なんてことない非日常 -29ページ目

なんてことない非日常

スキビ非公認二次創作サイトです。
駄文ばかりの辺境館ですが、広いお心で読んでいただける方歓迎しております。

 §ルートX    56





  「京子さん、夕食の前にシャワー浴びますか?」



百瀬の質問にキョーコはしばらく反応できなかった。



「京子さん?」



何度目かの声かけで、ようやく意識を戻したキョーコを百瀬が不思議そうな顔で覗き込んだ。



「さっきから・・・何かあったんですか?『ウッドスティック』で・・・」



先ほどまでいたレコーディングスタジオで、レイノに会ってからキョーコは思考の殻に閉じこもっていた。

それはレイノに会ったということよりも、レイノとの会話で思わず自分が発してしまった言葉にあった。



『真似されただけでファンを取られるなんて、不和もたいしたことがない』



『そんなことないわよ!!』



(私・・・どうして・・・あんなこと・・・・)



咄嗟にショータローを庇う発言をした自分の言葉が自分で信じられなかった。



(アイツは私を使うだけ使ってゴミのように捨てたのよ!?オンボロの踏み台扱いだったのに・・・・)



ベッドに腰掛けたまま、膝の上に置かれた手をぎゅっと固くした。



「京子さん?」



「え!?ええ!!夕食楽しみ~!!」



「え?・・ええ・・・だから、その前にシャワーをって・・・・」



「へ?・・・・・」



困った顔をしている百瀬に、キョーコは慌てて謝りながらも部屋についているユニットバスではなくこのホテル自慢の大浴場に行ってみること告げると部屋を出た。



(・・・・・これ以上部屋で陰鬱として考え込んでたら、百瀬さんに余計な心配かけちゃう・・)



バスタオルと、バスセットを抱えロビー階までエレベーターで降りると案内板に沿って大浴場を目指した。


途中、ロビーの前ではチェックインをしている人々を眺めながらキョーコはふと嫌な予感がした。



(・・・・・・・・・・・・・・ま・・まさかね~?)



これ以上嫌な考えが頭の中に沸いてこないように強く頭を振ると、急いで大浴場を目指すのだった。




*************




「・・・はあ・・・・・」



蓮は、着信の訪れない携帯画面を眺め大きく息をついた。



「蓮さん・・・辛気臭いため息は駄目だぞ~」



それをすかさず社に注意されると、蓮はふてくされた。



「今、休憩中だからいいじゃないですか・・・」



「・・・スタジオと違って、ギャラリーも多いんだから・・・ちゃんと『敦賀 蓮』は保っててもらわないと・・」



屋外の撮影は、多くの一般人が覗きにきている状態だった。

あまり気の抜けない休憩もそこそこに、蓮はうんともすんとも言わない携帯を社に預けると立ち上がった。



「この調子だと予定よりも早く終われそうですから・・・これで休憩は最後にします」



「え?!で、でも・・・・」



それはさすがにキツイのではないかと心配する社に、蓮は安心させるように笑った。



「大丈夫です・・ですが、すみません・・社さん」



「え?なにが?」



「沖縄観光と食い倒れツアーは、また今度にしてください」



「・・・・・お前・・俺をなんだと・・・・まあ・・・ちょっと残念だけど、蓮くんがこれ以上へそを曲げるのは困りものだからな?」



「・・・曲げてませんよ・・へそなんて・・・」



「いや、絶対曲げてる」



「曲げてません」



「いやいやいや、曲がってますよ?こ~んなクネクネと」



「・・・・・俺のへそはそんな変幻自在じゃありません・・・・じゃあ、向こうへ行く手続きをよろしくお願いします・・明日朝一番の便で行けるようにしますから」



蓮の言葉に社は、もう冗談を言うことなく頷いた。



「ああ、わかった・・・・お前も心の準備しておけよ?」



「は?」



「仕事の段取りを縮めても、キョーコちゃんの所に飛んでいく恋に支配された男にキョーコちゃんがドン引きしないとも言い切れないからな~」



「・・・・・・・・・・・・・」



社の言葉を聞いていたはずの蓮は、何も聞かなかったかのようにセッティングされた場所に向かってしまった。

そんな蓮の背中に社は大きなため息を投げつけるのだった。



*********



(・・・・神様って・・・絶対ドSだ・・・)



