ウルトラマラソンから一夜明けて、本日8/12。
驚いたことに、筋肉痛は全く無し。
その理由として考えられるのは、クールダウンをしっかりしたことか。
8/11の深夜1時過ぎにフィニッシュ。
その後、1時間ほどの休憩をはさんで、箱根から小田原駅まで歩いて帰宅しました。
距離6km、時間にして1時間半弱。
このウォーキングがほどよいクールダウンになって、疲労物質が排出されたのだと思います。
そんな訳で、今朝も早朝ランができました。
ただ、筋肉痛は無いにしても、内蔵を中心に疲労は残っているでしょう。
そう考え、キロ5分40秒前後で10kmをゆったりジョグ。
ほどよい運動になりました。
さて、そんな8/10~8/11にかけての「OverNight60kmみちくさウルトラマラソン」レポ続きです。
走ったコースは次の通り。
60kmとうたわれていましたが、実際は61kmちょいでした。
ほぼ、横浜駅~箱根湯本駅間の箱根駅伝コースをトレースしています。
権太坂、遊行寺の坂、湘南大橋、鈴廣前など、テレビでよく見ていたワードが並びます。
もっとも、夜間なので暗くてよく分かりませんが(笑
雰囲気は楽しめるのではないでしょうか。
そして、61kmのラップは次の通り。
グラフにすると、こんな感じ。
時計は走り始めてからフィニッシュまで、全く止めていません。
1kmごとの区間ラップの差が激しいのは、信号待ちやコンビニ休憩の時間も含まれているから。
トータルで見ると、61kmを約7時間。
キロ6分55秒で走った計算になります。
【スタート~4km地点・保土ヶ谷交差点】
6時から20人ごとのウェーブスタート。
第1ウェーブはスタッフが先導をしてくれていましたが、その後のウェーブは先導無し。
もっとも、少し先に先発したウェーブが見えるので、間を空けてそれに付いていけば迷いません。
私はスタート直後、800m付近の自動販売機にいきなり寄りました。
集合場所の公園に自販機があるだろうと思っていたので、ボトルに水を入れていませんでした。
行ってみると、自販機の姿は影も形も無し(涙
仕方がないので空のボトルをもってスタート。
1kmも行かないうちに、1回目の自販機休憩(?)となった次第です。
全行程においてそうですが、歩道を走るため歩行者優先です。
特にこのスタート直後の市街地は人通りも多いので、注意して走らねばなりません。
そのため、序盤はほぼ歩いているのと変わらないほどのペースで進みます。
約4km地点、保土ヶ谷の駅前交差点で先導のスタッフとお別れ。
ここからは、ランナー各々のペースで進むことになります。
だいぶ日が暮れているので、ライトを点灯。
くらい歩道をマップを頼りに、ひた走っていきます。
【保土ヶ谷交差点~27km地点・浜須賀交差点第1エイド】
先導と別れ、ここからは自分でマップを見ながらコースを確認しつつ走ります。
しばらくは周囲に似たようなペースのランナーがいるので安心できます。
走りつつ、おしゃべりを楽しむことも。
「このレースは初めてですか?」
「そうなんですよ。今度秋の富士五湖に出るので、その練習に」
「富士五湖いいですね!私も去年出ましたよ~」
などなど。
おしゃべりしながら進むのも、楽しいものです。
ただ、やはりランナーごとにペースは違うので、徐々に離れ離れになり、その後はぼっち走になります。
「ここが権太坂か~」など感動しつつ進むも、知らない場所では本当にこのコースで合っているのか心配になってくる。
私が間違えそうになった個所は、戸塚駅前の分岐。
ちゃんとマップにも「道に沿って左折」と書いているのですが、あやうく直進しそうに。
横断歩道を渡るために信号待ちしている所、後続のランナーさんに「こっちですよ」と教えていただきました。
ありがとうございます~。
平塚駅は歩道橋を渡るのですが、ここでは誘導のスタッフさんが立っていました。
ただし、その後はスタッフの姿は一切無し。
頻繁にマップを取り出し見るも、正直どこを走っているのか全く分からない。
藤沢署を抜けるあたりまで、3回ほど道行く人に声をかけて道案内をお願いしました(汗
