デリーに到着  最初の難関は両替と送迎 | 世界の食卓  グルメ探求の旅

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エアラインスタッフの食べ歩き日記

成田出発後10時間30分でインド・デリーのインディラ・ガンディー国際空港に

到着しました。文字による案内板が少ないと感じるのはインドの識字率が低く

多言語国家であることも関係しているかもしれません。


*インドの識字率 64.8%(男性75.3%、女性53.7%)  -2001年インド政府Sensusより



この空港の内外には長旅の疲れで判断能力の鈍った旅行者を狙ってくる輩も

ウヨウヨしていますので少々注意が必要です。


DEL1
空港から一歩踏み出せばそこはインド世界 (オールド・デリー 11月14日午前)



入国審査は時間がかかるも問題なし。税関はスルー。



最初の難関 銀行両替


ここで日本円からルピーに両替するのですが、空港の銀行とはいえ油断は禁物。

札をごまかすなんて日常茶飯事ですから、後ろにどんなに列が出来ていても、

銀行員に高圧的な態度で「はやくどけ!!」と怒鳴られても、受け取った札を

数え終わるまでは絶対にその場を離れてはいけません。

数年前は札を数えていたら「あっ、忘れてた!」なんて言いながら、300ルピーほど

追加してよこしました。


今回は比較的まともだと評判なTRAVELEXを利用。

ボッタクリはなかったのですが、ふんぞり返って高飛車に

「JPY、USDともに20,000円、200ドル以上しか両替しないからな!」
とのたまう両替スタッフ。

「20,000円も使いきれないので10,000円ではだめですか?」と聞くも

「はい、次の人!」と無視。世界で安心のトラベレックスではないのか?


インドではあまりサービス精神という感覚が無いので、こんなことも多々あります。

いちいちイライラしていては旅が楽しめません。

結局、他の銀行には係員がいなくて選択の余地なくTRAVELEXで20,000円分を

ルピーに両替しましたが、2泊の旅行では多すぎます。




到着出迎えとタクシー

TAXI

インド国産車アンバサダーのタクシー (インターコンチにて)



税関を抜けると空港の到着ロビー。出迎えの人が大勢並んでいるのですが、

そこに「Kashiwan様」のプレートが2つ。

困ったな、どっちが偽物かなー?


と、いうのもデリーの空港では、他人のボードを見て、ウエルカムボードを偽造してしまう

輩が存在するようなのです(バンコクなんかにもありますよね)。

間違って偽物についていくと金を脅し取られたり、悪徳旅行社や契約ホテルに連れて

行かれるというものです。


しかし、今回は2者とも本物でした。


何故こうなったかと言えば、最初、日本で宿泊先のインターコンチネンタルホテル

デリーの予約課にメールで空港送迎見積を頼んだのですが、24時間以上経っても

何の返信もなかったので依頼をキャンセルして、現地旅行社にメールで送迎を

お願いしました。


こちらは2時間以内に回答があったので確定したのですが、結局ダブルブッキングで

インターコンチの送迎係がこちらに返信もせずに勝手に迎えに来ていたようです。

5つ星ホテルなんだから、もう少ししっかりして欲しいですね。

(どちらに頼んでも空港送迎は片道USD50でした)



街までプリペイドタクシーもあるのですが、外国人旅行者が運転手から殺害されたり(03年)、

夜中に悪徳旅行会社連れて行かれ、法外な値段のツアーを強制契約させられたり、

違った場所に連れて行かれたなどの報告がガイドブックの投稿に山のように上がって

いるので、夜は乗らない、乗るなら同じ方向の旅行者を募って複数人で利用するなどの

自衛策が必要です。

(昼間は特に問題無し、応答の仕方次第で問題無しという声もあります)

心配なら安心料ということで日本から送迎を予約したほうがいいでしょう。


当然、「ジャパーニー、お前だけ特別に市内まで50ルピーだ!」と声をかけてくる

白タクは問題外。


結局、現地旅行社の車でデリー市内へ向けて空港を出発。

夜になると気温が急激に下がり、空港周辺は深い霧が立ち込めてきました。

送迎の車は状態の悪い道を砂埃を上げながら進み、街灯の少なくて暗いニューデリーを

走って40分ほどでホテルに到着。