【激坂最速王レポ 登りパート】
10:30、第7ウェーブのスタート。
ウェーブスタート故、渋滞なんてほぼ無し。
一斉に駆け出すランナー。
負けじと走る、私。
だが、迎え撃つ激坂に、いきなり戦意消失(笑
尋常じゃない。
これがあと13km以上続くのか…。
すぐにでも折り返して下りたい思いをねじ伏せ、激坂に挑みます。
とりあえず、折り返し地点までのラップは、次の通り。
前述の通り、全くのノープラン。
感覚で1km地点を通過すると、ラップタイムが5分59秒。
思ったより速い!?
上りはキロ7分の予定だったので、少々飛ばしすぎている?
まだまだ先は長い。
初っ端からつぶれては元も子もないので、若干ペースを落とし、2km地点のラップが6分16秒。
まあ、こんなもんかな?と考え、6分10秒前後を本日のペースに設定。
スタート直後。
横に目をやると、住宅の屋根が見える。
この時点で市街地よりも高いのですが、ここから更に高度を上げていきます。
「激坂王」の名の通り、往路はひたすら上り坂。
ただし、登り一辺倒なのは10km地点まで。
その後3kmは、なだらかな上り下りを繰り返す。
事前にHPでコースの標高図を確認していたので、とにかく10kmまでは我慢だと、自分に言い聞かせます。
(大会HPより)
もっとも、その10km地点までの上りが恐ろしい。
途中、緩やかになる部分もありますが、基本は斜度10%が延々と続く(汗
見ないようにと思っても、嫌でも目に入る激坂。
しかし、目に入るのはその坂道だけでなく、山間から見える素晴らしい景色も楽しめる。
4kmほど走ると、眼下に小田原市街地と相模湾が見える。
さっきまで小田原市街地の屋根程度だったのに、もうこんなに標高が上がっているのか。
快晴の青空と絶景に、坂道に打ちのめされた心が癒されます。
やがて、4.8km地点、第1給水所。
給水はペットボトルで行われっていました。
今日は予想外の晴天、高気温。
まだ5km弱を走ったほどですが、しっかりと水分補給をしなければ、筋肉が痙攣するかもしれません。
ペットボトル給水は少々面倒ですが、一本ゲットしました。
350mlのペットボトル。
当然、飲み切れるわけもない。
ならば中身を捨ててしまえばよいのですが、貧乏性であるが故、捨てるに捨てられない(涙
結局、次の給水所まで持って走りました。
上りは続くよ、どこまでも(汗
やがて8km地点を過ぎる。
前方から先導車が下ってくる。
招待選手が、もう折り返してきたようです。
トップは大西選手。
すごいスピードで下っていく。
その後、少し間隔が空いて、2番手は三浦選手。
GoProを構え、動画を取りつつ笑顔で下っていく。
しかし、やはりそのスピードはとんでもなく速い。
同じGoPro持ちの私とは、雲泥の差です(笑
その後も、福島舞選手、和可菜選手など、豪華なゲストランナーがスライドしていく。
トップランナーの走りを間近に見れるだけでも、参加した価値は十分にありました。
そんなランナーの走りに見とれていると、いつの間にやら第2給水所。
そして、一つの目標となる10km地点を過ぎる。
ここからは上り一辺倒とは変わり、下りと上りが入り混じるコース展開。
ずっと上りを走っていたためか、下りの走りがぎこちない。
それでも、久々の下りに、気力が復活。
標高もあがり、さらに遠くまで見渡せる、雄大な景色。
それらに元気づけられ、折り返し地点まで、もうひと踏ん張り。
スライドしてくるランナーの数が増えてくる。
同じ第7ウェーブのランナーも、何人かいる。
自分は何位くらいだろう?
いや、そんなことよりも、まずは頂上だけを考えて走るべし。
やがて上りのフィニッシュゲートが見えてくる。
頂上部のアネスト岩田には、多くの参観者。
有難いことに、声援で迎えてくれています。
多くの応援に背中を押され、ついに登りパートのフィニッシュです。
【折り返し通過:1時間18分05秒】