大浴場でまったりとお湯に浸かっていると、サウナ室から出てきた祥子と鉢合うことになった。



「本当に偶然!」



「・・・・・・・・・・・・ええ・・・本当に・・・・」



先ほどまで、嫌なことは水に流そう!!と意気込んでいたのを一気に落とされた気分でキョーコは湯船にぷっかりと浮かぶやわらかそうな大きな膨らみを横目で眺めた。



「ああ~~!!やっぱり、大きなお風呂って気持ちいいわね」



のびのびしている祥子に、キョーコは聞きにくいことを渋々聞いてみることにした。



「・・・あの~・・・・」



「なあに?」



「・・・・・もしかして・・・・皆さん・・ここに泊まられているんですか?」



「ええ、この辺りで便利がいいのがここのホテルだから」



「・・・・・そう・・・・・・ですよね・・・・」



ブクブクブク・・・と沈んでいきそうなキョーコに、祥子は困ったように眉根を寄せた。



「大丈夫よ?あの子・・あんまり部屋から出ないし・・・・・今は、ちょっと事情があってレコーディングが追い詰められてるっていうか・・・・」



まるでキョーコの落ち込みが移ったかのように、祥子まで暗い顔をし始めてしまった。



「・・もしかして・・・あの、ビーグルのせいですか?」



「・・・・まだ・・そうとは決まったわけじゃないから・・・でも・・私たちは彼らが怪しいと思ってるの」



「?・・・・あの・・・・また真似されたんですか?」



「あっ、ううんっ・・・ごめんね~つい、愚痴ちゃった・・・キョーコちゃんは尚を理解していて、この間も尚を復活させてくれたから・・思わずキョーコちゃんに泣き言言っちゃた」



少し泣き出しそうな祥子は、ゲンコツを作って小さく自分の頭を小突くと誤魔化すように笑った。



「あ!キョーコちゃんたちはどこら辺で撮影してるの?」



「あ・・・実は、自宅を貸していただけるというお宅がですね?・・」



二人は落ちた空気を誤魔化すために、話しをそらしてしばらく過ごした。



(・・・・・・のぼせた・・・)



あまりに必死に会話をしたため、すっかり湯当たりしたキョーコは髪を乾かすのもそこそこに祥子を置いて大浴場を後にした。



「あ・・・高原の水試飲~~っ」



リラクゼーションスペースに置いてある飲料水コーナーに、キョーコはフラフラと吸い寄せられて水を飲んでいると背後から嫌な声が飛んできた。



「げっ・・キョーコ・・・」



「!・・・・・・ショータロー・・・」



風呂に入りに来た様子がないショータローと向かい合って、お互い嫌そうな顔をしているその時だった。



「キョーコだ」



「!!?」



その声は、ここでは絶対に聞きたくないと恐らくキョーコもショータローも思っていただろう。

一気に二人の顔が歪になった。

その表情に、なぜかレイノは酷く嬉しそうな顔をした。



「昼間ぶり」



「っ・・」



「は?昼間?・・・なにコイツと会ってるんだよ」



ショータローはさらに機嫌を悪くして、キョーコに突っかかり始めた。



「偶然よ!」



「そうかな?」



「は!?」



「必然だろ?お前と俺は運命で繋がっているようだからな?」



「は?・・・・・・はあああああああ!!?」




57へ







最近すっかり停滞が板についてしまった、ユンまんまです。


いつもでしたらこの時期でしたら、暑中見舞いがてらの小話でも・・・というところなのでしょうが、もう7月!?もう夏休み(という名のサターン・ホリデェ~)がやってくるの!!?


と、いう・・いつも以上に戦線恐々とした毎日の中週3回の更新すら儘ならない状況になっております。


既に公開されております某所の企画にも、こっそりと参加表明をしておりますが・・お話しが全然書けていない!!(号泣)


近頃は、アメンバー申請のメッセージすら確認することが出来ないっ



これまでにないアップアップぶりを発揮しております。


そこで次回のお話からコメントを控えさせていただきたいと思います。


皆様からのコメントは、元気になったり作品の原動力になったりします。

それと同時に、私には大きな糧でもあります。


ただその分、コメントをお返しするにはお話し一本分書くぐらい気力を使っていたりします。


せっかくお心を頂いているので、短くでもこちらの気持ちも伝わるように考え抜いて書いているつもりです。


するとお話しを書こうと思っていたはずなのに、コメントの返信のみで終わらせてしまうことも・・・。


せっかく申請時に、『楽しみにしています!』『続きが気になります!』と頂いているのに・・・このままではいかん!!

本末転倒となっている状況が回復するまで、しばらくコメントは凍結させていただきたいと思います。


まあ、元々少ないのでせっかくの元気の源をなくすのは忍びないのですが・・・せめて週3回の定期更新が回復するまではこの処置を続けさせていただこうと思います。


いつもコメントを頂いている方には、本当に感謝してもしきれませんが勝手な行いをお許しくださいませ。


それと共にメッセージの方の返信を出来るだけ早くしたいとは思いますが、停滞してしまった場合はしばらくお時間をいただけたら喜びます。



さてさて・・今後の予定です。


月曜はルートを進めたいと思います。

軽井沢編をルートらしく・・・すると、ほのかに犯ざ・・ごっほ・・強か・・・ごほごほごほ!!

