【ココロノマルシェ】子育てが難しい | 傷だらけの人生を愛ある人生にする。

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【3児の母×シンママ×心理カウンセラー】親子関係、夫婦関係、鬱、モラハラDV/傷だらけで孤独な人生から繋がりを取り戻しすための取説。



どーもこんばんは、心理カウンセラーの奈美ですサングラス

本日はココロノマルシェご相談への回答です!


現在11歳の息子がおります。
学校で先生から注意されてもものともしません。
・先生が話していても先生の話にかぶせて話し出す
・先生に注意されても話をやめない
・ほかの子が発言しているときも発言しだす。止めない。
・宿題をしない。宿題はしなかったら次の題が来て、そのままどんどん増えていったとしても自分は最終的に困らないと思っている。
・授業中集中せず内職が多い
・当然成績も悪い

私たち両親も最初は本人に促すように接してきましたが、
とうとう退学の話も持ち上がってきてしまったので、
強く、毎日伝えてありますが、改善しないようで。。。

そこで根本先生の、
”過干渉な母親に支配されて育つと、母親がいない場所であってもその声が響き渡り、自分の意志を否定することが癖になってしまいます。”
のコメントを見て、私は過干渉?かもしれないな。どうなんだろうと思って質問を寄せています。

当然息子が自分の意思を否定する癖をつけては困るのですが、
学校で先生のおっしゃることや私たち両親の言っていることを行動に移してほしい。。(理解はしていますが、行動に移せない)

アドバイスを頂けたら助かります。



らんさん初めまして!
奈美がお答えさせて頂きます(^^)


私にも10歳の子供がおりますが、これくらいの年齢の子育てって少し難しいことも増えてきますよね。
ほんと、悩むことも多いかと思います…しかし、お子さんのことでご相談されるくらい悩んでるらっしゃるらんさん、すごく愛情が深いからでもあります。そこだけは忘れないで下さいね!

そろそろ思春期に突入する時期ですし、10歳前後からは第二反抗期とも呼ばれます。当然個人差がありますが、お子さんの自我がより強くなる時期でもありますね。

なので親子の衝突が増えたり、悩みが増えるのは、お子さんの成長プロセスとして自然なことだとも思いますよ(^^)



お子さんは、息子さんお一人でしょうか?
ご兄弟はおられますか?

一人息子であったり、息子さんが第一子長男であると、尚更ご両親は子育てに熱が入りすぎてしまうこともありますよね。


過干渉かどうかですが、ここの境界線って難しいんですよね〜。
お子さんのことを思って伝え続けているでしょ?それって愛でもあるじゃないですか。そこだけを見ると過干渉とは言いづらいかなぁと思いますね。
でも、お子さんがそれを求めていないと、お子さんからすれば過干渉だったり…受け取り手次第なのでこれはわかりません。

時にはこちらから強く言わないといけないこともあるでしょう、過干渉かもと思って逆に何も言わないのが問題になることもあるので、ほんと難しいですよね。


お子さんの気持ちを尊重していて、押しつけではなく、愛を持って接しているのであれば、過干渉だと思わなくて良いと思いますよ。
過干渉って、自分本位で相手の気持ちを無視して踏み込みすぎることなので、お子さんが望んでいないことを良かれと思ってしているとしたら…グレーゾーンかもしれません(^^;


そもそも子育てって、試行錯誤が当たり前で、正解ってないですものね。

過干渉かな?と思うことをしてしまう時もあれば、そうでない時もあったり、逆に放置しちゃったかな?と思うこともあったり…そういうものじゃないでしょうか。


過干渉に気付いたとしても、緩めればいいんです。

大前提として、親は子供に罪悪感を抱くものなので、ぜひ理想主義や完璧主義には陥らないよう気をつけて頂きたいな〜とは思います!

