大室山バーティカルレース2019 ⑤ | KaSoランブログ

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【大室山バーティカルレポ Finish後】

 

やっとの思いで大室山の山頂に到達。

フィニッシュ後にペットボトルの水1本をもらえます。

こんな山頂まで人数分のペットボトルを運ぶのは、並大抵の労力では無かったことでしょう。

本当に有難いことです。

 

バーティカルレースは、山頂がゴール地点。

記録はここまでですが、しかし、レースは終わりではない。

開会式で司会の方がおっしゃっていました。

 

「バーティカルレースは、下山するまでがレース」だと。

 

暫く山頂にて休憩。

次々とランナーがフィニッシュしてくる。

狭い山頂は、あっと言う間に人だかり。

一段落したところで、私も下山を開始しました。

 

開始する前に、スタッフからゼッケンナンバーを確認される。

間違いなく下山できていることをチェックするために、麓に向けてナンバーが伝達されていました。

 

下山開始。

私を含め6名ほどのグループで一緒に下っていきます。

 

先ほど私が応援されたように、ゴール目指して駆け上がってくる選手に声援を送る。

必死の形相でラストスパートをかけるランナー。

自分自身の気持ちも、再び盛り上がってきます。

 

何百メートルか下ったあたりで、いよいよスイーパーの方とすれ違い。

ここからはすれ違いも無く、兎に角下っていくのみ。

 

レースは終えているので、別に走る必要はありません。

しかし、ランナーの本性か。

下りのトレイルを目の前にすると、自然と駆け下りる皆さん。

その流れに付いて、私も下りを走っていきます。

ただし、ここで改めて思い知らされました。

ランシューじゃ、全く太刀打ちできない(涙

しかも、使い古したシューズなので、ソールがかなりすり減っている。

そのため、急斜面のトレイルで、全くグリップしない。

 

登ってきた急斜面が、そのまま下りの滑り台として牙をむいてくる。

ずるずるに滑る足元で、何度も尻餅をつきました(泣

 

それにしても、長い下り。

1100mの登りに辟易していましたが、下りは下りでいつまでたっても終わる気配なし。

いったいどこまで下ればいいのやら。

 

それでも、徐々に霞がかっていた霧が晴れ、気温も上昇。

やがて久保分岐に到着。

ここでも、ゼッケンを確認されました。

 

久保分岐から先の下りが、またとんでもない傾斜。

壁を駆け下りるには、度胸が試される。

「レースじゃないんだから、走らなくてもいいんだよ~」

と自分に言い聞かせても、止まれない(笑

 

ヒヤヒヤする場面を何度か乗り越え、1100mの下りが終了。

無事にスタート地点まで戻ってきました。

急斜面から解放され、やっと地に足が付く感じ。

本当の本当に、レース終了です。

 

麓でゼッケンに付いていたチップが回収される。

吊り橋を渡り、会場へ。

会場では下山した選手たちが、談笑していました。

厳しいレースを終えて、皆さんほっとした様子。

 

この後は特にセレモニーも無く、各々で解散。

何とも、あっさりとしたレース後です。

私もウェアを着替え、会場を後にしました。

 

今回のレースを振り返って。

 

まず装備として、シューズ選択をミスったと思います。

私の貧脚では、ランシューでどうにかなるような簡単な斜面ではありませんでした。

土の斜面で登りも滑り、踏ん張れない。

せめてもう少し靴底の山が残ったシューズにするべきでした。

 

350mlの水分も、結局全く飲みませんでした。

レース自体は1時間程度。

山頂に近づくにしたがって気温も低くなる。

特に喉の渇きを感じることもありませんでした。

とにかく登ることで手一杯。

水を飲んでる心の余裕すらない、と言った方が正しいか。

それでも、非常用に持って行ったジェルは気分転換になったと思います。

 

そして、ヤマビル対策。

結果から言うと、全く被害なし。

「山頂ゴールした後、靴を脱いでヒルチェックしてくださいね~」

とアナウンスされていましたが、

下山するまで、ヒルのことはすっかり忘れていました。

ヤマビルファイターのお蔭だったのか?

ただ、周囲のランナーからも、特にヒルに噛まれたという話は聞きませんでした。

一件だけ、隣で着替えていたランナーの服から、ぽろっとヒルが落ちてきていました。

ヒルがいることには、違いない様子です。

 

あれだけの激登でしたが、次の日以降、筋肉痛はあまり感じられない。

今回はタイツやテーピングなど、補助的なものは一切付けていませんでした。

素足でもなんとかなる程度の脚にはなってきた証拠でしょうか。

 

さて、初のバーティカルレース。

非常にキツイですが、兎に角頂上を目指す単純明快なレースの性質。

なんだか病み付きになりそうです。

 

「第1回」ということで、運営も慣れていない様子が垣間見られましたが、

次回以降は、こなれてくるかもしれませんね。

 

なにより「関東最高のバーティカルコース」。

チャレンジ精神を煽られます。

登っている間は、しんどくて仕方が無かったのですが、

また来年、1100mの登りに挑んでみたいと思います。

 

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