【安達太良山トレイルレポ Start~】
スタート前の整列は、この時節らしく人と人との間隔を空けるようアナウンスがありました。
運営の案内では、「1列4名ほど」とのこと。
実際は、それよりもやや密であったでしょうか。
スタート時刻が近づくと前方に移動、間も詰められていつものスタート前風景。
10:00、レーススタートと同時に、ぞろぞろと前方に動き出す。
ここ最近はバーティカルでの時差スタートだったので、一斉スタートのこの感じが懐かしい(笑
さて、今日のレースプラン。
距離は10km。
前半高低差700mほどを一気に駆け上がり、
後半はそれを下るのみというコースレイアウト。
非常にシンプル。
距離も少ないので、苦手な登りも、とにかく目いっぱい走るのみ。
下りは、楽しむのみ(笑
トータルで1時間50分切れればいいかな?などと考えていました。
スタート後はしばらく渋滞。
隙間を見つけては、前に出るを繰り返す。
その後は道幅が広がり、とにかく前走者をパスできるだけパスしていく。
心拍が一気に苦しくなりますが、登山道に入るまではなんとか踏ん張りました。
やがてシングルトラックの登山道へ。
前走者について、ひたすらパワーウォークで、ガシガシ登る。
しかし、悲しいかな、徐々にその差は開いていく(泣
所々で一息入れながら、後続に道を譲ります。
コースには大小の岩がゴロゴロしている。
手を使って岩をつかみ、体を引き上げる作業。
そんなことを繰り返しつつ、呼吸は荒く、すでに汗だく。
身体はキツイが、「これこそレースだよな~」と、気分は盛り上がります。
安達太良山の登りに関しては、なだらかで走れる部分も多い。
400mほど登ったところには、木道、木段も。
そんなところを走ると、登りのリズムを変えられて、疲労が和らぎます。
コース上には一般の登山客も多い。
無論、ハイカー優先ですので、狭い道では立ち止まって道を譲ります。
開けた場所では一休みしているハイカーからエールが送られる。
どんな時でも、声援は力になりますね。
ありがとうございます!
それらを抜けると、岩がゴロゴロする急登へ。
いよいよピークが近づいてきた。
周囲は霧に包まれて、残念ながら景色は見えない。
ひたすら上方を見つつ、最後の力を振り絞って登る登る。
そして、ついに下山ルートへの分岐点。
今回のコースの最高到達地点です。
レーススタートから55分ほど。
ここからは、お楽しみの下りです。