なのでらんさん自身を責めるためのワードではなく、気付きを得るきっかけのための『過干渉』というワードだった、という風に受け止めて頂きたいです(^^)

さて、その上でなんですが


当然息子が自分の意思を否定する癖をつけては困るのですが、
学校で先生のおっしゃることや私たち両親の言っていることを行動に移してほしい。。(理解はしていますが、行動に移せない)


らんさんたちの言っていることを行動に移してほしい、と思うこと自体は悪いことではありません。
しかしそれをもし強要してしまうと、それは『過干渉』になりかねませんよね、なので伝え方が大事になってくるかと思います。


お子さんのこういった行動は、いつ頃からでしょうか、就学前からなのか、最近になってからなのか。
何かきっかけみたいなものはありましたか?
これまでのお子さんとの関係はどんなものだったのでしょうか?
他にも色々お聞きしたいことがあります!


ご相談文を見ただけの判断にはなりますが、お子さんは何か内に秘めている思いもあるのかもしれないなぁと感じました。
頭では理解できるくらい賢い年齢ですし、でも行動には移せないんですものね、お子さん自身も葛藤があるかもしれませんね。。。
大人でもあることだと思いますが、頭ではわかっていても、できない、やらないって、心には拒否する理由があるんです。

それが何なのかな?と思いました。


たくさん話を聞いて欲しいのかな…
わざと困らせて注目して欲しいのかな…
どこか寂しさを抱えているのかな…
何か我慢していることがあるのかな…


お子さんと対話はされていますか?
注意ではなく、普段の何気ない会話等はありますか?


「先生や他の生徒が話している時に話したくなるのはどんな理由があるの?」

「授業中他のことしたり、宿題しないけど、なにか理由ある?授業や勉強は楽しくない?あまり好きじゃない?どんな感じ?良かったら教えてくれない?」


こういったことを、お子さんを否定することなく聞いてみると、ぽつりぽつりとでも何か話してくれないかなぁ〜と思うんですが、いかがでしょう。


お子さんが話してくれなかったり、拒絶した場合は、無理に聞き出さなくて大丈夫ですよ。そのことも受け止めてあげて下さい、繊細な時期なので、交友関係のもつれ等も増える時期ですしね。
親に言えない何かもあるかもしれませんね。


「そんなことよりさ〜お母さんこの話聞いて〜」
等、他の話を振ってきた場合も、それをまずうんうんと聞いてあげて下さい。

詳しくお聞きしてないので可能性の話ですが、親子の関わりが少なかった等が原因の場合、スキンシップや会話が増えると改善されるケースもあります。


何か教えてくれたとしても、否定せず、そっかそう思ってるのね〜そういうことなのね〜と、まず受け止めてあげてみて欲しいのです。

受け止めた上で、お母さんはこう思っているよ、と素直に伝えてみて下さい。

「あなたも話したいことがあるんだと思うけど、先生やお友達が話している時はまず聞いてあげて欲しいの。それからあなたの話を聞いてもらうのは、難しい?お母さんはあなたの話もして欲しいけど、人のお話も聞いて欲しいと思うのよね」

「あなたは困らないと思っているかもしれないけど、お母さんたちはあなたが大変になるかもしれないな〜それは嫌だな〜って思うのね。勉強や宿題がつまらないなら楽しくなる工夫を一緒に考えてみない?

私でしたらこう伝えるかなぁという例文ではありますが、宿題に至っては、一緒にやるというのも、親子のコミュニケーションのひとつにもなりますし、お母さんに褒めてもらいながら楽しめたらやる気になるお子さんもいらっしゃいますよ。

既に色々試されているかもしれませんが、あれこれ試行錯誤してみて下さい。



そもそもなんですが、お子さんの問題行動(と大人が思っているだけですが)は、心の叫びが隠れていたりするんですよね。


お子さん自身も何故自分が学校でそうしているのかわからない部分もあるかもしれませんし、ただやりたいようにやっているだけかもしれませんが、お子さんの問題行動であったとしてもそれは、親子関係、夫婦関係にきっかけがあって、それをお子さんが教えてくれている、という風に見ることができることもあるんですよ。
なのでこのあたりは詳しくお話を聞いてみたいところではあります。



