距離を走り切ることはできた。
どんな状態であれ、この瞬間は、嬉しいものです。
歯を食いしばり、必死に腕を振り、フィニッシュゲートを駆け抜けました。
【記録】1時間39分45秒
【総合順位】691位