「だから、一国のうちで富と金持の人々が尊重されるのに応じて、徳とすぐれた人々は、ないがしろにされる」

               プラトン著 国家

 

 

「それならまた、当然考えられることは」とぼくは言った、「僭主独裁制が成立するのは、民主制以外の他のどのような国制からでもないということだ。すなわち、思うに、最高度の自由からは、最も野蛮な最高度の隷属がうまれてくるのだ」

               同著

 

 

上の言葉は、勿論、プラトンが書いたソクラテスのセリフですが、さすが、この人以上の知者はいない、とアポロンの神託を受けた人物だけあって、鋭く実相を見ておられるな、と思いますが、それゆえに、今後、生じて来るであろう、全人類奴隷状態、世界政府の行く末には、暗たんたる思いがありますが、それもこれも、前回の記事にも書きました通り、多くの人々が知者、知恵を大切にしないからでありまして(ソクラテスによれば、それはミューズの女神たち、ムーサイの教え「学芸」大切にしないから)その結果、人類の世界統一権力への隷属が始まり(それが旧約聖書の預言者たちが預言した捕囚、捕らわれ、悪い獣の害ということ)、またそれは、不滅の恐るべき神を恐れないからでもあるのですが(前回の記事「ノストラダムスの恐るべき大王と七月」をご参照-主を恐れることが知恵の初め)、そして、それがノストラダムスの見た人類の悲しい未来だと思うのですが、皆さんはいかがお考えでしょうか?

 

なにせ、自分の心や頭の中で、自分が思った、自らが選んだ性別の人物になれるのです、という自由さえ認められる今日なのですから、ソクラテスの警告も、いよいよ、時が迫ったな、という感があります。

 

家畜が道の真ん中を歩く自由さえ認められであろう、と、ソクラテスは警告を続けますが、動物にさえ過度の自由を与える風潮は、国会の真ん中で豚のように威張り散らす議員へ与える自由と同等に、国家破滅へのサインということです。

 

真の救世主イエスは、言われました。「滅びに至る門は広い」と。

 

真に目覚められたブッダは、おっしゃいました。「この世では悪人の方が多い」と。

 

そうなると、多数決で決まる、という、いわゆる民主的な方法では、多数の悪人が多数の議員を選ぶ結果になることは、目に見えており、その結果、その政治家が馬鹿な、知恵遅れな政治的な決断をし、そして滅亡に至る、ということでしょう。

 

自分としては、大食い競争などを盛んに始めるような国家は、そろそろヤバいな、と秘かに思っておりますが、現在は人食いさえ出始める始末で、それもこれも「本人の自由」ですから、どうにもなりません。

 

で、山へ逃げよう、と、二つ年上の兄と僕は、北海道の山奥に、約7万坪の土地を離農した農家から安く買い取り、そこへ現代のノアの箱舟である避難所を建設しよう、と決意し、現在いろいろと準備中でありまして、そのことは過去のいくつかの記事で触れましたが(投稿番号15「北海道の山奥に現代のノアの箱舟を建設します」など)、時代もここまで来ますと、後は、どう「終わりの時」を迎えるか、でありまして、完全に眠っている一般ピープルは別として、「目覚めよ!」とか「気づけよ!」とか言いながら、その実、何の準備もしていない人たちを横目に見ながら、「一年分の食料を備蓄しています」、と胸を張る少数の人々の存在も意識しながら、兄と僕は、別の計画を練っていますが、半年ほど前に、ロシアのプーチン大統領が、四年分の食料をロシア国民のために確保した、というのを言っているのを見て、さすがだな、と思いましたが、彼は、ダニエルの「一時期、二時期、そして半時期(ダニエル書12-7)」や、黙示録の「四十二か月間、千二百六十日(ヨハネの黙示録11-2)」を完全に意識しており、その準備に入った、ということだと思いますが、我々もまた、四年分の食料や様々な器具や道具などと共に、まもなくその北海道の秘境に隠れますが、皆さんは、どうなさるおつもりなのでしょうか?

 

現在、世界中の大金持ちたちが、そのような避難場所の確保に懸命である、というニュースがいろいろと伝わっていますが、例えば、マーク・ザッカーバーグはどうやらハワイを選んだようで、ジェフ・ベゾスはフロリダを選び、ビル・ゲイツは噂の日本の軽井沢の他、世界中に似たような施設を多数建設して保険をかけ、イーロン・マスクは日本をその場所として検討中のようだ、との報道もありましたが、これらの話はすべて噂ばなしのレベルの情報かも知れませんが、それは当然で、そんな施設を造っていると人々に知られれば、いざその時になって暴徒に襲われる可能性がありますので、当然、事はすべて秘密裡に行われると思いますが、我々としては何と言ってもそれは北海道なのだ、という計画でありまして、その理由も過去記事に書きましたが(投稿番号12「東京から北海道の秘境への移住計画」)、そうなると後の心配は、何も知らず、何も準備ができていない(心の準備も含めて)善良な羊たちのことですが、その問題の解決のために、今、自分はこのブログを書いているというわけです。

 

すべてのことは、その時が来れば、覆いが取り除かれて、明らかになることですが、それを予め告げたのがノストラダムスの預言ということで、なのでこのブログは「柏木義邦(ノストラダムス)」というネームで書かれているのですが、その彼の預言の一部の、特に問題の1999年等の預言の秘密の一部は、既に投稿番号28「三日目へ向けて」という記事に少し書きましたので、そちらをご覧いただくとして、要は、時が迫っていますので、そろそろ覚悟を決めるべき、とお伝えして、今回はこれでこの記事を終えたいと思います。

 

 

見よ、主の怒りの嵐が吹く。

嵐は荒れ狂い

神に逆らう者の頭上に吹き荒れる。

主の激しい怒りは

思い定められたことを成し遂げるまではやまない。

終わりの日に、あなたたちはこのことを悟る。

               エレミヤ書 30-23

 

 

イスラエルよ。今、あなたの神、主があなたに求めておられることは何か。ただ、あなたの神、主を畏れてそのすべての道に従って歩み、主を愛し、心を尽くし、魂を尽くしてあなたの神、主に仕え、わたしが今日あなたに命じる主の戒めと掟を守って、あなたが幸いを得ることではないか。

               申命記 10-12

 

 

あなたの神、主はまた、彼らに恐怖を送り、生き残って隠れている者も滅ぼし尽くされる。

               申命記 7-20

 

 

それでは、来週の木曜日にまたお会いしましょう。