蝶々は触れない。[kasmilog] -23ページ目

昨夜四角い夢を見た

手すりの無いシーソーに乗っかって
四角い窓の夢を見た
灰色の鳥が止まっているから
気づかれぬように走っておいで

時計回りに鍵を隠して
ゼンマイ仕掛けの罠を飛び越えて
光が無いなら水を飲めばいい
全部が消えたりはきっとしないから

このままグルグル靴を鳴らして
音楽はいつも鳴り止まない
踊りつかれたら手を取り合って
内緒の花を摘みに行くんだ

空の魚はみんな無彩色で
聞こえる君は誰だか解らない
リドルみたいな手紙を拾って
解けない言葉は忘れてしまった

ゼンマイ仕掛けの罠を飛び越えて
光が無いなら目を開ければいい

脈拍

宿り木の小さな手が
折れそうになるときは
いつも薄い空気を
集めるように吸い込んでる
ねえ冷えた背中を
床にこすり付けて
小動物みたいな声で
誰でもない人を呼んでいるの

ヒスが始まる前に
尋ねるのを終わりにして
嘘ばっかりの理由を
考えるのは少し苦手で
糸が絡まったら
今度はほどかなくちゃ
そんな遊びをしていたら
スープがぬるくなってしまう
悲しさが伝わるかしら

ゲームはいつだって
お終いを目指してするもの
動くことを始めたなら
祈りながら目を閉じて
待つことしか方法はなく
もう少しだけ
どうかもう少しだけ
だから戸惑ってしまうの
針の音は聞かないふりをして
室温が上下するのを見ている
憂鬱の波があとから襲ってきても
知らんぷりで息をゆっくり吐くだけ

リリー

女の友情ってコワレヤスイんだってリリー
だから言っちゃったの「あたしヤダなそういうの」
心にも無いなんて言い訳もする
だってどうでも良かったの

ねえあの子の神様
秒読みして待ちます
100まで数えます
それじゃ償えませんか
「もぉいいかい?」
聞こえない

ねえリリー あなたの知らない所で
あなたの知らない人の
誤解を招くために1限をサボってるんだ
ねえリリー この間みたいに
あたしの願いをかなえて
簡単な下克上を始めようか