須坂米子大瀑布スカイレース2018 ⑥ | KaSoランブログ

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細く、長く、マラソンを続けていきたい。
大会に参加するのも好きで、今後のための備忘録ブログです。

エイドを後にし、残り約10km、ここまでハイドレ1/3ほどしか消費していない。

気温が低いため水分補給は控えめだった様子。
補給に関しては、1時間おきにマグオンor羊羹でエネルギーチャージ。
さらに塩飴をなめながら走ってきました。

 

エイドを出発後、歩きながらレインウェアを脱いでザックにしまう。

いつもの裸の大将スタイルへ。


雨も小降りになってきたし、走って暑くなってきた為、もう必要ないとの判断しました。
実際、この後の復路のピークでも、たいして寒さは感じないで良かった。

 

ここから神社への上りは、1kmほどのハイキングコース。


「ここから気合入れて上り返しだ!」と、走り始めた途端、両足のハムに引きつる感じ。
下りの林道で気持ちよく飛ばしてきましたが、思ったより脚にダメージがあったか。
ただ、様子を見つつ上っていくことで、徐々に解れてきて一安心。
しかし、まだまだ脚の鍛え方が足りないなぁ~と、走りつつも反省。

 

米子不動尊に続く上りは、清流沿いを上ります。

ただし、この日は雨の為か、わりと激流。

それでも、川の流れを感じられて、激しいレースの中でも癒されました。

 

登りきったところで鳥居をくぐり、米子不動尊に到着。


神社では手を合わせて、安全祈願。

お賽銭が無くて、申し訳ありません。


そこから神社の左手奥に向かうコースに進むと、滝の入り口に。

「レースコースはまっすぐで~す。滝は右手に進むと見れま~す」と、スタッフさんの案内。
滝へはコースをはずれて50mほどらしい。

レース中ではありますが、折角なので滝のビューポイントへ進む。


すると、目の前に天から降り注ぐ白滝。

米子大瀑布の一つ、不動滝です。
ものすごい大迫力!

遠くから眺めるのも風情がありましたが、近くで見るのもまた躍動感に溢れてています。

体の底からエネルギーが漲ってくる感じ。

パワーをもらいました。


しばらく眺めること2~3分、再びコースに復帰です。
さらに、進むと2つ目の滝、権現滝のビューポイントへ。


こちらはほぼコース上にあります。
ただし、木々に隠れてあまり近くには見られませんでした。

 

2つの滝を見て、また神社に戻ってくる。
先ほどとは逆に神社向かって右手の奥に進みます。
草原下を上り、往路コースに合流。


往路では幸いにも霧の合間から2つの滝を見ることができましたが、

エイドと不動尊を周回してくる間、霧が深くなり、今は真っ白に。


今到着したランナーたちには、ちょっと残念でしょうか。

 

ここからは来たコースを逆走して上り返すコースに。
そのため、小根子岳を下ってくる後続のランナーと多数すれ違います。
狭い区間ではお互いに道を譲り合う状況になります。

前述したとおり、ここは登山道が崩れているアドベンチャー区間。

要所でスタッフが交通整理をしています。
その場合は立ち止まらないといけない為、記録を狙うには厳しいかもしれません。

 

しかし、それと同時にすれ違いざま、お互いに声を掛け合える、とても賑やかな区間でもあります。

「ナイスラン!」

「がんばって!」
レース後半で疲れも溜まってきていますが、声を掛け合うことでテンションが上がります。

自分としては元気をもらえて、とても楽しい区間でした。

 

大木が倒れ、登山道を塞いでいる場所。
ポールを着きながら下ってくる女性が、段差の上で立ち往生していました。
差し出がましいかと思いつつ、手を貸して支える。

「ありがとうございます」と、笑顔と言葉。
登山の基本、助け合いの精神が感じられました。

こちらこそ、ありがとうございます。

 

往路で下ったトレイルをずんずん登ります。
徐々にすれ違う人も少なくなってきました。
ピーク手前、繰り返されるつづら折れ。


心拍がきついが、走れそうな部分はがんばって走る。

ついに復路のピーク、小根子岳北肩分岐に到着。


ここからは往路とは離れ、別ルートで下ります。

 

今回のレース、前年度のリザルトを見つつ、「4時間30分以内にゴールできるかな?」等と目論んでいました。

そのための時間配分を、だいたい次のように考えていました。
往路のピーク小根子岳まで2時間を計画、ここは1時間50分ほどでクリア。
19km地点エイドまで2時間半を計画、しかし2時間45分で15分オーバー。
下りなのでピークから30分ほどでくだれると踏んでいましたが、予想以上の悪路のため時間がかかりました。
その後の登り返し小根子岳北肩分岐までを4時間計画、下りの借金をチャラにして4時間でクリア。

残りは30分。

分岐を越えればゴールまで下りなので、30分で行けると考えていましたが、ここが時間がかかった。


どろどろの足場、川のような水たまり、ガレなどでとにかく走りにくく、思うようにペースが上げられない。

しかし、こんな時こそ落ち着いて基本に立ち返る。

安全第一だと。

記録もあるが、怪我をしてまで走ることはありません。

ゆっくりと安全に下ることにしました。


やがて避難小屋分岐に到着。
再び往路で上ったコースに合流、今度は逆走して下りです。
ここの路面が、輪をかけて酷い状況。
往路ではそれほどでもありませんでしたが、多くのランナーが通った後、比較にならないほどぐちゃどろに。
水たまりの中に足を突っ込むのは勿論、泥に足が滑り、まともに走れない。

田んぼの中かと思うほど泥中に足がうまる場所も。

とにかく安全第一です。

 

やがて、牧場脇の道へ。
すると、前方から走ってくるランナーが。

午後1時にスタートした、ショートコースのトップ選手でした。

その後もぞろぞろとショートコースのランナーが走ってきます。
再び賑やかなすれ違いシーン。

牧場脇の道は狭いため、すれ違うには厳しい場所も多いですが、

それ以上に互いに声を掛け合い、励まし合えるのが楽しい。


ただ、牧場柵の有刺鉄線にランシャツを引っ掛け、危うく破れそうになりました。

大仁田厚ばりの流血事故にならぬ様、要注意ですよ。

 

下れば下るほど行き交うランナーも増えていきます。
中には中学生?らしきランナーも。

私が中学生の時には、考えもしない世界ですね。


下りきったところで橋を渡り、緩やかな上りへ。

ここがまた、泥でつるっつる(涙
水で濡れた滑り台を逆走するように、足を滑らせながら上ります。


やっとでどろどろ区間を抜け、道路を渡って会場裏手へ。


林道を外れ、キャンプ場の炊事場などを抜け、青年の家に続くロードに出る。
最後は上りのロード。

最後の力を振り絞って、全力で走る。

残り数百m。
会場近くのはずですが、濃霧で全く先が見えない。

どこまでラストスパートをかければいいの??


すると、突然霧の中から会場入り口が出現。

そのままの勢いでゴールゲートをくぐりました。


ゴール地点では大塚さんがお出迎え&ハイタッチ。

さらには、一人一人にアナウンスして声を掛けてくれます。
私はゴール後の笑顔を褒めて頂きました。

 

いい年して、恥ずかしくもあり、嬉しくもあり。

ただ、自然と出てきた表情です。

それは走り切った達成感もありますが、

それ以上に米子大瀑布の情景に感動したことと、多くのランナーと励まし合えた結果だと思います。

自然に笑顔があふれる、素晴らしい大会だったと感じられます。

 

記録:4時間36分04秒

部門別:6位/82人

総合順:30位/236人

 

 

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