大室山バーティカルレース2019 ② | KaSoランブログ

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【大室山バーティカル レポ 準備編】

 

「なぜ山に登るのか、そこに山があるからだ」

 

と、中村玉緒が言ったとか、言わなかったとか…?

 

今回ほど

「なんで俺は登ってんだ?」

「俺は何をやってんだ??」

と、自問自答を繰り返した1時間は無かったと思います。

 

 

第1回 大室山バーティカルレース。

「第1回」という言葉に魅かれて、特に深くも考えずランネットでポチリ。

あえて言うなら、「バーティカルレース=登り」。

だから、登りに苦手意識がある自分の弱点克服になるか?

その程度の考えでした。

 

バーティカルレースのことも忘れ、毎日ランに勤しんでいた8月中旬。

大会事務局からメールが届く。

 

「(略)~大会ホームページにはストックを必携とお知らせして参りました。
大室山の傾斜は最大35度とかなりきつい為、安全を考慮しストックを
お持ちいただくよう周知してまいりましたが、~(略)」

 

え、ストック必携?

最大傾斜35度??

 

そこで初めて気が付く、愚か者(涙

 

キタタン以来トレイルに入っていないし、8月の猛暑で坂練すらやってない。

こんな状態で、こんな厳しそうなレースを走れるのか?

 

だいたい、大室山の3.5kmで1100mの登りって、どんなもんだろう?

今までのレースを振り返ってみると…。

 

道志村でトドメを刺された鳥胸山や、トラウマだった八重山の二本杉が、約2kmで500mの登り。

キタタンの立石建設~鐘撞山~県境尾根分岐が、約4kmで700mの登り。

同じくキタタンの姫次が、約5kmで800mほどの登り。

 

…これ以上の登りを駆け上がるって、異常ですよ?(涙

 

まあ、今更じたばたしても仕方がない。

ぶっつけ本番なのは、いつものこと。

死なない程度に頑張ればいいかと、開き直り。

 

 

かくして当日。

 

バーティカルレースは短時間で終わるのが魅力。

いつものトレイルレースだと、夜明け前から車で向かっていましたが、それと比較して、遅く出てもかなり余裕がある。

それでも8時には会場である「みなもと体験館 道志・久保分校」に到着。

 

駐車場は会場を通り過ぎた道端の駐車スペースに案内されました。

会場まで数百メートルぐらいの距離。

道志みちをとぼとぼと歩いて、会場へ。

 

会場に到着したら、まずは受付。

ゼッケンと、参加賞の地場産野菜を頂く。

野菜はタマネギかジャガイモを選択。

わたしはジャガイモにしました。

カレーにしたら、美味しそう(喜

 

ゼッケンには組数とスタート時刻が記載されています。

私のスタート時刻は、10時10分30秒。

15秒おきのウェーブスタートなので、かなり細かい時間になっています。

 

まだレースまで2時間ほどありますが、もう多くのランナーがいました。

私はその会場の端にあるベンチに陣取り、レースの準備。

ちなみに、施設内に男女それぞれの更衣室も準備されています。

 

さて、今回の装備。

シューズ adizero JAPAN BOOST3 wide
下半身 ショートパンツ(5inch)
上半身 シングレット
アクセサリー バフ、サングラス、リストバンド、指だしグローブ
ボトル ソフトフラスに水350ml
ポーチ THE NORTH FACE Manta Ray
補給食 Mag-onレモン味、アップル味各1個、塩飴数個

その他 消毒液

 

まず悩んだのが、シューズ。

いつものトレランなら、問題なくトレイルシューズで走ります。

しかし、今回は駆け上がりなので、とにかく軽量にしたいと思いました。

そこで軽いランシューを選択し、数十グラムでも削る作戦。

ただ、トレイルでのグリップ力はどうだろう?

一抹の不安がありましたが、その結果は・・・?

 

軽量化の為、ザックも持たず、ポーチに荷物を詰める。

 

もう一つ悩んだのが、水分。

1時間程度の一発勝負なので、水分は必要ないと思いました。

ただ、連日の猛暑だし、山では何があるか分からない。

なので、念のため350mlのみ携帯。

 

傾斜のキツイ登りの為、手を使って体を引き上げることも考えられる。

岩や木を掴みやすいように、グローブも着けました。

 

そして、今回だけの特別装備品の消毒液。

ヤマビル対策です。

あらゆる場所で「絶対ヤマビルに血を吸われるぞ!」と脅かされました。

でも、今まで走った大会では、一回もヤマビルの被害にあったことはありません。

第一、大分県の山の中で育った田舎者ですから、今更ヒルに噛まれるなんて珍しくもない。

 

しかし、ここまで言われると、念のため準備した方がよいかと思い、

5mlのスプレーボトルにメタノール含有の消毒液を入れてポケットに突っ込みました。

さらに、前日のうちにランシューに「ヤマビルファイター」をスプレー。

これで、ヒル対策は万全だと思います。

 

ちなみに公式HPでアナウンスされていた「ストック必携」は、

狭い登山道で他のランナーへの安全を考慮して、自己判断になりました。

 

 

 

準備をしているうちに9時になり、開会式が始まる。

来賓あいさつがありましたが、出張だとか、所要だとかでいらしていないため、省略(笑

さらにこの日は地域防災訓練の日。

会場に消防車が乗り上げてきて、なんだかくだくだな開会式でした。

 

そんな中でも、ゲストランナーの宮原徹選手の話は、ためになりました。

「バーティカルはかなりキツイレース。

体の一部分だけでなく、全体をまんべんなく使うことで、克服できる。」

とのこと。

 

私はいつもふくらはぎがパンパンになります。

ハムストリングスや大臀筋、更には上半身の筋肉も上手に使えると、違ってくるのでしょうね。

意識して体を動かせるようになりたいです。

 

その後、運営からレースについて説明。

バーティカルレースについての説明と同時に、ここでもヤマビルの話。

よほど大変なのでしょうか。

 

開会式も終わり、いよいよスタート時刻が迫ってくる。

ただしスタート位置はこの会場ではなく、会場から道路を挟んだ、久保吊り橋の先。

ウェーブスタートの順に、20名ずつくらい呼名され、移動していきます。

 

「10時14分までのスタートの選手は、移動を始めてください」

 

運営からのアナウンス。

いよいよ、大室山バーティカル、そのスタート位置に移動。

何だか戦場に赴く雰囲気です。

緊張感が高まってきました…。

 

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