宮沢賢治 原作 『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』 | kasatakakt66

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睡蓮(すいれん)

                                     

 

この銀河鉄道の夜は、宮沢賢治の代表作のひとつとされており、作者の死により未定稿のまま遺されています。多くの造語が使われていることなどから、研究家の間でも様々な解釈が行われています。
物語は、ジョバンニとカムパネルラが銀河鉄道に乗って宇宙を旅する形で進んでいきます。銀河鉄道の不思議な乗客たちは、天上に向かう死者たちであることが示唆され、死者たちの口からは「本当の幸い」について繰り返し語られます。
ジョバンニは銀河鉄道で旅をしていく中で生きる意味を見いだし、現実の世界でカムパネルラの死を受け入れて、前向きに生きていく決意をしたようです。

 

セロ弾きのゴーシュ あらすじ
活動写真館でセロを弾くゴーシュは、練習してもうまく弾けません。
夜中に扉をたたくと、三毛猫がやってきます。
ゴーシュは「インドの虎狩り」という曲を弾いて、猫を追い返します。
次の夜、カッコウがやってきて「ドレミファを教えてください」と頼みます。
また次の夜には病気の子ネズミをつれた母ネズミがやってきて、ゴーシュのセロを聴くと病気が治るので、弾いてほしいと頼みます。
ゴーシュはネズミのためにセロを弾きます。
毎日の練習によって、ゴーシュの演奏は格段に向上します。
楽団の演奏会当日、アンコールの演奏に指名されたゴーシュは、「印度の虎狩」を激しく演奏します。
しかし観客は皆真剣に聴き入り、団長も興奮しながら彼の演奏を褒め称えます。

 

おしまい