敷金0・礼金0物件のメリット・デメリット | 貸倉庫東京Rのブログ

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敷金

こんな広告みたことあるのではないでしょうか。

倉庫や工場を借りる方でも
「敷礼ゼロゼロってあるの?」
って質問をたまにもらいます。

メリットはいうまでもなく
初期費用が抑えられ、安く借りることができるということ
それ以外にあるかと言われれば、、、、、ないですね。


そもそも敷金0・礼金0物件ってどれだけの数があるのかというと
東京都23区で 年間約9%(東日本不動産流通機構のデータを参照)
「敷礼ゼロゼロ!」なんていう看板を街の不動産屋で見かけたりしますが、実際にはこの通りかなりレアな物件です。このデータは住宅ですので、

倉庫や工場などの事業用物件は間違いなくゼロゼロ物件なんてゼロなんですw
礼金0物件はたまにありますけどね。


敷金礼金0物件の気を付けるポイント

前提として敷金とはなんぞやということを理解したら、ゼロゼロ物件のデメリットがわかると思います。
敷金とは大家さんに預けておくお金です。家賃の未払いや退去時の修繕・清掃費が発生した際に、その額を差し引かれて残りは返金されます。


①退去するときにお金がかかる。
退去時精算


退去時の費用が必要以上にかかってしまい、結局は普通の物件より高くなってしまうような物件です。契約書にハンコを押す前にちゃんと確認をしましょうね。
無駄にルームクリーニング代が高かったり、よくわからない項目の費用が発生したり、



②違約金に気をつけましょう。
解約違約金
携帯電話と同じです。2年以内にキャリアを移った時、取られるやつと。初期費用が安い物件は、違約金が設定されている場合ことがあり「○年未満の解約の場合、〇万円」のような形で契約書の特約のところに設定されます。

話をまとめると要するに
先に払うか、後に払うかってこと。

入口の初期費用が安くなる「敷金礼金0」物件ですが、数も少なく、退去時の費用が高くなりそうな怪しい物件もあり、初期費用が安くても、トータルでみると全然得でなかったという場合もあります。

ゼロぜロ物件は
本当にお得な物件との見極めが難しいです。

しかし
今後の人口減少や空家問題を考えると、「敷金礼金0」の物件は将来的に増えてくるものだと考えられます。
昔は賃貸マンションでも「敷金2ヶ月、礼金2ヶ月」という物件もありました。今は「敷金1ヶ月、礼金1ヶ月」が相場なのかなと思います。
近い将来「敷金0ヶ月、礼金0ヶ月」が当たり前という時代がくるのかもしれません。

事業用不動産に話を変えると今も変わらず礼金2カ月という物件もいまだに存在します。
空室の倉庫や工場は解体され、アパート・マンションになってしまうのが、時代の流れ。よい立地にある倉庫や工場は古くても借り手がいることがあるので、昔からの条件を変えていない物件も確かにあります。東京オリンピックが終わったら一体どうなるのでしょうか!