どーもこんばんは、心理カウンセラーの奈美です
本日は、あるお話を題材に、コミュニケーションはほんまに大事だぜ!?ということを語ります。
※クライアント様のお話ではありません!
あるカップルがいまして、飲食店経営の彼氏がいる彼女が、最近彼氏が怪しくて悩んでいました。
やたらとスマホを見たり、会う頻度が減ったり、なんとなく嘘をついているような感じ。
絶対何か隠してる!!
女の直感ですわな。
彼、経営者で、お金を持ってるから、色んな女と遊んでるんじゃないか…?と思っていたらしいんですね。
一方彼氏。
彼女はお金目当てなんだろうなと不満がおありのようで。
と言っても、彼自身もお金は自分が出してあげたいそうで。
いつも彼女は彼に奢ってもらっていて、欲しいものは買ってもらっていたらしいですが、元々彼女は彼がお金持ちだとは知らず付き合っていたそうです。
にも関わらず、彼も彼女に不満とは?彼女は別にねだったりしていたわけでもなさそうで。
うーん。
なんとなく彼の、『自分の価値はお金。でも、お金以外の価値も見て欲しい。』という感じが私は見えました。
『どうせ俺の金しか見てねぇんだろ?』という拗ね、なんですけどね。客観的に見ると男性って可愛くて愛おしい生き物ですよね。
この彼と同じような価値観の男性からすれば、『は?拗ねてねぇし。可愛くねぇし。』と思う部分もあるかもしれませんが…(よく言われる)
女性が男性に言う『可愛い』は『愛おしい』なのですわ。
それが、男らしくないみたいでやだ〜と言う男性も多いですけど(女性でもそう感じる方はいますが)、『可愛いは正義!』は男女共通ですぞ。
とにかく、お互いに不満を抱いている状態が続いていました。
しかもそのことをコミュニケーションしないまま時が過ぎ、お互いに『別れ』の文字が頭をよぎる日々でした。
段々と二人の時間が楽しめなくなってきたからですね。
そしてひょんなことで(めちゃくちゃ端折る)彼女の直感が当たっていたことが発覚。
彼、嘘をついていました。
いやー女の直感はまじで怖いぞ?男性陣。
ただ、その嘘というのが、彼女の不安とはまた別のものでした。
『嘘をついている』ことへの勘は当たっていましたけどね。
実は彼の経営しているお店が上手く回っていないようで、お金を持っているフリを彼女にはしていたんですよね。
会う度に嘘をついているような罪悪感も感じていたそうです、彼。
その罪悪感を彼女は察知したわけですな。
個人的な経験からも言わせていただくと
男の嘘や違和感、まじでわかります。
胸騒ぎがして確認したらビンゴ!だったこと、何度もありますから、ちくしょうが。(くちわる)
浮気云々ではなくとも、ね。もちろん気付かなかったこともありますけど。
なんとなく嘘ついてんな?っていうの、わかっちゃう人にはわかっちゃうものなんですよ〜男子ぃ〜気を付けな〜?
じゃねぇわ。
素直が幸せへの近道だぜ?
素直さは世界を救う(?)
嘘は結果の先延ばしでしかないから。
そして罪悪感という自分への罰の量産行為だから。罪悪感って、自分は悪いヤツだという思い込みを増幅させ、自己攻撃から他者攻撃にまで発展することもありますからね。
(これはもちろん女性にも言えること)
そんな悪いヤツ、大好きな人のそばに居させたいと思いますか?NOですよね。
だから罪悪感って、大好きな人と離れる方向に働きかけてしまったりするんです。
実際この2人も、お互いに不満を抱いて、疑心暗鬼になって、二人の関係性に『溝』が生まれてしまっていました。
こういった時に、自分の気持ちを伝え、話し合い、素直なコミュニケーションを取り合えれば、関係性がめちゃくちゃになることは避けられますよね。
基本的に嘘が嫌いなのが女性ってもんです、でも察知しやすい女性も多いです。
一般的には、男性よりも女性のほうが、感覚が鋭い方が多いですから。
男性も嘘つかれたら嫌だし、直感の鋭い方もいますけどね。
まぁ、どういう嘘かにもよるけどね〜サプライズ!とかで嘘をつくこともあるしね〜でもそこに罪悪感はほぼないもんね〜相手を喜ばせるためだから。
嘘自体が悪!ってわけではないですよね〜。
その彼の嘘というのは、実はお金に余裕がないということでしたが、なぜ彼女に言えなかったんでしょうね??
