裕ちゃんを探せ! 冬号が発刊されました。
http://www.yuchan-kobe.com/
今号はモノづくりに携わる、アーティスト、匠、職人気質の方が多く、
それぞれに記憶に留めておきたい言葉をいただきました。
成田さんからは「切り絵は強調と省略、メリハリと抽象化」。
ある部分を際立たせるために、あえて他の部分を捨てたり、
抽象化したりするのが肝だそうです。
とんぼ玉の籾山さんからは「愛着は買った人が付けるもの」。
購買者(ユーザー)との関係性に対する明確な線引きが
プロ意識の表れだと感じました。
そして福永さんからは「好きなことをするのと、楽なことをするのは大違い」。
好きなことには苦難が伴うことを見事に言ってくれました。
そこそこ努力して90点まで取れても、その先、91点、92点と
積み上げていくのは、90点までの努力以上のものを積み重ねないと
前に進まないことを誰でも知っているはず。
そこで逃げるか、真正面から粘り強く取り組むかで、
極め方は天と地ほど違ってきます。
皆さんの確固たる自信の裏には並大抵ではない時間と労力と
精神的強さがあると肌で感じました。
神戸という街は気候が良すぎて細かいことに執着しないのか、
昔から粘り強さに欠けるというか、飽きっぽいというか、
最後のこだわりや1点の積み上げが弱いように思います。
今回取材させていただいた方々のような遺伝子が、
まさに新しい神戸のためには必要だと思います。