皆さん、こんにちは
KG高等学院 通信制 自由が丘キャンパスの
いっちー先生です。
皆さんは、将棋の藤井聡太さんについてご存知でしょうか？
4年前に史上最年少の中学生棋士としてプロデビューし、
昨年夏に王位と棋聖という2つのタイトルを取り、
史上初の高校生二冠となったことで
連日ワイドショーにも取り上げられたほどの人です。
（彼の動向はデビュー後から追っているのですが、
彼の強さに私もすっかり虜になってしましました（笑））
さて、そんな藤井聡太さんですが、
先日通っていた高校を退学されたというニュースが飛び込んできました。
＜参考HP＞
藤井二冠が高校自主退学 「タイトル獲得で将棋に専念」｜時事ドットコム
記事によれば、昨年夏にタイトルを取ったことで、
今まで以上に忙しくなったことで、高校を辞められたそうです。
藤井さんは将棋の試合をする際、
お住まいの名古屋から大阪や東京へと移動しており、
さらには、試合数や仕事の依頼が増えたことで、
高校の授業に出る時間的な余裕がなくなり、
高校を辞めたのではないかと感じています。
この状況を、何も知らない人がぱっと見れば、
「高校も卒業しないで大丈夫なの？？」
と疑問に思われるでしょう。
芸能やスポーツの世界の活動に専念したいと考える高校生が
プロになったからと言って高校を辞めると言い出せば、
普通の大人はそれを止めるでしょう。
それは単純に「その世界で食い続けていけるのか？」という
疑問が生じるからです。
実力主義の世界はそんなに甘くないので、保険の意味も込めて
「最低限、高校は卒業しなさい」
と大人は言うのです。
でも、藤井さんの場合は違います。
３年目は対局料が2,000万円を超えていて、
タイトルを2つ獲った4年目の今年は4,000万円を超えた
というニュースもあります。
そんなふうに、既に超一流の実力と実績を積み重ね、
これからは時代を築くと言われている彼だからこそ、
私は高校を退学するという選択をされたとしても
問題ないと感じています。
以上のことを踏まえると、
自分のやりたいこと（芸能活動やスポーツなど）があって、
高校を退学したいと考えている高校生は、
藤井さんの「高校をやめて専念する」という部分を真似するのではなく、
一流以上の実力があるかどうかで判断してほしいと思っています。
高校をやめても、自分のやりたいことで
人並み以上に稼ぐ実力と実績があるのかどうか？
その実力と実績が申し分なければ、
私個人は、高校は義務教育でもないので退学するという
選択肢を選ばれても問題はないと思っています。
けれども、まだまだ実力不足ということであれば、
やはり高校ぐらいは卒業しておいてほしいものです。
結局、日本で何か仕事をしようとした時に、
基本的には学歴は見られますし、
中卒ではアルバイトぐらいしか出来なくなる可能性が高いですからね。
やりたいことをやって生きたい人には是非、
高校卒業という保険をかけつつ、
その道で実力と実績を積み上げていくような
高校生活を送ってほしいと思います。
全ての高校生が、自分のやりたいことで
生きていけるようにと願っております。
P.S.
ちなみに、藤井さんは国立の全日制高校に通っていましたが、
やはりやりたいことと学業を両立したければ
通信制高校はとても良い選択肢だと思います。
業界は違いますが、女子のフィギュアスケートの
トップ選手の紀平梨花さんは、通信制高校に通いながら
日本のトップ選手として活動を続けています。
やはり、やりたいことに打ち込みたい人にとっては、
通信制高校はとてもオススメできる選択肢だと思っています。
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