樋口一葉 『たけくらべ』 『わかれ道』 | kasatakakt66

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睡蓮(すいれん)

                                     

 

 吉原に住む14歳の勝気でおてんばな少女美登利(みどり)は遊女の姉を持ち、自身もゆくゆくは遊女となることが決まっている。弟分のような存在の正太郎という少年とよく遊んでいた美登利だが、心の中では寺の息子である信如(のぶゆき)のことが気になっていた。
ある朝、美登利の家の門に水仙の造花が差し込まれていた。これを見て彼女はなぜだか懐かしく、少し物寂しい気分になり、それを部屋に飾る。
後になって分かったことだが、それは信如が僧侶の学校に入るために吉原を旅立つ前日のことだった。

なぜ、水仙を選んだのでしょう!花言葉が「思い出」「記念」だからだろうか?

 

美智子皇后様も水仙を選ばれています。

美智子様の水仙と1・17希望の灯り
掲載日:2010/11/29
1・17希望の灯り
阪神淡路大震災から14年。
東遊園地内「慰霊と復興のモニュメント」で灯されている「1・17希望の灯り」の分灯とともに、天皇皇后両陛下がお見舞いに来てくださった際、長田区菅原市場の崩壊跡に、美智子皇后陛下が献花された、17本の皇居の水仙の花束を展示いたします。
(神戸布引ハーブ園から引用)

樋口一葉が5000円札の肖像になった理由は何でしょうか?
明治時代を代表する作家「樋口一葉」
女性である樋口一葉がお札の肖像画に選ばれたのは、女性の社会進出に配慮したという理由が挙げられます。

 

 

次は・・・

「わかれ道」は、明治29年に文芸誌「国民之友」に掲載された短編小説。
仕立ての仕事で生計を立てる下町の娘、お京と、姉のように慕う傘職人の吉三の悲恋を描いた物語です。

この作品は、「上」「中」「下」の三部構成になっています。
「上」では、お京と吉三の仲睦まじい関係を描き、「中」では、吉三の生い立ちを描き、
最後の「下」では、悲しい「わかれ道」を描いています。
これは涙なくしては読めない作品でした。

 

 

おしまい