こんな汗だくで走っている正体不明の人間に声をかけられて、きっと驚いたことでしょう。
でも、3人とも親切に教えてくれました。
本当に有難うございます。
ここの区間でコンビニに立ち寄ったのは2回。
11km地点のファミリーマートと、23km地点の藤沢警察署横のセブンイレブン。
補給は、だいたい10kmごとに行う予定でしたので、まずまず計画通り。
買ったものは水500mlと、まんじゅうなどあんこ系の食べ物。
2回目のセブンではエナジードリンクも飲みました。
【第1エイド~38km・地点大磯IC入口第2エイド】
藤沢の市街地を抜け、湘南バイパスに出るところで第1エイドがお出迎え。
到着時刻は21時19分。
スタートして3時間あまりが経過しています。
エイドでは食べ物、果物、ドリンクなどが準備されています。
私は果物でビタミンCを補給。
ドリンクをマイカップで頂いたのち、あまり立ち止まらずに出発しました。
ここから先は湘南マラソンでも走ったコース。
バイパスは車でもよく通るし、一本道の為迷いようがない。
一番何も考えずに走ることが出来る区間です。
ただし、問題なのはほぼコンビニが無いこと。
茅ヶ崎サザンビーチのセブンイレブンは出禁。
あとは、36km地点花水川橋手前のファミマまで何もありません。
私はここのファミマまでは途中、1回だけ自販機で水を補給したのみ。
ひたすら塩飴を舐めながら、走り続けました。
夜とはいえ気温は高く、ムシムシします。
そのため水分の消費が激しい。
できるだけ何も考えず、淡々と走り続け、ようやく件のファミマに辿り着いた次第です。
ファミマでの補給は、例によって水分、まんじゅう、そしてレッドブル。
最初に飲んだレッドブルの美味しかったこと。
生き返るとは、まさにこのことか。
【第2エイド~55km地点・小田原会館前交差点】
第2エイドの到着時刻は、丁度22時。
第2エイドでは食事としてカップめんがあり、お湯が沸かされていました。
ただ、私はこんな暑い中でカップめんを食べる気にはなれず、食べませんでした。
その代りに食べたのがフルーツあんみつ、梅干などです。
座ってカップめんを食べているランナーの皆さんを横目で見つつ、ここでも足早にコースに戻りました。
コースは湘南バイパスを離れ、国道1号線に戻ります。
こちらも比較的よく通る道で、一本道ということもあり、迷わず安心して走れます。
大磯~二宮~小田原を駆け抜けるこの区間は、夜も遅い時間と言うこともあり、交通量も人通りも少ない。
とても静かな分、とても退屈です(笑
しかも、この区間もコンビニが少ない。
1か所スルーしてしまうと、その先しばらく出会いません。
第2エイドを出て、40km地点にローソンがあります。
さっきエイドで補給したばかりだったので、私はここでトイレに行ったのみで補給を行いませんでした。
「しばらく行けば、またあるだろう」と思ったのが運のつき。
なんと、小田原までコンビニがありませんでした。
とにかく、エネルギーの消費を抑えるために、何も考えず、ひたすら淡々と入り続ける。
しかし、徐々に疲れが増してきて、フォームも崩れてきます。
とにかくここは、ひたすら我慢の区間でした。
幸い自販機は沢山あるので、2度ほどボトルに水分を補給。
次に立ち寄ることができたコンビニは55km地点、小田原会館手前のローソン。
砂漠にオアシスを発見したような思いで、補給しました。
【小田原会館前交差点~箱根湯本駅フィニッシュ】
小田原の国府津駅から箱根あたりは、時々ランニングをする場所。
私としては勝手知ったる場所なので、全く迷いようがありません。
後半に来て疲労が溜まるころ、コースの心配をしなくて良い点は気楽でした。
しかし、なれないランナーの皆さんは、やはり道に迷った様子。
小田原市街地で曲がるべき交差点を直進してしまい街中を迷った、なんて方もいたようです。
また、鈴廣かまぼこを過ぎた箱根ICの入り口側は、途中で歩道が切れています。
そのことがマップには書かれていないため、歩道が無くなって、迷ったランナーもいたようです。
