す 〜奥田さんより〜
不純な動機からの参加でした。
昨年、北海道別海町マラソンの際、同宿の道民ランナーにエイドの素晴らしさから、この函館マラソンを激推しされ、即、出場を(Hさんが)決めました。
とは言え、よく調べて見ると、夏季の開催、5時間半の制限時間、大会のキャッチが"日本一、過酷なファンラン"!という高低差の大きいタフなコースが特徴。
エントリーしたものの、不安をいっぱい抱えながら、柏の葉、利根運河、江戸川の土手辺りをコツコツと走り、大会に備えました。
当日は北海道らしからぬ暑さと湿度。スタートの9時にはすでに25度に達し、頼みの雲は見当たらず、前半は只管、日陰を求めての走りとなりました。
コースは、折り返しも多く、トップ集団のスピードに驚かされ、また、後方スタートの橋本さんやハーフ参加の女医S.Hさんとすれ違いの度に互いに励まし合いながら、ネガティヴスタートに徹しました。
後半の名物エイドを楽しみに、しっかりと給水をとり、かぶり水もたっぷりと、暑さにたえましたが、アップダウンの連続は評判に違わずのキツさで、トレラン得意な橋本さんもちょっと悪態をつくほどでした。
中間点をすぎ、羊羹と冷たい麦茶、チーズオムレット、カステラ饅頭、コーラを次々と完食。やっと36K付近の第12エイドで、念願の海鮮丼、塩ラーメンにあり付き、元気回復。
ゲストの和可菜ちゃんにはいつのまにか抜かれてましたが、皆んな無事フィニッシュして、夕張メロン、がごめ汁、函館牛乳をいただき、ホワイトチョコをお土産にスタジアムを後にしました。
今回、すべての都道府県から7700人余りのランナーが参加し、函館山を望む海岸沿いや赤レンガ倉庫など観光名所を楽しみながら、函館のまちを駆け抜け、"日本一、過酷なファンラン"を十分堪能しましたが、また来年も出るかは、あの坂を思うと正直、微妙なところです。