東丹沢宮ケ瀬トレイルレース2019 ④ | KaSoランブログ

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細く、長く、マラソンを続けていきたい。
大会に参加するのも好きで、今後のための備忘録ブログです。

平成最後の日、そして令和最初の日は奥さんと泊まりでお出かけしてきます。

美味しいものを食べて日頃の仕事を慰労し、新しい年号を迎えたいと思います。

 

【宮ケ瀬トレイルレースレポ 榛ノ木丸~大平第2関門】

 

最高地点の姫次東を目指し、榛ノ木丸を出発。

最初に少しだけ下った後、ピークに向けた登りが始まります。

 

ただ、ここからの登りは榛ノ木丸までに比べれば緩やか。

植相も変わり、樹上が開けて青空が見える。

開けている分木々の間を好きなように抜けて登れるのですが、

油断するとコースロストしてしまいそう。

 

ふと気が付くと、前後に全くランナーの姿が見えなくなりました。

一瞬「ロストした!?」と思いましたが、ピンクの道標に沿って歩いているので、その心配は無さそう。

 

しかし、一人で山中を進んでいると、さっきまで多くのランナーで賑やかだった分、何とも心細い。

トレランでも熊鈴を鳴らしながら走るランナーは多い。

しかし、私は特に気にせず、身に着けてはいません。

こんな時、熊に襲われたらどうしよう…。

 

その時、ふいに「ガサガサガサッ!」と、横の茂みの中から一匹の動物が飛び出てきました。

 

「おぅわあぁぁ!!」

急な出来事に驚き、思わず声を上げる私。

 

飛び出してきた茶色の動物。

よく見ると…、

 

鹿だ!!

 

しかも、結構な大きさの雌鹿です。

 

飛び出した弾みか、私の声に驚いたのか、目の前でずっこける鹿。

私も驚いたが、鹿も驚く。

鹿は慌てて起き上がると、斜面を下の方へと、飛んで逃げていきました。

 

一瞬の出来事でしたが、図らずも丹沢の自然の豊かさを感じる貴重な体験でした。

 

そんなことがあった為か、特にキツさを感じることも無く、いつのまにやら姫次東のピークが見えてくる。

榛ノ木丸を出てから約15分、10:05にレース最高地点を制覇しました。

 

ここから先は、いよいよ下りです。

待ってましたと下りへ向けて駆け出しますが、目の前に表われたのは木道の下り。

私は、この木道が大の苦手。

 

木道の小さなでっぱりに上手く歩幅を合わせられず、躓きそうで怖い。

前を走るランナーは気持ちよく快走していますが、私はへっぴり腰で恐る恐る下るのみ。

折角の下りなのに~(涙

 

そんな木道も、しばらく進むと通常の登山道に。

道幅も広く、よく整備されているので自然と下りのスピードも上がっていきます。

やっとで下りの気持ちよさに、気分爽快。

これこそトレランの醍醐味です。

 

直線の下りなので、どのランナーも兎に角飛ばす飛ばす。

それに付いて走れている自分。

初参加の2年前よりは、成長しているようです。

 

姫次東から大平分岐に至るこの下りは、去年のキタタンでも走った道。

しかし、あの時は熱中症で意識朦朧としていたので、折角の下りも歩き倒しました。

今年のキタタンは、今日と同じように下りを楽しみたいものだと心に誓うのでした。

 

楽しい時間はあっという間。

ピークから約10分、10:16に大平分岐に到着。

分岐を右折し、さらに下りは続く。

ここからは細かいコーナーが続く、テクニカルな区間。

しかも、2kmほどの距離で500mを下る急斜面。

登りが急なら、下りも急です。

 

気持ちよく走りつつも、細心の注意は怠らない。

トレランで常に心がけているのは、安全第一。

 

やがて応援の声が聞こえてくるように。

20.8km地点、第2関門兼エイドです。

大平分岐から約15分、10:33到着。

 

厳しい山道を越えてきた所に、エイドの方々の暖かいもてなし。

張り詰めていた気持ちがほっとします。

スタッフのみなさん、ボランティアのみなさん、本当に有難うございます。

 

ここのエイドでも、まずは水を1杯。

さらに、バナナを1本。

傍らのタッパーに塩が準備されていたので、これを付ければ「名物・塩バナナ」の出来上がり。

塩バナナを食べると、「ああ、今年も丹沢の山に戻ってきたなぁ」と感じずにはいられません。

 

最後にトイレで用を足し、エイドを出発。

残りは約12km。

後半の山場は松茸山のみ。

 

ここまでの経過時間は2時間33分。

一つの目安としていた4時間は切れそうです。

あとはどれだけタイムを縮められるか?

 

残りの力を出し切るべく、最後のコースへと向かいます。

 

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