眼の事・治験の事 | 膵臓癌になりました

膵臓癌になりました

2016年7月、膵臓癌と診断されました。それから今迄の経過を公開します。癌の症状や経過は患者毎に様々ですが、何方かの参考になればと思います。
尚、頂いたコメントは一応確認の上公開の可否を判断した後、公開致しますので反映は遅れます。悪しからず。

おはようございます。

 

今朝の天気は曇り。気温9℃、微かな北東の風。

 

体温:35.9℃

体重:83.7kg

血糖値 朝:132 昼:147 夕:165

 

まだらな高い雲の下に黒い低い雲が垂れ込めています。今日は夕方から雨の予報。早目に外出の用事を済ませなければ。

 

昨日の午後も自分としては目一杯動きました。

 

・昼食後、車屋さんに行き、車庫入れで壊したサイドミラーの修理依頼。

・眼科へ行き右目の見えにくい状況の診察

・買い物

 

この3つをこなすのに約3時間半を要しました。帰宅は5時半。治験の問い合わせもしたかったのですが、少々時間が足りませんでした。

 

結果は、

・ミラーの修理は来週の木曜日の午後になりました。

・眼科診察は多分心配していた薬剤性の白内障ではなく、複視が原因と思われる検査結果が出ました。

 

一つ安心ですが、複視も問題です。具体的には片目づつ見た時に見え方に差が大きく脳内で両眼の映像を合成する時に補正が出来ず、物が1つでは無く複数に見えるのです。右目と左目を交互につぶって見え方の差を見てみると、右目は直線(例えば家の柱やドアの枠等)が若干左に回転して見えます。左目はこの逆で、右に回転して見えます。結果、垂直な線を両眼で見ると下が開いた「ハ」の字の様に見えているので像が一つにならないのです。左右の視力の差は思った程にはなく、ある程度の色調の差やボケ方の差はどんな人にも有ると言う事でした。特に加齢による影響は避け難く、致し方無いとの事でした。プリズム加工を施した眼鏡が必要なようです。

 

一先ず今日は眼鏡屋さんに行って相談して来ようと思います。眼科の方は、処方箋を出して呉れるとは言っていますが、オキサリプラチンの副作用に白内障も有り、その影響が出ていないかどうかの検査を1週間後に行い、何でもなければ処方箋を書くとの事でした。でも毎日夕方になると頭痛が来る状況ですので、先ずはメガネを何とかしたいと思います。

 

では何故今週の月曜日にメガネを受け取るまで気付かなかったのでしょうか。恐らくですが、以前の眼鏡では視力が出ていなかったので、全部がボケて多少の複視は判らなかったのだろうとの事です。うーん、まるで私の頭脳のようです。納得。

 

さて、目から離れましょう。

 

今朝の空です。

5:25の東の空です。もう日の出も時刻は過ぎていますが、こんな感じです。
横に目をやれば菜花が間もなく終わりそうです。
此方は用水路に浮かんでいた鳥です。鳥がいるとコイ達は姿を隠してしまいます。頭に赤い物が見えていましたが、何せ良く見えていない目ですので、鳥の種類は良く分りません。
 
最後に和歌山で実施されている治験の情報を少々。UMINからの情報です。
試験名:標準療法不応進行膵癌に対するS-1併用WT1ペプチドパルス樹状細胞(TLP0-001)の安全性・有効性を検討する二重盲検ランダム化比較試験
 
難しそうな名前ですね。でも、要はTLP0-001と呼ばれている樹状細胞ワクチンの試験です。TS-1とこのワクチンを並行投与します。しかし、第Ⅲ相のランダム化治験ですので、TLP0-001を投与するグループとブラセボを投与するグループの2つに分かれて治験が行われます。即ち、参加できても狙った薬剤を投与される確率は50%です。定員は両方合わせて185名。因みにTS-1は80㎎/㎡と規定量一杯ですので、テガフール、フルオウラシルに過敏に反応する方はきついかも。
 
参加条件、除外条件はとても長いので、全文引用は控えますが、注目すべきは参加条件の中に以下の文言が有ります。
 
(2) GEM及びnabPTXを含む治療を受けた結果、当該治療に不応もしくは不耐と判断されている。フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤を除く他の化学療法や放射線療法の実施の有無は問わない。
 

そして除外条件には

 

(1) フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤による治療歴を有する。ただし、術前・術後補助化学療法として治療し、薬剤の最終投与日より少なくとも半年以上再発を認めなかった場合は登録可とする。

 

と有ります。

 

フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤とはフルオウラシルやテガフールです。詰り、術後補助治療としてTS-1の投与を受けていてもいいが、その間(標準は半年)に再発を認められた人はダメよ。と言う事です。又、5-FU(FOLFILINOXの水筒の中身)を投与された人(FOLFIRINOXをやった人)もダメです。

 
この参加条件から考えるに、比較的に発見から日が浅く、標準治療を散々やっていない人でしょうか。手術が出来た人の方が可能性は高いと思います。
 
私?ダメでーす。術後補助治療のTS-1の投与中、約4カ月で再発していますし、FOLFIRINOXも今やっています。でも、別の理由で和歌山へは行こうと思っています。
 

他にも条件は他にも沢山有りますので、詳しくは全文を参照頂きたいのですが、上記の条件だけでも7割位のすい臓がんブロガーは参加できないはずです。条件にはまると思われる方で参加を希望される方は主治医とご相談下さい。

 

長くなりました。この辺にして置きます。

 

 

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