久しぶりに乗ったエアーインディアは成田線に先月末から最新鋭の
ボーイングB777‐200ERを導入しました。
おかげで乗り心地はクラシックジャンボ時代と比べて大幅に改善されました。
窓の周りの塗装がインドの寺院となっています
搭乗口で「ナマステー!」
(左)成田空港第2ターミナル端のエアインディア特別ダブルセキュリティ-会場
エアインディアのクルーはサリーの制服の上にカーデガン。
赤いロープの先はエアインディアの乗客しか入れない制限区域です。
成田ではパキスタン航空などでも同様の検査が行われていますね。
このように、南アジア系の会社は成田のターミナルの最果てに駐機して、他のお客さんが
簡単に近づけないように工夫されています。
ここで係員からテロ対策のため再度手荷物検査を受けるのですが、
「もう免税品のお買いもの、お手洗いその他は大丈夫ですか?」
と聞かれます。なんだか”もう思い残すことはありませんね?”と質問されているように
聞こえます(笑)
「はい」と答えると、厳重な検査の後に制限地区へ通され後戻りすることはできません。
この日の客層は日本人一人旅の女性、母娘旅行など圧倒的に女性が多かったの
にはびっくりしました。
機内食はこちら→ AI 機内食
クラスはFCYの3クラス。Fは見た感じではフルフラットシートっぽい最新型のもの。
エアインディアは機内食も美味しいですから、FやCも体験してみたいですね。
エコノミーは2‐5‐2の配列でシートモニター付きでしたが、何とほとんどの座席で
イヤホンのジャックと座席の差し込み口の形が合わずに、音が聴けないという
役に立たないものでした。(シングルとダブルのもの)
乗務員に言ったら「その辺の空いているシートから探してみて!」と言われました(笑)
そして、ようやく写真右のような1本タイプのジャックを発見。
せっかく見つかったにも関わらず、左耳のヘッドホンが断線して使えませんでした。
これではせっかくのシートテレビも文字放送じゃないですか(笑)
こんな感じでちょっとした事件があったものの、座席は快適で疲れ知らずでした。
さすがB777-200Rですね。
また、乗務員も頼みごとをしたら皆さんけっこう親切に応対してくれました。
中国の昆明から山脈を越え、ミャンマーにさしかかると眼下にはうねうね蛇行する大河と
熱帯雨林が現れます。ダッカやコルカタを過ぎたあたりで、
キャプテンから「当機はデリーから2時間の地点を飛行しております。」とアナウンス。
ヒマラヤの南を飛びながら夕暮れを迎えます。
デリーから56マイル東の地点上空で到着ラッシュの混雑により40分ホールディング
成田から10時間30分後の現地時間19時に霧深いデリー・インディラガンディー
国際空港に着陸。12月末から1月にかけて濃霧で欠航が相次ぐことで有名な空港です。
滑走路の灯火やターミナルビルはかなり貧弱。首都とはいえインフラ整備は
まだまだです。日本との時差は3時間30分と半端です。
デリー空港にて 隣には成田発のJAL B747-400がスポットイン。
霧に煙ってます。
スポットインして、機外に出るとムッとくる熱気と独特な香りが体を包み、インドに
到着したことを実感させられます。
さて、この後はデリー名物の両替トラブルと出迎えが待ってます。