感覚や判断のミスを防ぐ方法 認知科学の活用 | 開運と幸福人生の案内人/ムー(MU)さんの日記

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「正しく実行すれば、夢はかなう」をモットーに東洋易学、四柱推命(神機推命)、風水などの秘伝を公開し、自分の夢を実現するとか、悩みの解消に役立つ運命好転化技法を紹介します。

感覚や判断のミスを防ぐ必要性

 

前回は、人間の感覚や判断はよく誤りを起こすという事例を、認知科学の観点から紹介しました。
いわゆるヒューマンエラーという問題ですが、こういう誤りを防止するにはどうしたらよいか
考えてみたいと思います。


その前に、感覚や判断のミスを防ぐことの必要性について述べます。
誰でも何回も誤りをおかすことはあります。
しかし、この誤りを繰り返すか、

いろいろと対策をして同じ誤りをしないように工夫するかの違いは、その人のその後の人生が変わるほどの重要なことなのです。
いわゆる人生の成功者として幸福な生活を送るか、いつまでたってもうだつが上がらず後悔の多い
人生をすごすかの分岐点ともなる重要な出来事なのです。

何故なら、同じような過ちを回避できる人は、自分の考えや行動パターンを変えたことで良い結果が得られたという自信につながり、それがたとえ小さなことでも積み重ねることで、

何事も自信をもって前向きに積極的に生きていくようになります。

一方で、小さなことでも同じようなミスを重ねると、周りの評価も下がりますし、
自分自身に対して、何て俺は(又はわたしは)だめな人間なんだと自信を失い

その思いを潜在意識に植えつけることになります。
結果として、何事も消極的になったり、物事の悪い面ばかり見たり、また失敗するのではないかとびくびくして行動するなどしやすくなるからです。

ミスやエラーを減らすためには

1.ヒューマンエラーの事例を多く知ること

人間の起こしやすい間違いには類似性があります。誰でも同じような落とし穴に落ちいりやすいのです。
現在は、インターネットが普及して、その気になればいくらでも情報を得ることができる時代です。
新聞でも書籍でも構いませんが、「失敗の本質」とか「再発防止」とかのキイワードで検索すれば、過去の有名な事例をいくらでも調べることができます。
 

また、会社や官庁などで専門職として勤務している人は、自分の行っている仕事に関して、先輩の過去の失敗事例をまとめたノウハウ集があると思います。そういうものから学んで、知識として身につけても良いでしょう。
いずれにしても、その失敗に至った「根本原因」は何かをよく研究し、それをどのように回避するか、自分で考えてみることは大変良い訓練になると思います。

自分の起こしやすい間違いやミスを減らすために、過去の出来事や、他人の失敗事例を数多く学ぶことは大変有益なことです。

2.認知科学について勉強する

このブログで紹介しました、錯視の例や脳が判断を誤ったり、逆に補ったりするために情報を取り違えてインシデント(事故)になるケースは非常に多く存在します。
 

人の感覚センサー(五感)が情報を誤るケースあること、
脳が情報処理を誤るケースがあることを、せっかく
正しい情報処理をして、その情報をもとに脳が指令をして行動に
移った段階で、うまく行動できないためにミスにつながることもあります。
このような各ステップでヒューマンエラーにつながるミスを起こす可能性があると
認識するだけでも、行動パターンが変わってくると思います。

もう一歩すすめて、他人に自分の伝えたいことを正確に伝えるという面でも参考になります。
認知科学について勉強をすることをおすすめします。

3.ミスが起きてもこまらない工夫をする

日常の生活でも、普段とことなることを行う時でもよいのですが、最初から想定される事故やエラーが発生することを予測して、その事故やエラーが起きても、自分自身が致命的な状態を逃れるための工夫をしておくことです。

例えば旅行などでお金を持ち歩く時に、お金を財布と別の袋などに分けて持っておき、万が一財布を落としたり盗まれたりしても何とかその日の食べる物に困らないとか、移動するだけのお金は
手元にあるという状態にしておくことです。

保険をかけておくわけですね。

この場合は、どれだけ自分の想像力(イマジネーション)を働かせることが出来るかということが重要になります。
このあたりの具体的な科学的手法、ノウハウに関してはいずれまとめて冊子にしたいと考えています。

そして、想像力を働かせるということは、例えば自分の行為がどれだけミスや事故を起こすリスク(危険性)を持っているかという問題にもつながります。

例えば電車の通勤などで見かける歩きスマホの問題などもその一つです。
自分が歩く時に前方に注意しないで、スマホを見ていては他人と衝突する危険性やホームから転落するとか、柱などに衝突する危険性をはらんでいます。

こういう事故は、百回や千回の行為の中で発生しないかもしれません。
でも一万回、十万回と続ければいつか発生する可能性(確率)は非常に高くなります。
そして、万が一事故をおこして他人から訴えられた場合に、訴訟で負ける
可能性も高いわけです。


これが、歩く行為でなく、自転車を運転しながらのスマホ見や自動車を運転しながらのスマホ見であれば、危険性(相手に重篤な怪我をさせたり、場合によっては死亡させる)が極端に高くなるわけです。
たとえ千回事故につながらなくても、千一回目に事故を起こさないという保証はまったくありません。

従って、少しでも想像力がある人、人生で賢者といわれる人は、決して歩きながらスマホは見ないと思うのですが、歩きスマホを行う人の何と多いことか。

スマートフォンの発明、普及でわたし達の生活は間違いなく便利になり、世界は大きく変わりました。

本当に素晴らしい大発明ではありますが、「歩きスマホ」という悪い習慣が定着したのは、まったく残念な現象です。

日本の歩きスマホの現象を、アップルの共同創業者でiPhoneの生みの親である故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)はどのように見ていいるでしょうか?