まぁわかりやすいですよね、好きな女性の前でカッコつけたいですもんね。そういう男性は多いと思います。
というかここに彼の誤解があったわけですね。
彼女、彼にお金があるから付き合ったわけではないんです。
お金のあるなし関係なしに、彼のことが大好きなんです。仕事が上手くいってないことをカッコ悪いなんて思わない価値観の持ち主でした。
でも、そういったコミュニケーションをお互いにしていませんでした。
彼自身が『お金がない自分を彼女に見せられない、そんな自分はかっこ悪い、嫌われる』と思っていただけです。
彼ひとりの思いだったんですよね。
その上、仕事が上手くいってない=かっこ悪い、という思い持っていたので、彼女にも正直に話せず嘘をつくことになりました。
悲しいすれ違い、、、
でもそれを知った彼女は、残念に思うどころか、私もお店手伝うよ!と言ってくれました。
それを聞いた彼氏。
めっちゃオドオド。笑
初めは渋っていました、最高潮に『かっこ悪い自分』がバレた上に、嘘をついていた罪悪感もあり、嘘がバレた恥ずかしさもあり、その上いいカッコしたかったのに彼女に『助けてもらう』なんて…情けなかったようです。
今までお金がある風に振舞っていたから、お金がない自分にガッカリして嫌われるのも怖かったのにバレて、ビクビクでしたよね、彼。
彼女のことが好きだから、お金くらいは負担を軽くしてあげたいという彼の愛し方でもあり、でも自分の価値はお金しかない、俺はこうすることでしか彼女を愛せないという、自信のなさもあったんですよね。
まぁ、そんなことまで彼は自覚してませんでしたが。
そして自信がないからこそ、お金がない時の彼は卑屈になります。自信要素が減って不安定になる上に、そりゃあ経営してるお店がヤバいかもとなると、不安にもなりますから。
そりゃあ情緒不安定にもなるわな。笑
ですがここで彼女の一手。
『私だってあなたを助けたいし、私はいつも助けてもらってる。私が情けないから助けてくれたの?お金を持ってるフリしてカッコつけたかっただけ?愛情もあったでしょ?なら、私の愛情も受け取ってよ。女だって好きな人の力になりたいんだよ。私が好きなのはお金を持っているあなたではなくて、あなたそのものだよ?』
普段大人しいしあまり喋らない彼女の圧(愛)に、彼が負けましたね。
彼、だいぶ狼狽えていましたけど。笑
えっ、でも…いいのかな…仕事のことで迷惑かけたくないし…でも困ってるのは事実だし…
彼はそんな風に思っていましたが、『こんな自分でも受け入れてくれるんだ』と、彼女の愛を受け取れたので、めでたしめでたし。
お店を手伝ってもらうことになり、今後は困り事はシェアしようねという話になり、別れの危機を乗り越え絆は深まり、とてもホッコリしたお話でした。
一般的に経営者って、自分が何とかしなきゃ!ですもんね、自分のお店だし。
頼るのが苦手な自立しすぎな人が多いイメージはあります。
困ってる時くらいプライドなんて放り投げてしまえ!ですよ。笑
仕事の話に限らず、男女問わず、ですけど、プライドが高すぎると、強がって無理して頑張って余裕がなくなって、結果的にパートナーにも優しくできなくなったり、そのことで更に自分のことを責めてしまったり、初めはただ別のことで悩んでいてそれをパートナーに共有できないのが悩み、だったにも関わらず、関係性そのものを続けるかどうか?の悩みにまで発展してしまうこともあります。
1人で抱え込むと、どんどん事態は深刻になります。
困ってる時くらいプライドなんて放り投げてしまえ!ですよ。笑(大事なので2回言いました)
余談ですが『プライドが高い』というのは『自尊心が低い』からです。
『Pride=自尊心、誇り』って意味だから(合ってる?)自信があるからそこを崩すまい!という姿勢のことを『プライドが高い』って使われがちですけどね、本質は逆です。
自尊心が高いならば、足りていない自分のことも誇れますので。
プライドが高い人を見たら、そこは突っつかれると痛い場所なんだな、自信がないんだな、と暖かい目で見てあげましょう。笑
『そんなあなたも素敵だよ』と思えるならば、ぜひ伝えてあげてください。
わかりやすく言うと、負けず嫌いはプライドが高いってイメージ、わかります?