一か所だけ、フィニッシュ手前の山崎ICの入り口のみ、スタッフが誘導していました。
小田原市街地を抜け、箱根に近づくにしたがって、ゆるやかに上りになります。
最後の最後での上りは、体力的・精神的にとても辛い。
私は50kmを過ぎたあたりからどっと疲労が押し寄せ、ペースもキロ6分後半まで落ちました。
それでも、信号やコンビニ以外は歩かず、ずっと走り続けました。
ウルトラマラソンとしては昨年の富士五湖118km以来の2回目です。
その時は、疲労困憊で歩きまくったのを覚えています。
今回は少なくとも、止まらずに60kmを走り続けることが出来たわけです。
このことは、大きな自信になりました。
山崎のICを抜けると、フィニッシュの箱根湯本駅が見えてきます。
フィニッシュが見えると不思議と力が湧いてきます。
スタッフの応援に励まされ、長い長い60kmを走り切ることが出来ました。
【フィニッシュ後】
前述したように、この大会は競技性は皆無のため、記録証やタイムの提示などはありません。
フィニッシュ地点にセイコーの時計が置かれていますが、フィニッシュラインも分からないので、正確なタイムは全く分からず。
手元のエプソンでは、7時間4分13秒の表示でした。
フィニッシュ後はナンバーのチェック。
そして、おにぎりとお茶、または発泡酒(!)がもらえます。
わたしはこの後車で帰る予定だったので、アルコールは控えました。
しかし、ゴールした後のビールは最高だったことでしょう(笑
そのご、ビデオカメラを持ったスタッフさんにインタビューを受ける。
さらに、カメラマンから「もう一度フィニッシュの写真を撮らせてください」とのこと。
さっきは上手く撮れなかったかららしい。
写真のためとはいえ、2度目のフィニッシュはなんとも気恥ずかしい。
写真は後日発送の記録証に使われるとか?
いったいどんな表情をしているのやら(笑
さて、フィニッシュした後は各々解散ですが、箱根湯本の始発は5時過ぎ。
現在、夜中の1時。
駅周りには24時間営業しているような飲食店は無い。
なので、多くのランナーさんはちょっと離れた温泉宿まで行き、温泉で休んでから始発で帰るようでした。
わたしは、あらかじめ小田原駅に車を駐車していました。
本当なら箱根に駐車したい処ですが、箱根周辺のコインパーキングは軒並み高い料金設定です。
しかたなく、小田原駅まで自力で帰ることとなりました。
ただ、前述したようにこのウォーキングが結果的には疲労回復に良かったのかもしれません。
さきほどまで走っていたコースを反対に歩いて帰ります。
多くのランナーさんとすれ違い、そのたびにエールを送らせてもらいました。
たまに残りの距離を伝えると、
「ありがとう!」と、お礼を言われたり、
「まだそんなにあるの~!」と、驚かれたり(笑
走っている間は基本一人ぼっちでしたが、こんなに沢山のランナーが同じゴールを目指していたのだと思うと、嬉しくなりました。
また、同じく小田原方面に歩いていくランナーさんがいたので、おしゃべりしつつ同行。
その方はウルトラを頻繁に走られているらしい。
「今度120kmの大会に出るんだよね」
「それを走り切れば、今度は200kmの大会にエントリーできるんだよね」
など、嬉々として話しておられました。
・・・世の中、上には上がいるもんです(汗
無事、駐車場までもどり、そこで着替え。
疲れもあり、いつも以上に安全運転に気を付けて、帰宅しました。
今回も充実したランにすることができました。
スタッフの皆さん、一緒に走ったランナーの皆さん、有難うございました!
【後記】
帰宅してエプソンの走行ログを確認。
私の使用しているエプソンJ-350では、心拍数などに応じて「トレーニング効果」が評価されます。
その欄を確認すると…。
・・・。
・・・・・・・・。
(※以下イメージ)
私「ハァ、ハァ、ハァ、コーチ…60km…走り終えました…。」
エプソン「そうか、ご苦労さん。
だったね。」
私「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
…エプソンさん、鬼っす(涙