ここも結構私的に気になるポイントなのですが…退学の話が出ているとのことですが、私立小学校なのでしょうか?公立ですと義務教育中は退学は法律的に不可能だという認識なので…学校側が手に負えないほどのこと(警察介入等)があっても、退学処分ではなく、措置的に『出席停止』や『転校』という形になることはると思いますが。

『退学』と聞けば、ご両親が焦ってしまうのも無理はありませんよね。



ここから少し厳しいかもしれませんが、そもそもお子さんはこの件を問題視してないんですよね?
問題視しているのは、大人たち…ですよね、誤解を恐れずに言いますと、大人の都合なんですよね。

学校という性質上仕方ないですし、他の生徒さんが困っている面もあるかもしれませんが…子供の人間関係の基盤は家庭内ですので、やはり家族関係も気になりますね。

もちろん、お子さんの学校態度への指摘が悪いわけではありません。そこに大人たちの愛もあることは大前提ですけれども。


お子さんは、わかっているけど、できない。
ということは、やりたくないんですよね。やりたくないことをやるように言われ続けると、プレッシャーを与えてしまったり、やらねばならないことをできない自分を責めてしまったり…
私はこれが一番怖いんですが『お母さんはわかってくれない、味方じゃない』と思い込んでしまうこともあったりするんです…


脅してしまうようで申し訳ないのですが、そうなるのはらんさんも本望ではないでしょう??

なので、『大人たちの言うように行動できない』ことをまず受け止めてあげて頂きたいなと思い、お伝えさせて頂きました。

それが今のお子さんなんですものね。
そのままの、今のお子さんをまず受け止めてあげて下さい、これに一番適任なのは、こんな風に悩むくらい愛情深い、母親であるらんさんではないでしょうか??



子供なので事の重大さがわからないことだってあるかと思いますし、我が子が困るのは嫌だ…!と思うのは、らんさんの愛ゆえのことなので、あれこれ行動を促してあげたい気持ちは、私もよーーーくわかります!めちゃくちゃわかります。
首を縦に振りすぎてもげそうなくらいです!


ですが『問題視している人の問題』なんですよね。
『問題は自分が作る』とも言います。少し厳しいですよね。


なぜお子さんが問題視していないのに、らんさんは問題だと思うのでしょうか?
当然、学校から注意されているから!ではあると思うんですけど、息子が困るのは嫌だ!だと思うんですけど、ならばやはり困っているらんさんの問題として見た方が早いんですよね。

今困っていて行動ができるのは、らんさんですから。


もしかすると、こうあるべき、こうしないとダメ!等の観念が、らんさんにもあるんじゃないかなぁと感じました。
もしそういう観念をお持ちの場合、子供がその常識からズレていると、そこに反応しやすくなるんですよね。


我が子にこうあって欲しい!と思うのは親心として当然ではあります、本当に。それが悪いことではありません。


でも、期待してしまっているところもあると思うんですよね。
私たちの思うような在り方をして欲しい、それが出来てないお子さんは、期待通りではないので問題だと思ってしまうということなんです。
なのでらんさん自身の問題としても見ることができるんですよね。らんさん自身のお話も聴いてみたいなぁと思いました。



お子さんが問題視していない限り、問題意識を持ってもらうのは難しいです。問題意識を持ってもらおうとコントロールになってしまうと、親子関係の悪化に繋がりかねないので、私はその方法をお伝えすることはできません。


人って、自分が困らないと変われないものなんですよ。
大人でもそうじゃないでしょうか?
人に何を言われても、自分がその気にならないと行動に移せませんし、移せたとしても続かないですよね。


