八重山トレイルレース2019 ⑤ | KaSoランブログ

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【八重山トレイルレポ 第1関門~二本杉山】

 

サプライズな応援をもらい、意気揚々と二本杉山へ向かう。

傍らに「熊出没注意」の看板。

先日旅した北海道を思い出します(笑

 

さて、自分にとって悪夢ともいえる「二本杉山」の登り。

距離2kmほどで500mを上る激登です。

 

2年前は「いつまでこれが続くんだ・・・」と、半死半生状態で登り続けること45分あまり。

地獄のような思いをしました。

それ以来、まさにトラウマ。

 

昨年はその恐怖心から極端にペースを落とし、ピークまで50分以上かかる始末。

 

今年は、これらを上回りたい。

前半の日原峠でペースを抑えたのも、二本杉を攻略するため。

いつまでも、恐れてばかりではいられません。

 

序盤からやや歩幅を大きくし、ガシガシ登る。

が、登るにしたがって勾配がきつくなってくる。

それでも、「きついのは気のせい、きついのは気のせい」と自分に言い聞かせ、

なるべくペースを落とさず、立ち止まらずを心がけ、一気に攻める。

 

途中、日原峠で抜かれた女性ランナーが、前方に見えてくる。

明らかにペースが落ちている様子。

二本杉の急登に、やられたのでしょうか。

「先に、失礼します!」と声をかけつつ、先行させてもらいました。

 

登れど登れど、全く先が見えない。

いつまで続くのかと、再び弱気の虫が騒いでくる。

しかし、先ほどのエイドで知人が応援に来てくれたことを思い出す。

すると、自然と笑みが出てくる。

同時に体に力が漲ってくる。

応援の力って、本当に有難いものです。

 

ひたすら登り続け、ついに二本杉山に到達。

関門出発から40分ほど。

昨年と比較して、10分以上も早い。

私にしては珍しく、登りで多くのランナーをパスすることができました。

2年前のトラウマを脱却できたような気分で、何とも清々しい。

 

流石に疲労が溜まり、だいぶ脚を削った感じではありますが、

残すはコヤシロ山~尾続山、そして往路でも走った八重山など。

二本杉をクリアした勢いで、これらの山々を越え、ゴールを目指すのみです。

 

さあ、二本杉を下って第2関門「お花畑」を目指そう!

 

ただ、雨脚が一向に弱まらないのが気になる。

この先のトレイル状況は、どうなっている?

 

一抹の不安を感じつつ、直滑降の下りへと走り出しました。

 

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