といった話しに流れていきそうなので、お覚悟です!!(なにが?)


水曜はしばらく空白としておきます。

余裕が出たきたら、こちらにアップしていこうかと思います。


金曜はマリッジ~です。

まだまだ手探りのため、温かく見守っていただけると嬉しいです。



そして早く企画にも参加できるように頑張ります!!

企画についてはまた後日アップさせていただきます。


どうぞこれからもよろしくお願いいたします。



ユンまんまでした。




†Marriage end bule   4





 花嫁の必須アイテムはやはり『白』。



(それも純白・・・・・・・・・・のはずなのに・・・)



キョーコが今着ているのは、オフホワイトのワンピース。

レース地やフリルがたくさん付いているのは、若干よそ行き感を醸し出しているとはいえ・・・



(・・・・ウェディング・ドレス・・じゃないじゃない・・・)



朝から大騒動しながらも、嫌々連れて来られたのは自宅敷地内の迎賓館。

ローリィが年に数十回、訳のわからないパーティーを催すそこは今日に限っては厳かなチャペルに変身していた。



(・・・とはいっても・・自宅で結婚式・・・しかもただのワンピース・・そして・・・)



淡いグレーのスーツを着ているクオンは、昨日や今朝のやんちゃな青年ではなくきちんとした大人の男性になっていて一瞬キョーコは眩暈がしたが慌ててそこから視線をそらした。

するとキョーコよりもやや控えめなピンクのフリルワンピースを身に纏ったマリアと、正装をしたローリィが目に入ったがそれ以外誰も見当たらなかった。


ただ祭壇には、牧師ではなく大きな液晶テレビが置かれているだけだった。



(・・・・いやいや・・それこそがこの場が異様な空間としている根源でしょう・・・)



など一人頭の中でブツブツと文句をたれていると、目の前にクオンがやってきた。



「うん・・・・いいね?・・・『馬子にも衣装』」



にっこりと天使のような笑顔で蔑まされたキョーコは、一瞬にして般若のお面をかぶった。


そんなキョーコに笑いが止められない様子のクオンは、しばらく体を曲げて笑い収まると憮然としているキョーコの耳に真珠のイヤリングをおもむろに付け始めた。



「!?なっ」



「俺の母さんから・・・本当はこっちに来る予定だったんだけど、二人とも予定がつかなくなったから」



一つは取り付けられてしまいデザインを見ることが出来なかったが、もう片方のイヤリングをクオンはキョーコの目の前にぶら下げた。



「・・・かわいい・・」



耳元に3mmほどの真珠、その下にラリエット状に繋がったキラキラ光るリボンを象った物がぶら下がって可愛い印象のイヤリングだった。



「そう?・・気に入った?」



今見せてもらったものも、もう片方の耳に付け始めたクオンの指が首筋と耳朶を辿りキョーコは小さく肩を揺らした。

少し鼓動がざわついたが、それを悟られないように平静を装った。



「・・・い・・ちおう・・・・私の・・ために?」



「そ、母さんはジュエリーデザイナーだから」



「えっ!?買ってきてくれたんじゃなくて作ってきてくれたの?!」



クオンの何気ない一言にも大きな驚きを見せるキョーコに、クオンは目を丸くしたが直ぐに目を細めて微笑んだ。



「そう・・作ってきたんだ・・これもね?」



真珠のネックレスはイヤリングと同じで中心にリボンの形を象った宝石を掲げて、可愛らしい花嫁に相応しい色を添えた。



「このリボン可愛い・・キュービックジルコニア?」



「・・・・・ダイアだけど?」



「え!?」



「驚くこと?そうそう、それネックレスだけで320万だから」



「ええええ!?」



大声上げてリボンの部分をまじまじ見つめていたキョーコは、触れるのを慌ててやめた。



(おじい様のパーティーでもこんなの着けたことないのにっ)



自分は庶民的なまともな感覚を持っていると自負しているキョーコは、じゃあ・・落としてしまいそうなイヤリングは一体幾らするのか・・・などと考えないようにカクカクした動きで手招きするマリアの元に向かった。



