15.2_音楽の効用2 | 開運と幸福人生の案内人/ムー(MU)さんの日記

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「正しく実行すれば、夢はかなう」をモットーに東洋易学、四柱推命(神機推命)、風水などの秘伝を公開し、自分の夢を実現するとか、悩みの解消に役立つ運命好転化技法を紹介します。

幸福の技法
15.2_音楽の効能_2


前回、植物に音楽を聞かせることで、その成育状況や収量に大きな変化が現れることをお話しました。

ある種の音楽が、生物に少なからぬ影響を及ぼすわけですが、当然人間にも影響を与えます。
この点に関しても各種の調査研究が行われています。

その中でも有名なものの一つが「加速学習」における音楽の応用です。

加速学習と言うのは、ブルガリア人のゲオルギー・ロザノフが1970年代に考案した方法と言われています。
特に外国語の習得に関して素晴らしい成果を発揮しています。治験者が、たった一日で1,000語に及ぶ未知の言葉を記憶することが出来るという衝撃的な研究結果が公表され、語学教育に携わる人々にセンセーションを巻き起こしました。

現在でもそのメソッドは脈々と受け継がれさらにテクニックは進化をしています。

なぜロザノフ式加速学習が効果があるのでしょうか?
様々な調査がなされていますが、おおよその結果、以下の要因が効果を上げると分かっています。

・音楽に合わせること、
・セルフイメージを高める事、
・リズミカルな呼吸、
・意識の状態を変える事、

この詳細は省略しますが、ここで使われる音楽は、1700年から1750年に作曲されたバロック音楽が主に使われます。

どのような音楽をいつ聞くと効果が高いか

バロック音楽は、バッハやヘンデル、その少し先輩のビバルディ、コレリ、テレマンといった作曲家たちが作った
楽曲の総称です。

 

 

 

 

[バロック音楽の作曲家:左バッハ、右テレマン]いずれもWikipediaから転載

 

 

 

彼らは作品全体を通じての一貫したテーマを設定し、均整美と統一性を目指した曲を作りました。
これらの曲は、私たちの脳の機能を調和させ、リラックスした意識の冴えを生じさせるのに最適の周波数と音を
生み出すことに成功したようです。

とくにラルゴといわれる一分間に60拍のゆったりとしたリズムの楽章が、わたし達を強くリラックスさせてくれます。
いわゆる脳波のα(アルファ)波、θ(シータ)波を優勢にするわけですね。


これらの音楽を選択し、朝のひと時や一日の終わり寝る前に聴くのもいいでしょう。
また、大切な面談や試験、試合の前に流して、普段通りの力が発揮できるように、自分に暗示をかけることにも応用できそうです。


当然、α波を増やしてわたし達をリラックスさせる音楽はバロック音楽以外にもあります。モーツァルトやメンデルスゾーンといったロマン派の音楽もそうでしょう。

また、インドのシタールで奏でる楽曲にも、瞑想的な雰囲気にするものが存在します。
要は自分が気に入って心が落ち着き、爽やかになる音楽を聴く習慣をつければ良いと思います。