負けず嫌いって、『勝たないと自尊心保てない』のと同じようなものなので、まぁそういうことです。
(ただ、これが悪いってわけじゃないです。善悪でのジャッジはしておりません。)
比較競争意識の高い男性にありがちですね。女性にもありますが。
自分を守る鎧みたいなものなので、プライドの高さ=自尊心が低い部分を崩すまいと守るのは、悪いことではありません。
一言で言うとええカッコなんかせんでも、あんたはそのままで素晴らしい価値があるんやぞ!と言いたい。
プライドが高い人を見たら、そこは突っつかれると痛い場所なんだな、自信がないんだな、と暖かい目で見てあげましょう。笑
『そんなあなたも素敵だよ』と思えるならば、ぜひ伝えてあげてください。
わかりやすく言うと、負けず嫌いはプライドが高いってイメージ、わかります?
負けず嫌いって、『勝たないと自尊心保てない』のと同じようなものなので、まぁそういうことです。
(ただ、これが悪いってわけじゃないです。善悪でのジャッジはしておりません。)
比較競争意識の高い男性にありがちですね。女性にもありますが。
自分を守る鎧みたいなものなので、プライドの高さ=自尊心が低い部分を崩すまいと守るのは、悪いことではありません。
一言で言うとええカッコなんかせんでも、あんたはそのままで素晴らしい価値があるんやぞ!と言いたい。
どちらにせよ、彼が素直に話して、素直に彼女からの救いの手を受け取ったり、幸せな結果なら、2人が幸せならそれでOKなんですけどね。
でもこういうすれ違いが原因で、もし彼が正直に話さずに、バレるくらいならと嘘を突き通し続けたり、上手くコミュニケーションが取れなかったら、こんな結果になってなかったですよね〜きっと。
素直なコミュニケーション、ほんま大事です。
まぁもしかしたら、別れを告げられてやっと彼の方が正直に話すパターンもあったかもしれないですけど。笑
逆に彼女への一方的な不満に限界がきて、彼の方が別れを切り出していたら、彼女はわけのわからんままだったかもしれませんね。
彼女の不安が早めに取り除かれて、彼も『お金がない自分でも受け入れてもらえる』ということが知れて、2人で手を取りあって支え合う方向に行って、ほんとに良かったですわ〜。
恋愛に限らずですけど、自信がないところとか、自己嫌悪しているところ、さらけ出すのは恥ずかしかったり、不安だし怖いけど、案外自分が思っているより相手は深刻だと感じないことって、よくあると思います。
この彼の場合も、『どうせ俺には金しか価値がないから彼女はそこしか見てないんだ』という、自作自演不満劇場を繰り広げていたわけですけど、彼女からすれば『なんだそんなこと全然気にしないんだけど?』って感じでしたしね。
別れの危機って、関係性の変わり目でもあります。
この2人は無事、絆が深まり新たなステージに向かわれました。
本当に、自己否定や自己嫌悪している部分を受け入れてもらえるのって、私も経験ありますけどめっちゃ感動もんです。
あえて自己嫌悪を晒すことをしたこともあります。(カウンセラーさんにそう指示をいただいたので。笑)
めっちゃ怖かったですよ、、、嫌われたらどうしよう、引かれたらどうしよう、、、って思って本当にビクビクしましたから。
もちろん、相手を選ぶことも大事です。笑
そういう意味では、我々カウンセラーは、世間的に悪とされていること、一般常識に反すること、誰にも言えないことでも受け入れる立場なので、私自身もカウンセリングは定期的に受けていますけど、『どんな自分も受け入れてもらえる安心安全な場所』だなぁと思います。
本日紹介したお話のカップルは、お互いがお互いに『安心安全な場所』である存在により近付いたかなぁと思います。
だからパートナーシップって、いいんですよねー!
パートナーシップって、基本的に男女関係という意味でお話することが多いですけど、友達同士でも、先輩後輩でも、親子でも、パートナーシップになりますから。
コミュニケーションは、対人関係の基本。
ま、当然の話ではありますが、コミュニケーションなくどうやって関係性を築くんだ?って話ですしね、コミュニケーションの方法もそれぞれですが。
言葉だけ、とは限りませんし、こちらは言葉でも相手は態度(表情)ってこともありますしね。
ただ今回のお話でのコミュニケーションは、『会話』ということにさせていただきました。
もちろんコミュニケーション対象者は他人だけではなく『自分』も含まれます。
相手と上手くコミュニケーションをとるには、まず自分とのコミュニケーションをとれているか?は、すごく大事なことになります。
自分とのコミュニケーションとは、自分の本音、素直な気持ちをどれくらい自分が把握して、受け入れているか?等。
では、本日はこのへんで
心理カウンセラー奈美でした!
公式LINEでは先行予約受付や
最新情報を不定期でお届け