「お姉様!なんだかすごくいい雰囲気でしたわよ?!」



「え!?や、やめてよ・・・おじい様も人が悪い・・なんであんな・・・」



女性に宝飾品をつける仕草が手馴れていることに不信感を募らせブツブツいい始めたキョーコに、マリアは目をクリンと見開いた。



「・・・私、お姉様にはクオン様が一番だと思うわ」



「!?・・・え?・・・でも・・昨日・・・」



昨日と言っていることが違うとうろたえ始めたキョーコに、マリアはにっこりと笑みを作った。



「あれから色々考えましたけど・・・クオン様こそがお姉様にとって理想の王子様ですわよ?」



「ちょ・・・マリアちゃん??」



昨日は一緒に追い出してくれると言っていたのにっと、サメザメ泣いて見せたがマリアは折れてくれる様子はなかった。



「・・・マリアちゃん・・・・アイツに何か脅されたとか?」



「そんなことありませんわ、私は純粋にお姉様を守れるのはあの人だと思っただけですわよ?」



たまに子供っぽくない表情を見せるマリアは、時としてキョーコを言い含める力強い視線を向ける時がある。

けれどそれは決まって、キョーコの記憶がない部分を補うときに向けてくるとキョーコは知っていた。

だから、マリアの意見を無碍にすることなど出来なかった。



「・・・・・はあ・・・・・守ってくれるかは・・・わからないけど・・・・・・彼だっておじい様達に振り回されているのよね・・・」



ローリィと話しながら、テレビの前で何かしているクオンを振り返ったキョーコはまた大きなため息をついた。



「・・・もう戸籍は変更できないし・・・こうなったらおじい様たちが飽きるまで付き合いますか・・・」



人生で一番の分疑点になるはずだった事柄だが、キョーコは結婚自体に夢などもっていなかった。



(まあ・・・もっときらびやかなウェディング・ドレス着たかったけど・・・)



そして出来れば海の見える教会とか・・・

出来れば親しい友人にフラワーシャワーしてもらったりとか・・・

出来ればお姫様抱っこしてもらったりとか・・・・



そんな夢は見ていたが、ごく質素で内々に執り行われる結婚式。

しかもお互いの気持ちなどない、祖父たちのための結婚。



(私らしいわ・・・・)



もう、何度自分の人生に見切りをつけてきたことか。

キョーコは自分にそう諭し、聞かせるとこちらをじっと見ているクオンの方に意を決した表情で歩み寄った。



「準備、できた?」



「・・・・・・・・・・ええ・・・いつでもどうぞ?」



せめて気丈にと、可愛らしくない態度で胸をそらせて答えるキョーコにクオンはクスリと笑った。



「じゃあ・・・」



祭壇の前に並ぶと、クオンはリモコンを操作した。

機械の動く音が静かな教会にしばらく響くと、大きな画面にキョーコも知っている人物の顔面アップが写しだされた。


それにキョーコがビクウウっ!!と肩を震わせ後ずさったが、その背中をクオンが支えて受け止めた。



『やあ!久しぶりだね!?キョーコちゃん!!覚えてる~?』



明るいのりの人物は、よく祖父のよくわからないパーティーに現れる常連さんだった。



「はあ・・お久しぶりです・・・トラおじ様・・・・」



彼はエルトラと呼ばれる祖父の親友で、父とも仕事上交流のある人だとは聞いていたのだが・・なぜ彼が今通信回線を使ってまで二人の結婚式の状態を見ようとしてくれているかわからなかった。


ひたすら目を丸くして、首を傾げているキョーコを横目で見ていたクオンは待ちきれないとばかりに大きなため息をついた。



「じいさん・・・いいから早く済ませてくれ」



「!?じいさん!!?」



その言葉に、キョーコはクオンに掴みかかった。



「そう・・・俺のじいさん・・・・知らなかったのか?」



「・・・・・知らなかった・・・・・」



呆然とするキョーコに、クオンも驚いていたがキッとテレビの上部にあるウェブカメラをにらみつけた。



「説明・・・しなかったの?」



「いや~キョーコちゃんに嫌われたらやだしな~って・・・ね?」



可愛くないじいさんの、カワイコチャンポーズにイラッとしながらもクオンは掴みかかられたままキョーコの両肩に手を置いた。



「?」



「じゃあ、じいさん・・・見てろよ?」



まだ頭の整理がつかないまま、見上げてきたキョーコの唇にクオンは己のをかぶせた。



「!!?」



「・・・・・・ちゅ・・・・と、いうことで二人は永遠の愛を誓いました。これでいいだろ?」



頭真っ白のキョーコを置き去りに、クオンがそうカメラに向かって言い放つと少々不服そうだがエルトラは頷いた。



『ま・・まあ・・・よしとしよう・・・・では、宝田財閥とヒズリ・コンチェルンの総資産の相続をクオンとキョーコの子供に託す』



石化していたキョーコの耳に、エルトラの言葉が飛び込んできてキョーコは真っ青になった。



「い・・・いま・・・なんて・・・」



出来れば空耳であって欲しいと思っているキョーコ、クオンが面倒そうに説明した。



「だから、日本第一位の宝田財閥と世界の三大コンチェルンであるうちの婚姻関係が結ばれて一つのグループになったていう話」



「はあ!!!?」



「ただ、その条件は俺たちの子供が総指揮権を持つということ」



「はあああああ!???」



「だから、早めに子供・・・産まないとね?」



にっこりと笑ったクオンの笑顔をキョーコは見れなかった。

なぜならそこで、記憶がぷっつりと途切れたのだから。





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