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ホテル選びの失敗が怒りで号泣するほどの事態であったにも関わらず、翌朝アッサリと仲直りをせざるを得なかったしたのには理由があった。
この日、コナーの家族がコペンハーゲンまでやって来る予定があったのだ。
さすがにそこに参加しないとか、仏頂面のまま過ごす勇気は妻には無かった。
お前の家族と会うためにこの旅行を計画したわけじゃねーよ
という気持ちも無いわけではなかったが、2週間の行程のうち2日間だということで、コナーへの日頃の感謝も込めて妻は頑張ることにした。
という気持ちも無いわけではなかったが、2週間の行程のうち2日間だということで、コナーへの日頃の感謝も込めて妻は頑張ることにした。メンバーはコナーの両親（父・母）、姉家族（姉・姉の夫・娘）。
姉の夫と娘ちゃんの存在に随分助けられた。
娘ちゃんは15歳。
親戚のオッサン（コナー）に会うための家族旅行など本当は来たくない年頃かもしれない。
退屈そうにしながらも、妻が下手くそな英語で話しかけると可愛い笑顔で応えてくれて、さっき両親に買ってもらったばっかりの洋服を広げて見せてくれたり、妻の化粧（オレンジのマスカラとリップ）を可愛いと褒めてくれた。
シュウウエムラという日本のブランドだと話すと、高くて買えないとのことなので、今度いくつか似合いそうなものをプレゼントしようと思う。
（もちろん高校生にとって安いものではないので、コナーの両親に相談の上だが。）
コナーの義理の兄さん（実姉の夫）。
年齢は不明だが15歳の娘がいるようには見えないほど若々しい。
英語が苦手な妻を気遣いハキハキとわかりやすい英語で話してくれた。
ある意味この人も妻同様アウェーな旅行であるからか、終始妻を気にかけてくれて非常にありがたかった。
ちなみにコナーファミリーと一緒の2日間、妻はビール2杯とスムージー1杯の会計をしただけで、残りの会計は（コナーの分も含めて）全てこのお兄さんが払ってくれた。
お兄さんには日本のビールでも贈りたいが、一体関税はいくらかかるのだろう…
コナーの両親は何を言っているか99％わからなかったが、コナーが翻訳したり妻の聞き取りやすい英語に言い直してくれたりして、どうにかコミュニケーションをとった。
お母さんが大変に天然な人で、皆それに慣れているのかそれほど盛り上がらないのだが、妻は衝撃の連続だったwww
（鏡に映っている妻を見て「あそこにカオルに良く似た人がいるわよ」など。）
ちなみにコナーのお姉さんはコナーと同じ顔だった
今回の家族交流の自己評価だが、2日目の途中に1人スピードラーニング状態の家族の会話に疲れてしまい、上司から緊急の電話がかかってきたフリをしてホテルに帰り2時間くらい睡眠をとったことを除いては最大限の努力をしたと思う。
（そのあと戻って夕食に参加した。）
だって2日目に「サプライズ
」って言ってお姉さんがもう1人登場したりするんだもの、そりゃ疲れるわよ。
」って言ってお姉さんがもう1人登場したりするんだもの、そりゃ疲れるわよ。実は最後にコナーファミリーが乗るバスを見送るためにトイレを我慢しすぎて少し漏らした
しかもコナー自身はトイレ離脱しており、妻1人でコナーファミリーを見送るという、良くわからない状態になった。
みんな最後まで笑顔が絶えなくて、良い2日間だったのではないだろうか。
欲を言えばコナーから労いの言葉が欲しかったが、コナーからしたら家族と会っただけでそこまで気疲れする日本人の気持ちはわからないものかと諦めることにした。
（実は別日にプレゼントを買ってもらったのでもう妻の中では消化している）
こうしてコペンハーゲン滞在中の最大のイベントは終了した。
続きます。
