皆さん、こんにちは
KG高等学院 通信制 自由が丘キャンパスのいっちー先生です
一昨日、スマホでYahoo!を見ていたところ、
下記の記事がトップニュースとなっていました。
<参考HP>
・学歴は“超えられない壁”なのか? 「年金すら払えない…」中卒女性が明かす苦難 【ABEMA TIMES】
(※Yahoo!ニュースの元記事です)
記事によれば、
学歴不問の求人でも中卒がOKではなかったりすることや、
中卒と大卒で平均年収ではおよそ200万円以上の差があることなどが
紹介されておりました。
この記事を読んで、私は
「中卒と高卒の収入の差はいくらになるのだろうか?」
と気になり、ネットで調べてみました。
色々と調べていく中で、
独立行政法人 労働政策研究・研修機構が発行している
『ユースフル労働統計2020―労働統計加工指標集―』の中に、
中卒と高卒の生涯賃金を比較しているグラフがありましたので、
引用させていただきます。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構『ユースフル労働統計 2020 労働統計加工指標集』P319 より引用
独立行政法人 労働政策研究・研修機構『ユースフル労働統計 2020 労働統計加工指標集』P320 より引用
まず、1つ目のグラフを見ると、
60歳までフルタイムの正社員として働いた場合の
生涯賃金は下記のようになります。
<男性>
中卒:1億9,930万円
高卒:2億1,370万円
<女性>
中卒:1億4,540万円
高卒:1億5,200万円
男性だと約1,440万円、女性だと約660万円、
高卒の方が多く稼げることが分かります。
また、2つ目のグラフを見ると
(男性だけのデータしかありませんでしたが)、
退職金や60歳以降に働いた場合を含めた生涯賃金は
下記の通りとなります。
中卒:2億3,840万円
高卒:2億5,740万円
つまり、高卒の方が約1,900万円多く稼げるのです!
もちろん、これはあくまでも中学や高校を卒業してから
正社員として働き続けた場合です。
しかし、この統計には載っていませんが、
中卒で正社員になれることは難しく、
非正規社員になる確率の方が高いので、
実際は中卒の方はこの統計よりも数百万~1千万円ぐらい
賃金が下がるのではないかと考えています。
中卒ではなくて、高卒で就職した方が、
生涯的に1,000万円前後多く収入が得られるとしたら
どちらの方が良いのでしょうか?
もちろん、人の生き方は千差万別であり、
人生はお金が全てではないので、中卒で社会に出るのも一つの道です。
ですが、自分が何か特別に秀でた能力や強い意志がない限り、
生涯賃金の観点からも私は高校を出た方がいいと思いますね。
実際、1,000万円多く稼ぐというのは普通の人では大変ですしね。
そんなわけで、こうしたデータも見ながら、
高校進学に迷っている中学生の皆さんが
改めて進路について考え直してくれるのであれば、
私としてはありがたいです。
他にも、高校進学で何か迷っていることがあれば、
自由が丘キャンパスで個別にご相談に乗れますので、
是非一度お越しくださいね。
随時入学相談やキャンパス見学に
お越しいただくことができます。
気になっていることや不明なことがある方は
下記の連絡先まで気兼ねなくご連絡の上、お越しください
●TEL : 03-6421-1277
●FAX : 03-6421-1274
●MAIL : kashima-jiyugaoka@hotmail.co.jp
●資料請求・問い合わせフォーム : https://kashima-jiyugaoka.com/form.html
●入学相談会専用HP : https://peraichi.com/landing_pages/view/8inqo