汗ばむぐらいの陽気の土曜日、柏市の海上自衛隊下総基地の一般開放に
行ってきました。自宅からは自転車(BD-1)でアクセス。
いつも手賀沼上空を飛んでいるP-3CやYS-11を間近に見るだけでなく、実際に
体験できる貴重な機会です。飛行展示は地味ですが、教育航空隊だけあって
参加型のイベントが充実しているところが特徴です。
この基地の目玉は①体験飛行と②フライトシミュレーター搭乗ですが、①は燃油高騰で
直前に中止、②は10:30、11:30、12:30と3回抽選に参加しましたが、運悪く当選しません
でした。まあ、去年体験できたの良しとしましょう。来年から第一回目抽選(09:00)に参加する
ためには08:30までには基地に到着したいものです。
☆去年のP-3Cフライトシミュレーター体験記事 → こちらをクリック
ここのP-3Cは第203教育航空隊に属しており、隊員の飛行訓練に使われています。
まずは習志野第1空挺団によるCH47チヌークからの落下傘降下実演です。
写真左が装着シーンですが、右の写真を見てもわかるように手順が結構複雑です。
目標3分以内と書いてありますが、紐結びが苦手な私には到底無理でしょう。
(左)YS-11のシート
機内見学、左はYS-11のキャビンのシートです。搭乗員は全員進行方向後ろ向きに
座る形になります。なんだか違和感がありますが、衝撃防止の意味もあるそうです。
座席も民間のYS-11と違って特殊な形をしています。
(右)P-3Cの機内
潜水艦探知のために投下するソノブイが搭載されています。
コックピットも見学しましたが、撮影は禁止でした。右の写真は隊員の方から許可を
得て撮影。機密が多いらしく撮影はかなり制限があります。
航続距離は7000km以上。連続10時間に及ぶ任務もあるため機内食(弁当)も
搭載します。そのためオーブンも設置されていました。
仮眠用の簡易ベッドもありますが、決して寝心地のよさそうなものではありません
でした。
■P-3C機動飛行
P-3Cはかなり大型ですが、敵の潜水艦と対峙するわけで、当然素早く回避行動
を取れることが要求されます。写真左は会場上空で45度バンクをしながら
急上昇に以降するシーン。
最後は会場上空を低空で翼を左右に振りながらローパス。
翼を振って会場に「バイバイ」と挨拶しています。
(左)海上自衛隊の基地に来たら「元祖海軍カレー」。とっても美味ですよ。¥300
(右)講堂でP-3C操縦座学を受講
P-3C教官から、先程の機動飛行をコックピットから撮った映像とともに操縦を解説
していただけます。2機で編隊飛行している際は、長機(1番機)にぴったり合わせる
ことに専念するそうです。自機のすぐ前に他機がいるなんていう状況は民間機では
ほぼありえませんから、映像で見ても不思議な感じがします。
手賀沼上空から大津ヶ丘団地上空を通って下総基地の滑走路に進入するシーンが
印象的でした。私がよく自転車で走っている地域ですので。
また、機動飛行最後のローパスしながら翼を左右に振って会場にバイバイする
シーンの操縦法ですが、機長もバンク方向と反対側にからだを左右に振って
まるで全体重をかけるように力一杯操縦桿を左右に操作していました。
バンクを終えると機長は「あー疲れた!」と言ってました。
基地祭で定番のあの演技も、実は操縦が大変なんですね。
特にP-3Cは4発の大型プロぺラ機ですから、操作がとっても重いのです。
(昨年、シミュレーターでも操縦桿の操作の重さを体験しました。)
発見した時にはすでに受付終了で体験できなかったのですが、マーシャラーと
コックピットに分かれて、手信号によって指示を送り、実際にコックピットでスイッチ類を
操作し着陸灯をつけたり、フラップ操作、ボンベイドア開閉など、いろんな操作を実機で
体験します。尚、機内の撮影厳禁で参加者の荷物は預かりと書いてありました。
実機を操作できる機会なんて滅多にありませんから、本当に貴重な機会だと思います。
来年は絶対参加したいと思います。
■自転車で帰宅
16時、大津川沿いに自転車(BD-1)で帰りました。
途中、梨直売所で巨大な「新高」(にいたか)を購入。キズモノだったので1個100円。
基地周辺は全国有数の梨の産地なのです。
柏市・風早産かぶ(¥100 基地模擬店 近隣農家出展)
梨(にいたか) (¥100 基地周辺の梨直売所)