昨日、新潟県立歴史博物館にて
「これからの新潟の酪農業」についての検討会があったので参加してきました(=゚ω゚)ノ
新潟県の酪農家はどんどん減っており、さらには高齢化も進んでいる・・・。
県内の酪農経営者の平均年齢は、なんと59歳で、しかも約6割は「後継者はいない」とのこと・・・
2割の方々が「後継者はわからない」と答えているようです(;´Д`)
すなわち、あと10年すると、新潟の酪農家は半分以下になるのではないかという懸念があり
これは新潟県に限ったことではなく、全国的にも同じ状況だそうです(@_@)
で・・・
この問題を解決するために、我が日本国が取る行動とは・・・。。。
「我々の思い描くとおりの事業内容であれば補助金をあげます!」
「279億円の予算を獲得しました!」
とのこと☆
農業界ではお決まりの間違った税金の使い方(;´Д`)
※あくまでも個人の感想です。
まあ、そんな補助金を頂戴して加勢牧場も商売させて頂いているんですけどね(;´∀`)
ただ、気になったことがあって、この検討会は 『新潟県酪農連合会』 が主催していたこと・・・。
まあ、有名な話なんで書いても問題ないかと思いますが「JA」と「農家」の話で例えます☆
JAと農家の関係って、ジャイアンとのび太君のような関係なんです(;´Д`)
JA 「オレが農産物を全部売ってやるから、他に横流しするな!」
農家「はい・・・わかりました!」
JA 「横流ししたら、うちとの取引は無しだ!」
農家「・・・・・はい・・・。」
JA 「肥料はオレから買え!買わないと取引は無しだ!」
農家「・・・・・・・・・・・・・・・・・わかりました。」
JA 「今、この農産物の相場は値段が安いから、1個100円な!」
農家「・・・・でも、1個作るのに120円かかったんで・・・」
JA 「あん?」
農家「・・・・・・はい・・・・・。」
極論を言えばこんな感じです(゚Д゚)ノ
※あくまでも、あくまでも個人的な妄想です。
JAさんが極悪非道な感じになりましたが、
これはJAさんが悪いわけではなく、農家さんがJAさんに100%依存しているからなんです☆
取引相手がJAさんしかいないので、JAさんに「いらない」と言われるとお金にならないのです(;´・ω・)
なので農家さんはJAさんに「文句たれるんだったら、テメーになんか売らねえよ!」と反論できなくなるのです☆
ただ、JAさんも「農家さんに卸してもらえないと売上は上がらない」ので、
なんとか農産物を全量JAに出してもらいたいって思うのは当然のこと。
あの手、この手でやってきますので
もしかしたら、僕の妄想のようなことが現実的にもあるかもしれないですね(;´∀`)
しかし今の時代、売上を上げている農家さんはJAさんに任せず「自分で売る」ことをします。
JAさんの思惑とは違いますが、こうして成果を上げている農家が年々増えています☆
国もその事実を知っていて、弱体化する農家に「自分で売る」ことをさせようとします。
しかし、国はJAさんにその指導をさせるんです(;´∀`)
JAさんも大変ですよね?
「頑張って指導したら指導しただけ自分たちの売上げが落ちる」
って、状況になりますからね(;´∀`)
「JA」と「農家」利害関係が一致してないので、変な指導になるんですね☆
で・・・
話はもどりますが
『新潟県酪農連合会』と新潟県内の『酪農家』も、「JA」と「農家」同じような感じなんですわ(;´∀`)
昨日頂いた資料には「6次産業化(酪農家が新潟県酪農連合会を通さずに自分たちで牛乳を加工して販売すること)の推進」
と、書かれていたので
「僕は6次産業化で成果を出しました!」
「僕がが県内の酪農家さんから牛乳を直接買って、商品を作って販売してみましょうか?」
と、本気半分・冗談半分で言ってみたら
偉い人が
「それは・・・きちんとした手続きをしてもらわないと困るよ」
と、圧力をかけてきて、あまりにも怖かったので
笑顔で
「その時は、新潟県酪農連合会さんから買わせて頂きます(^^)」
と、言って逃げました(*´з`)
「酪農家の6次産業化の推進」って言っている人が、
「酪農家に6次産業化をされると困る人」ってなると
きちんとした指導をしてくれないじゃん<(`^´)>
と、ツッコミたくなった昨日の検討会でした(=゚ω゚)ノ