おはようございます。
今朝の天気は晴れ。気温‐2℃、南寄りの風。
体温:36.4℃
体重:84.2kg
血糖値 朝:173 昼:107 夕:241
今朝は予想通りの冷え込みですね。これだけ冷えていて南の風も無いもんだろうと思ってしまいますが、私の観測点ではしっかり南から空気が流れて来ます。敢えて気にしなければ判らない程度ですが、、、。
今朝の散歩は何方にもお会いすること無く約1400歩の標準コース。寒さで鼻水が出る位で、特に不調は無し。アブラキサンの後遺症の足の痺れが無ければ腹の中に腫瘍が有る事など忘れてしまいそうです。
さて、昨日に続いて抗癌剤の話です。
現在私を悩ませている症状は細かい事を除けば3つ有ります。
1.アブラキサンの副作用に起因する足の痺れ
2.アブラキサンの副作用に起因する足の浮腫みと蜂窩織炎
3.抗癌剤の前に打つステロイドに起因する糖尿病
全て抗癌剤治療によって引き起こされたものです。
糖尿病以外は致命的な物では無いのですが、糖尿病は一度なると治りません。厄介な奴です。2016年夏頃迄のHa1cの値は5.2程度を中心に推移して来ました。膵体尾部切除の術後、これが7程度まで上がり、全く効かなかったTS-1投与を受けていた約半年間はこの辺りで落ち着いていました。しかし、2017年夏にアブジェムを開始して1か月後のHa1cは11.7と急上昇。確認された最高の血糖値は674でした。この程度まで上がると多尿等の自覚症状が出て来ます。24時間で5000mlというバカみたいな量の尿が出ました。
この対策としてインシュリンの自己注射が始まったのですが、私の方からもDrに自分なりの提案を行い、ある程度は取り入れて頂きました。一番大きかったのは抗癌剤の前に投与する制吐剤としてのステロイドをアロキシという非ステロイド系の薬に変えて貰いました。
この薬は特殊な薬で、がん患者の抗癌剤治療の制吐剤にしか使用が認められて居ません。肝機能障害の副作用が比較的に高い頻度で見られるからです。しかし、膵機能が低下しているすい臓がん患者にステロイドを投与して糖尿病を発症させる、または悪化させるよりは良い為、肝機能に問題無い患者には投与できる事になっています。正にメリット・デメリットのバランスの上に認可されている訳です。此処を旨く調整できれば良い薬です。糖尿を発症する前に適応可能な方は切り替えをお勧めします。
ステロイドはこの他にも有り、造影CTを撮る際の造影剤のアレルギー症状予防・軽減のために使われる薬もステロイドです。造影CTの日は血糖値のコントトールに悩みます。特に撮影前が絶食になるので、ぎりぎり低血糖寸前の所で検査に入り、終わった途端に普段の5割増しでインシュリンを打ってから食事。これでも若干高血糖になってしまいます。65迄落とした血糖値が300超までステロイドだけで上がります。すい臓の血糖値コントロール機能が完全にダメになっています。こうなる前にアクションを起こしましょう。
最後になりますが、すい臓からのインシュリン分泌の約70%前後を膵体部が担っているそうです。この為、膵頭部がんの方より膵体部がんの方の方が糖尿病を発症しやすいそうです。すい臓全摘の方は致し方有りませんが、膵体尾部切除の方はより注意が必要です。膵頭部切除の方も油断は禁物です。今迄比較的に長期間抗癌剤治療を継続されている方の今後の新たな糖尿病の発症は確率が低いと思いますが、これから治療に入る方はご注意下さい。
癌と闘う戦士達の村
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