40.2 マルクス・アウレリウスの命式を読み解く | 開運と幸福人生の案内人/ムー(MU)さんの日記

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「正しく実行すれば、夢はかなう」をモットーに東洋易学、四柱推命(神機推命)、風水などの秘伝を公開し、自分の夢を実現するとか、悩みの解消に役立つ運命好転化技法を紹介します。

40.2  マルクス・アウレリウスの命式を読む
                

それでは、実際にアウレリウスの命式を読み解いていきます。
彼は西暦121年4月26日Jの生まれですので、表の命式をご参照ください。


[マルクス・アウレリウスの命式]

 

年の干支は辛酉
月の干支は壬辰
日の干支は戊戌

となります。

日主の戊は月干の辰と旺相の関係ですので、身旺になります。
五行を集計します。

木気、火気が0で、日主を含む土気が3、金気が2、水気が1となります。
かなり偏っています。

命式表から、月支元命は「比肩」になります。
 

マルクス・アウレリウスの命式を一見してて気づくことは、それぞれの柱の支が「支合」とか「冲」とか「害」に該当し、
複雑に絡み合っているということです。
それぞれ意味がありますが、このように命式に、「合」、「刑、冲、害」がいくつも現れる人は、性格が非常に複雑で一つの言葉で表せない性格や運勢をもっている人が多いと考えてまず間違いありません。

さらに年柱には同じ通変星の「肖綺」が並びます。月支から導き出される通変星と日支から導かれる通変星も同じ「比肩」です。

以上の内容から、アウレリウスの大まかな運勢と性格を看命してみましょう。

アウレリウスは名門で裕福な恵まれた家に生まれる可能性が高いことをさし示しています。先祖の遺徳を受け継ぎます。
しかし、実家から多くの支援を受けることは難しいかもしれません。
家庭関係は、困難や障害が発生しそうです。兄弟や身内とはどちらかといえば縁が遠い人生をおくりそうです。

この人は知性は高く、聡明な人物といえそうす。もの事に対する探究心が高く、一を聞いて十を知る秀才タイプです。

性格も明るいですが、非常に自我が強いというか頑固で自分の生き方や考え方を曲げない芯の強さがありそうです。
仕事でも学問でも非常に優秀な人で、若い時から頭角を表わし、大きな仕事を成し遂げ、社会的にも認められる可能性が高いといえそうです。
商才もあり、商売をしても大きな財を成すことが可能でしょう。





[マルクス・アウレリウスの肖像]

 

しかしながらこの人の人生は、何かを行う時にちょっとやそっとではすまない困難や苦難が次々と襲いかかり、並大抵ではない苦労をする可能性があります。五行の土が過多で多すぎます。この土を制する「木の人」「木の時」に巡り合うと運が開けます。
アウレリウスの吉凶星には、魁罡が二つも現れています。この星は吉の面と凶の面がある判断が難しい星ですが、二つ並べば必ず人の上にたつ才能と指導力を持っていると看ることができます。

本人が慢心せず努力を怠らなければ、多くの人の協力を得ることができ紆余曲折はあるにしても、いつか目標を達成することができると考えて良いでしょう。とに角、マルクス・アウレリウスの命式は、いわゆる一般の人とは異なる命式といえます。尋常ならない事件や社会現象に直面しますが、それを乗り越える才能も有しています。

人気もあり、多くの人から尊敬と称賛を得る人といえそうです。そして、当の本人はそのような人の人気とか評判は気に留めす、自分の道を進む人でしょう。

配偶者も自分の道を歩む、似た性格の人と結ばれそうです。子供にも恵まれますが、必ずしもアウレリウスが望む人生を
歩むとは限らないかもしれません。

幼少期を除き、健康に恵まれ、どちらかといえば頑健な体質の持ち主でしょう。
中年期も大きな病気はしませんが、仕事上で無理を重ねたり、不養生を続ければ
れば当然体調を崩す原因になりますので、この点は要注意です。

 

以上、アウレリススの大まかな性格と運勢を読み解いてみましたが、次回は彼の後半生を振り返り、推命の読解内容を検証してみたいと思います。

 

本日も最後までお読みいただき有難うございました。