諦めろってことじゃないですよ。
お子さんにとっても、らんさんにとっても、意味があってこれが起こっていると思うのです。


その意味はなんだろう?と向き合いながら、もしお子さんが困ったら手を差し伸べて、困らないのなら見守ることも必要かもしれないなぁと感じました。


極端な話、お子さんが困れば勝手に動き出すとは思います(笑)
「お母さんどうしよ〜助けて!」
と言われたら手を差し出す、では落ち着かないとは思うんですけどね、そうなる前にどうにかしたいんだと思うので。


でも、今できることしかできないんですよね。


そしてお子さんはお子さんで、問題を乗り越える力は持っているんですよ。まだ幼いので上手くできるかどうかは別として。

もしかしたら、学校態度や成績以外のところに、お子さんなりの問題があって、もがいているところかもしれません。
詳しくお話を聞いたわけではないので、それが何か?はハッキリと言いづらいところではありますが。


なのでそこはぜひ母親であるらんさんに、お子さんと向き合って頂きたいところではあります。
根掘り葉掘り聞き出すというより、らんさんがどうしたいかも大事ですが、お子さんが本当はどうしたいのか?も大事ですよね、意思を否定する癖をつけて欲しくないんですから。
そのためにもお子さんとの対話はして下さいね。


明らかに生死に関わることだったり、犯罪だったり、危険行為であれば、大人が子供を守る必要がありますよね。

ですがご相談文を見る限りでは、そういうことではないですし、やはり私が注目したいのは、『そういった行動をしてお子さんは何を伝えたいんだろう?』というところなんです。



あとは、境界線を引くことも大事かなぁと思いました。


例えばこれが私立小学校だった場合、お子さんが望んで入学したのか、ご両親が望んだことなのかは別として、せっかく私立に入学したのに!と、こだわってしまうこともあるでしょうし、でもそれもお子さんが別にそれでもいいと思うなら、お子さんの人生ですから、後々お子さんが後悔したとしても、それはお子さんの問題ですよね。
もちろん手助けをするのは親になりますし、それを心配してしまうのは、親心なんですけどね。ほんとにそれは私もよくわかります。


公立だったとしても、宿題しないのは困る!と思っていても、実際お子さんが困っていないようなので、やはりお子さんのことを受け入れることはとても大切になります。


幼児期なら、親の都合であれこれと選びやすいですが、お子さんはもう11歳。思春期。

精神的にも親から自立して大人に向かう階段を登り始める時期なんですよね。
反抗期がまさにそうですが、親子であっても別々の人間、別々の人生、俺は自分の好きなようにやりたい!と、お子さんが思ったとしても自然なことなんです。


お子さんだってらんさんとは別の人間、お子さんに限ったことではないですが、思い通りにいかなくて当然なんです。


なので、境界線を引きましょう。


らんさんにはらんさんの、お子さんにはお子さんの、それぞれの人生があります。
『私は私、息子は息子』
ここに線引きをして頂きたいなぁと思いました。

もちろんまだまだご両親のもとで、守られながら育っていくことにはなりますし、何か問題が起これば親が責任を取ることになります。
でも、例え何があっても、お子さんのこと、見放さないですよね。
『何があっても私が味方でいる。』
そんな風に見守ること、できないでしょうか?
それができるくらい深い愛をらんさんは持っているんですよ。
もちろん様子を気にかけながらで良いですよ。


お子さんが何を選んで、どうなっても、今のお子さんなりにベストを尽くした結果だと尊重する、愛する。

これが信頼です。


しかし退学の話も気にかかるかと思いますし、お子さん自身はそのことについてどう思われているのでしょうか?

お子さんがそれは困るのであれば、自ら行動を改めるでしょうし、お子さんがそれでも構わないとすれば、それで良いんでしょう(笑)

でもらんさんが気になる…とするならば、やはりらんさんの問題として、お話をお聞かせ下さいね。


ご相談ありがとうございました、奈美でした!



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